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感情的に叱ると親は自分のストレスを発散できます。でも、親が発散したストレスは子供が背負い込むことになります。子供は、それを身近な物、ペット、弟や妹、弱い友達などにぶつけるかも知れません。または、自分で溜め込んで、鬱症状や心身の不調に出る可能性もあります。
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あるママさんが「もうトーマスは卒業!トーマスなんてテストに出ないよ」と叱っていました。確かにトーマスはテストに出ませんが、大好きなことに熱中しているときシナプスが増えて地頭がよくなるのです。地頭がよくなっていれば勉強もスイスイ入ります。地頭をよくするという発想がない親が多いです。
603
子供を理不尽に叱ってしまった時は、できるだけ早く謝りましょう。「ひどいこと言ってごめん。言い過ぎたね」。子供は「自分も悪いけどそんな言い方しなくてもいいのに」と思っています。つまり、親の言いたいことが頭では分かっているのですが、理不尽に叱られたことが納得できないのです。親が謝って
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子供相手にユーモアを発揮できるか否かは、子供をリスペクトしているか否かで決まります。リスペクトしていない場合、命令で済むからユーモアは必要ないわけです。子供にユーモアを発揮できる人は、子供をリスペクトしている人なのです。子供は本能的に相手を見抜き、そういう人が大好きになります。
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子供が家を出るとき愛情溢れる言葉をかけましょう。ハグもお薦め。すると、子供は親に愛されていることを実感し、自分で自分を大切にするようになります。危険なことを避けるので交通安全の面でもいいですし、悪い誘いにも乗らなくなります。がんばるエネルギーもわいてくるし、友達にも優しくなれます
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中学の数学の先生曰く。「小学生が通信教材や問題集をやるとき、答を見るなと教え込まれている。中学生になって自分で勉強するときは、できない問題は「答を見て、理解して、頭に入れる」パターンを身につけないと自分で勉強する力がつかない。一律に「答を見るな」と指導するのはやめて欲しい」
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子供がだらしないのもマイペースなのも片づけができないのも生まれつきであり、親のせいでも子供のせいでもありません。ですから、親は自分も子供も責めてはいけません。子供のうちなら直るというのは嘘であり、叱り続けても直りません。そこは目を瞑って、先に長所を伸ばした方がよい循環が始まります
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過保護とは、子供が自分でできる状態なのに、そして自分でやりたいと思っているのに、親がやってしまうこと。過干渉とは、子供の気持ちを無視して親がやらせたいことをやらせること。どちらも子供のためになりません。自分で気づかないままそうなっている人が多いので、振り返ってみて欲しいと思います
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親自身が子供の頃の話をわが子にしてあげましょう。よい思い出も悪い思い出も含めて。子供が特に喜ぶのは親の失敗談。これで親子の心が一人の人間同士として繋がります。同時に、子供は生きるヒントや考える材料を得ます。また、何らかの教訓を学ぶかも知れません。その全てが栄養になります。「パパも
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「子供のありのままを受け入れると、がんばらなくなるのでは?」と考える人もいます。でも、実際はその逆。自分のありのままを受け入れてもらえると、子供は自分自身を肯定できるようになり、がんばるエネルギーが湧いてきます。否定されて心がくじけると、がんばるエネルギーが湧いてきません。
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「姿勢が悪いよ」より「背筋を伸ばすとかっこいいよ」の方が伝わります。前者は抽象的&否定的、後者は具体的&肯定的だから。「こぼしちゃダメ」は抽象的&否定的。「お椀を持って食べよう」なら具体的。また、よい状態を見逃さずに「背筋が伸びてるね」「こぼさず食べたね」とほめるのは効果抜群。
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子供の言動に対して瞬間湯沸かし的に叱るのはやめたい。子供の言動には全てそれなりの理由があるから、その理由を理解するよう努めてほしいです。理解すれば許せます。さらに言えば、たとえ理由がわからなくても、「何らかの理由があって仕方がないことなのだ」と考えて許してあげてほしいと思います。
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親ももうちょっと子供に感謝した方がいいかもしれません。子供はあなたを親にしてくれましたし、今も毎日あなたにエネルギーと喜びを与えてくれます。もちろん、同時に苦しみもですが…。そんないろいろな経験を与えてくれて、あなたを成長させてくれています。子供は神様の使いかもしれません。
