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思春期・反抗期の接し方7か条
1心にゆとり
2細かいことで叱らない
3明るい声かけ。相手に心地よい言葉
4心配なことは「心配だよ。気をつけて」と伝える
5人間として許されない事や反社会的な事は止める
6頼ってきたときは快く受け入れる
7共感を大切に居心地よい家に
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親は子供に「何度言ったらわかるの?」とよく言いますが、これは無意味だと思います。その前に、親自身が「なぜ、この子はこれができないのか?」「何かいい工夫はないか?」「自分の言い方が悪いのか?どう言えばいいのか?」と考えるべき。大人が冷静かつ真剣に考えて始めて改善策が見えてきます。
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子供が掃除をしてくれたとき、つい「掃除ができてえらい」など、「上から目線」のほめ方をしがちです。もちろんほめないよりいいのですが、いつもこればかりだと、子供は「ほめられるためにやる」という意識になる可能性も。そこでお薦めなのが、「横から目線」で感謝を伝えることです。「ありがと
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子供に勉強を教えるときは、「この前、教えたでしょ。何でできないの」などと叱らずに、優しく親切に教えてあげてください。その子はサボっているわけではありませんので。私も年金・保険・税金のことなどは、何度教えてもらってもなかなかマスターできません。苦手なものってそんなもんなんです。
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親と先生には、子供ができないことや苦手なことに目を瞑るようにして欲しいです。目を瞑らないと、ガミガミ叱り続けて結局子供を傷つけることになります。親と先生が目を瞑れば、子供は毎日安らかな気持ちで楽しく幸せに過ごすことができます。子供時代において、これ以上大切なことがあるでしょうか?
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親の言葉は子供にとって最大の環境。思ったことをそのまま言うのではなく、子供への影響を考え、自己翻訳してから言いましょう。否定的な言葉を肯定的な言葉に翻訳する習慣がつけば、親子関係がよくなり、勉強や生活など万事うまく回り出します。親自身、物事の良い側面が見え始めプラス思考になります
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「朝、親が起こしているといつまでも自分で起きられない。片づけてあげていると、いつまでもできない。自立の妨げだ」。これらは親も子供も苦しめる迷信。自己肯定感を大切にしていれば、いずれそれなりにできるようになるから大丈夫。できないことを叱り続けて自己否定感を植え付ける方が弊害が甚大。
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「楽しい。楽。簡単。面白い。軽い」の5つを優先すると幸せになれます。その反対に、「大変。苦しい。難しい。つまらない。重い」が多くなると不幸せになります。自分の生活、仕事、人間関係、そして、子育てがそうなっていないでしょうか?子供や家族がこの5つに直面していないでしょうか?
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あるママさんが「もうトーマスは卒業!トーマスなんてテストに出ないよ」と叱っていました。確かにトーマスはテストに出ませんが、大好きなことに熱中しているときシナプスが増えて地頭がよくなるのです。地頭がよくなっていれば勉強もスイスイ入ります。地頭をよくするという発想がない親が多いです
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勉強以前に重要なのは、
1,自己肯定感
2,他者信頼感
3,自己実現力
叱ってばかりだと3つとも損なわれます。子供が好きなことややりたいことばかりしていたら、この3つを伸ばす絶好の機会。それをほめてあげれば上記3つが同時に伸ばせます。そうすれば、勉強にもよい影響が出てきます。
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親や先生が気分に左右されやすく身勝手だと、子供はとても困ります。叱られないように大人の顔色を見て行動するようになり、「今は叱られるからやめておく」「今は叱られないから大丈夫」が判断基準になります。これが習い性になると、人として大切な本当の倫理観や規範意識が身につかなくなります。
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親子遊びで思い切りふざけると、その後は自然に静かな時間がやってきます。この時、脳内でとてもよいことが起きます。大騒ぎしてふざけることで脳の扁桃体が満足し、静かに過ごすときは前頭前野が扁桃体を抑制します。この切り替えの経験をたくさんすると扁桃体と前頭前野をうまく使う力がつき、扁桃体
