「アメリカでは抗がん剤が禁止された」という主張はデマです。こうした主張が事実であれば公的機関のリリースなどの根拠を提示できるはずです。ですが、反医療のサイト、個人のブログやSNS以上の根拠が提示されることはまずありません。 twitter.com/Tamachannihon/…
ワクチンを承認した時点では感染予防効果は明らかではありませんでした。その後、観察研究で感染予防効果が明らかになりつつあります。私はもう「十分に明らか」だと考えますが「まだ明らかとは言えない」という慎重意見があってもいい。しかし、「ワクチンに感染予防効果はない」は完全に誤りです。
いわゆる「ターボがん」の話ですが、もしまともな臨床医が、検診控え等では説明のつきがたい、急速に進行するがんの症例の明らかな増加を経験したら、症例報告やケースシリーズを書いて発表し、専門家の間で情報を共有します。YouTubeやSNSでしか言及されていないのは「お察し」案件です。
2022年にもなって前橋レポートを持ち出してインフルエンザワクチンの有効性を否定する論者は、ワクチンの知識のアップデートがまったくできていないので、一切参考にしなくてよいです。勉強不足の反ワクチンを騙す目的があるか、騙されている反ワクチン自身かのどちらか。
抗がん剤を否定する自称医師のツイートへの注意喚起[ natrom.hatenablog.com/entry/2022/07/… ]。いつものやつではあるし、注意喚起しても根本的な解決にはほど遠いんですが、定期的に注意喚起が必要だと考えます。正しい情報にたどり着ける人が一人でも増えればそれでいいんです。
一部の医療ジャーナリストや反ワクチンアカウントが「英国政府は、ワクチンは妊娠中または授乳中の女性には安全ではないと述べている」といったことを主張していますが、誤りです。
「誰もが簡単に納得できる」ような情報はありません。そのような情報で簡単に納得してしまう人は、別の間違った「誰もが簡単に納得できる」情報に容易に騙されるでしょう。本当に納得したいのなら地道に勉強するしかないんです。 twitter.com/ku51182361/sta…
PRESIDENT Onlineに書きました[ president.jp/articles/-/453… ]。据え置きタイプの空間除菌製剤を幼児が誤食し気管挿管・小児集中治療室管理された事例や、38歳男性が空間除菌製剤使用後に中毒性メトヘモグロビン血症を起こした事例の報告も。
化学調味料、化学甘味料、残留農薬、ワクチン接種、電磁波は、がんの主因ではありません。日本人のがんの主な原因は、喫煙、飲酒、感染(ピロリ菌、HPV、肝炎ウイルス、HTLV-1等)、塩分摂取、運動不足、野菜・果物摂取不足などです。 twitter.com/sinjitunohanas…
前後即因果の誤謬のほか、利益相反も理由となる。「デトックスとかプラセンタ等」のスライドを出した医師のクリニックはプラセンタ注射やらニンニク注射やら高濃度ビタミンC点滴やらをやっていた。自費。数千~数万円。この先生は「薬に頼りすぎない優しい治療」をうたっているんだよね…。以上。
日本でがん死亡者数が増加している主因は高齢化です。高齢化の影響を取り除いた年齢調整がん死亡率は、男性は1995年ごろをピークに、女性はほぼ一貫して減少しています。男性の1995年ごろのピークはおそらく喫煙の影響です。 twitter.com/CS60osaka1/sta…
残念ながら、ニセ情報を流布したりニセ医学を実践している医師を、医師免許はく奪や停止によって処罰する制度はない。医師免許は相当強い。個人的に「医師の裁量権広すぎズルイ問題」と呼んでいる。
鼻腔の入り口に沿って真上に入れがちだけど、耳の穴辺りを狙って水平に入れるのが正しい。日本臨床衛生検査技師会のサイトより[ jamt.or.jp/news/asset/pdf… ]。
将来は乳がんが手術をせずに薬と放射線治療だけで治る時代が来るかもしれない。「海外がん医療情報」の記事を紹介する。[化学療法で完全奏効の乳がん患者では手術不要の可能性 cancerit.jp/73445.html ]。こうした情報が日本語で読める時代になった。
甲状腺がん検診が甲状腺がん死を減らすというエビデンスはありません。というか、甲状腺がん検診をしても甲状腺がん死は減らないというエビデンスがあるという状態です。「減るかどうかわからない」ではなく「減らない」です。 twitter.com/hamemen/status…
「ワクチンは要らない」などと現代医療を否定する人たちが「夕張ではほとんどの病気で死亡率が下がった」というツイートをRTしているけど、夕張市では肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンを強く推奨する医師が来てから肺炎におよる死亡が減ったんだよ…。
「新型コロナはただの風邪」という意見と「東京はニューヨークのような地獄になる」という意見を対消滅させて発生したエネルギーで宇宙戦艦を改造した潜水艦を稼働させ、世界征服をたくらむ秘密組織と戦いたい。
「海外では(HPVワクチンの)接種率が高い国の方が(子宮頸がん発生率が)増加傾向にある」という主張は誤りです。ソースを要求されて出てくるのが公的なサイトではなく、海外の一医師のブログである時点でお察しです。 twitter.com/gomaki19531/st…
たくさんの国や地域があるので、たまたま同じような傾向の集団は探せば見つかります。自説に都合の良い集団だけを取り出して比較してみせるようなやり方はよくありません。これはワクチンの効果を否定するにも、肯定するにもです。
「プラセンタ投与後に体調がよくなったらプラセンタ投与のおかげ」と思い込んでいる医師は、ワクチン接種の後に重篤な有害事象があったときにワクチンのせいだと思い込むであろう。「全国有志医師の会」の全員ではないだろうが、そういう医師の割合が高くなると思われる。
余計なことなんですが、書いてもいないことを読み取る人たちが多いんで、念のため。質の高いエビデンスが得られるまでアビガンを投与するべきじゃないと言っているわけじゃないです。情報が不明確なときは不明確なりに、やりようはいくらでもあります。
小森谷さやか氏は副反応と有害事象の区別がついていません。「1万人あたり約6人」というのは「ワクチンが原因となったものかどうかわからないものをふくめて」の数字、つまり、重篤な「副反応」ではなく重篤な「有害事象」の数字です。twitter.com/sayakaatyan/st…
前後関係は必ずしも因果関係を示しているとは限らない。ワクチン接種の後に重篤な有害事象があったとき、ワクチン接種は原因かもしれないし原因でないかもしれない。患者さんが前後即因果の誤謬に陥るのはかまわない。けれども専門家たる医師の中にも前後関係と因果関係を混同する人がいる。
一方で、アビガンは無効で副作用しかない、なんてことが将来判明したとしても、アビガンを投与した医師を後知恵で批判してはならない。医療には不確実性がある。
花木秀明氏が、イベルメクチンの個人輸入サイトへ誘導するアカウントをRT。これはいくらなんでもダメだろう。むしろそういうアカウントに注意を促すべき立場であろうに。