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子供が「あれが欲しい。これがしたい」と言ってくるのは、我が儘や反抗も含めて、とてもよいことです。それが強いのは生きる意欲・パワーが強いということです。親にとっては育てにくくて大変ですが、そういう子ほど後々活躍します。逆に、子供が自己主張できない親子関係は心配です。
・決めたルール
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子供が親と一緒にいてくれる時間は無限ではなく、それは意外と短い。今日という一日の中で、一緒にいられる時間を大切にしましょう。おしゃべり、スキンシップ、共に大笑い。「大好きよ」「一緒にいられてうれしい」と言葉でも伝えましょう。言わなくても伝わるなんて言ってないで、言葉で伝えましょう
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子供に「自分のことは自分で!人にやってもらってはダメ。人に迷惑をかけてはダメ」と言いすぎると、大人になってSOSを出せない人になります。実際、多くの大人たちが仕事や育児を一人で抱え込み苦しんでいます。そうならないためにも、子供がどうしてもできないことは親が手伝ったりやってあげたりし
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小学校の内容を先取りして取り組む園が多いのは、親のニーズがあり経営が安定するから。でも、実は子供中心・遊び中心・自由保育の園の方が子供は伸びます。否認知能力・読み書き能力・語彙力も伸び、大学受験でもよい結果が出ています。(内田伸子先生の研究)園は小学校の予備校ではないですね。
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叱らなくてもよくなる「しつけの7か条」決定版
1,親がよい見本になる
2,ほめる
3,価値づけ・啓発をする
4,穏やかに言って聞かせる
5,合理的な工夫をする
6,できないときはあきらめる。手伝う・やってあげるでOK
7,時期が来るのを待つ
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「子供の○○を直さなければ」「変えなければ」という思いの中には、子供への微妙な否定が含まれていて否定的な言葉に繋がります。「この子と楽しく過ごそう。人間同士として付き合おう。一緒に仲よく生きていこう」という思いを優先すれば、子供を肯定できるようになり、自然に肯定的な言葉が増えます
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子育てで一番大切なのは親子関係をよくすることです。親子関係がよければ、子どもの自己肯定感と他者信頼感が共に育ちます。では、どうしたら良好な親子関係を築くことができるのでしょうか。その多くは言葉に掛かっています。否定的な言葉をやめ、肯定的な言葉と共感的な言葉を増やしましょう。
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公立中学で中3の数学授業を参観しましたが悲惨のひと言でした。塾で学んで既に理解している子がいる一方、小学校の内容を理解していない子もいます。彼らは分からないまま座っているだけ。学力格差が大きい中での一斉授業は生徒も先生も不幸。IT活用の個別学習なら各自の学力に応じて学べるのに。
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夏休みの宿題を朝食後にする場合、朝食前にその準備をしておくといい(取り敢えず準備方式)。よりいいのは取り敢えず一問方式。書き取りは一字だけ書き、算数プリントは一問だけ(又は名前だけでも)やっておく。このとき全体の見通しがつくので、朝食後に取り掛かるときのハードルが下がります。
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「わがままを言わなくて偉い」とほめると、子供はわがままや本音が言えなくなります。「いつも100点ですごいね」だと、悪い点のテストを見せにくくなります。このように、子供を縛るようなほめ方は間違ったほめ方です。「ほめて子供をコントロールしよう」という気持ちが強いとそうなりがちです。
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「反抗的で生意気」な子は「自立心がある」と見てあげましょう。「適当でいい加減」は「大らか」。「飽きっぽい」は「好奇心が旺盛」。このようにプラス思考の加点主義で見ていると、ピグマリオン効果が働いて子供が伸びます。また、子供が親の愛情を実感できるようになるので親子関係もよくなります。
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子供を丸ごと肯定する言葉を贈りましょう。生まれてくれてありがとう。大好きだよ。あなたがいてくれるだけでうれしい。あなたがいてくれるだけで幸せ。あなたと話してると楽しくなる。あなたといると元気が出るよ。どんな時もあなたの味方だよ。みんなあなたが大好きだよ。あなたはみんなの宝物。