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子供によい自己イメージを持たせてあげましょう。「自分はけっこういい感じ。お父さんもお母さんもほめてくれる。大切に思ってくれている。うれしいな。元気が出てくる。あれもやってみたい。これもやってみたい。絶対できる。毎日楽しいな」。自己肯定感と他者信頼感が育ち幸せ体質になります。
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子供の成長に環境が与える影響は大きいです。そして、子供にとって最大の環境は親の言葉です。ですから、親は常に自分の口癖を意識していてほしいと思います。人格否定と存在否定の言葉は、どんなときでも、いくら頭に来ても絶対にNG。一度放たれた矢は戻すことができませんので。
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桑田真澄が息子に「Matt、お前の道を行け」と語りかけるCMは最高でした。全ての親にこうであって欲しい。自分の生き方は自分で決める、自分らしく生きる、自分の人生を自分で決める、人はそのために生まれてきたのですから。親に決められる人生はごめんです。親が子供の人生を奪ってはいけません。
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子供が歯磨きを忘れたとき、Sさんは変顔で身もだえしながら「食べた後でやることって何だったかな。あ~、思い出せない。さっきまで覚えていたのに忘れちゃった」と言いました。すると、子供が「歯磨きだよ!パパ忘れちゃったの?」とうれしそうに言いながら洗面所に走っていき、歯を磨き始めました。
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先生だったとき、ある母親から「ノートの使い方が上手だと、家でほめてるんです。先生からもほめていただけるとうれしいです」と頼まれました。それで、私も「ノートの使い方が上手だね。うまく間を空けてあって見やすいよ」等とほめました。後で知ったのですが、この母親は塾の先生にも同じお願いをし
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子供に「頑張ってるね」「大変だね」「ありがとう」「助かるよ」「大好き」の5つの言葉を贈りましょう。これが人を幸せにする5つの言葉。もちろん、子供だけでなく連れ合い、祖父母、友達、同僚などにも。言葉一つで人に安らぎと幸せを贈ることができるわけで、考えてみれば素敵なことですね。
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笑えば笑うほど幸せホルモンが出て幸せになります。笑いヨガというものもあるほどです。だから、毎日子供を笑わせてあげましょう。毎日よく笑っている子は幸せホルモンが出やすくなって、幸せ体質になります。これは勉強やしつけより大事なことでは?毎日叱られている子は不幸せ体質になってしまいます
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「子供に○○させなければ。○○を直さなければ」が強いと苦しくなります。それより「今日も親子で楽しく生活しよう。一緒にいられる今を味わおう」くらいの気持ちでいた方が、余分な力が抜けていいです。しょうもない子供のあれこれを楽しめるようになるから。私たち大人も大抵しょうもないわけだし。
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子供の愚痴や悩みを聞いたとき、親も先生もすぐに励ましたりアドバイスしたりしがちです。でも、その前に話をたっぷり共感的に聞いて、溜まったものを吐き出させてあげましょう。心の中にモヤモヤが詰まったままでは、励ましもアドバイスも入っていけませんから。
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親が過干渉、しつけ優先、細かすぎ、強圧的、暴力的だと、子供は常に親の顔色をうかがって行動するようになります。それで手がかからなくなったのを見て、「成長した」と満足する人もいます。でも、学校とか友達同士でいるときなど、親のいない状況で反動が出ます。非常に自己中かつ衝動的になるなど。
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自分の不機嫌を子供にぶつける大人に、子供たちの本音を代弁してみよう。「自分の機嫌は自分で取れ」「自分はそんなに立派なの?」「自分は子供のとき何でもできたの?」「言ってることとやってることが違わない?」「あなたに言われたくないよ」「子供のせいにしないで」「だってあなたの子だもの」。
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子供が親と一緒にいてくれる時間は無限ではなく、それは意外と短い。今日という一日の中で、一緒にいられる時間を大切にしましょう。おしゃべり、スキンシップ、共に大笑い。「大好きよ」「一緒にいられてうれしい」と言葉でも伝えましょう。言わなくても伝わるなんて言ってないで、言葉で伝えましょう
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日本の政治は、保育士、看護師、教師、学童指導員、介護士など、人と直接関わる仕事に冷たい。父親業や母親業には特に冷たい。日本の政治は人を大事にしていません。だから、これらの仕事はどこもギリギリの人数でやっています。そのツケがコロナ禍で一気に表面化しました。もっと人に優しい政治を!