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娘が保育士から日常的に「ドンくさいマン」と言われていると聞いて驚いている。メディアで保育園の不祥事が取り上げられていることもあるし、そういうことにセンシティブになっていると思っていただけに余計に。それでも、娘は保育士さんのことが大好きみたいなので、特段問題にするつもりはないが
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【おはようを言わない子】
僕のクラスには、毎朝一番早く登校してくる女の子がいる。彼女は、こちらが「おはよう」と言っても返事をしない。多くの先生だったら、これは指導対象になるだろう。つまり「あいさつには返事をしましょう」である。でも、僕は彼女を指導しなかった。… twitter.com/i/web/status/1…
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民間の人は驚くかもしれないが、学校には年度末に教職員に対して「次年度の希望学年」を調査して、それを「人事に反映させる」という文化がある。そして「人気のない学年」が出てきたときに「異動してきた教員」をそこに当てはめるということもよくなされる。異動予定のワイはガクガク震えている。
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僕は学級の子どもたちを「ガラス細工」を扱うように接する。壊れたガラスは元には戻らない。
「これくらい言ってやっても大丈夫だろう」と怒鳴りつけて、子どもの心を壊してしまう教員はあまりに多い。
壊した責任なんか取れやしないのに。
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修学旅行の班決めの方法を話し合うときに「自由がいい」と言う子は間違いなくクラスの中で「発言力がある子」だ。その子は「自由からの恩恵が受けられる層」である。自由とは一部の階級の特権になりがち。その階級以外に不自由を強いることで、一部の層の自由な振る舞いが担保されていることが多い。
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「はい、○○小学校のめがねです。」
「教育委員会の○○です。2コール以内に出てましたし、しっかり名乗っていますね。合格です。」ガチャ
#本当にあった怖い話
#夏なのでね
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忘れ物を執拗に叱る教員だって、あれを「子どもの自己責任」だと思っているからだよね。でも果たして「子どもの忘れ物」は「自己責任」なのでしょうか。「保護者」とか「家庭」とか「環境」とか、子どもでは「どうしようもない要因」に忘れ物が誘発されていると少しでも考えられたら、あれだけ叱れない
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僕のクラスがうまくいってる理由なんて単純明快で「僕がいつもご機嫌でいるから」に他ならない
じゃあ僕のクラスがうまく行かなくなるのはどんなときかと言えば「僕が忙しくてイライラしているとき」なんだよね
だから、僕が一番意識しているのは「子どもの状態」ではなくて「自分のメンタルヘルス」
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新任の頃は、新人指導担当の厳しい指導が辛すぎて毎日「仕事の辞め方」を調べていた僕。「なんでこうなるまで言わなかったの?!」とすごい剣幕で言われても「どの程度で相談したらいいか」なんてわからないんです。毎日23時過ぎまで残業しても終わる気がしない仕事量の中で、心を麻痺させるしかなかった
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「注意ができない保護者」は増えたと感じる。同時に「他人の子供には不干渉」というマナーも社会に浸透した。結果的に、その差額をすべて学校が払う構造になっている。それを「教育ニーズの増大」と言い換えてもいい。学校の問題を学校だけで語っても答えなんてでないのだ。
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小学校教員11年目の冬のボーナス(手取り)
みんな教師を目指そう!
#教師のバトン
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昨日、僕が書いた本が発売されました!
「居心地の悪くないクラスづくり」という本です。
子どもたちの登校ハードルを少しでも下げたいとね考えたら僕の実践です!
「まえがき」載せます!
もし良ければ読んでください!
note.com/megane654321/n…
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めがね旦那の妻が作った「新年度やることリスト」を大公開!
僕とは性格が真逆のキッチリした性格の妻が「新年度が不安な小学校教員」に送ります!
#新年度に向けて
#Twitter新任研
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九九を覚えていない子に【かけ算の筆算】をどう教えるのか。正解は「九九表を渡す」
算数は積み重ねの勉強なので、過去の「積み残し」があれば、その上に学習を積めなくなってしまう。積み残しには「個別支援」で下駄を履かせてあげないと、その子の学習権を奪うことになる
自己責任論は教育の放棄だ
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卒業式は小学校で行われる行事の中でも特に「式典」という要素が強い行事である。「冠婚葬祭での振る舞い方」を学ぶ機会は人生では少ないので、しっかりと学ばせたい。
しかし、このことを分かっていない先生の指導では子どものたちの「緩みや弛み」が目立つ。式典は「普段の生活の延長線上」では無い
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僕は子どもたちの「つまらない授業は受けない」という考え方には反対です。これは「欲しくないから買わない」という「経済合理性」の考え方だからです
「学び」という言葉の意味は「学ぶまでその価値がわからない」ものです。その価値がわからないものを「買う」なんて、我々はしません。
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「マスクは絶対に付けない」という強い思いがある家庭のお子さんが、別の学年の子どもに「ソーシャルディスタンス!」と、からかわれたことが辛くて学校に来れなくなってしまった
「マスクを付けない自由」と「感染拡大防止」
「親の考え」と「子どもの世界」
どこでバランスを取ればいいのか悩む
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学力低下が学校教育の質の低下だと思ってるなら、そんな「簡単な話」ではない。その視点に縛られたら「学力が高い学校の教師の質は総じて高い」となる。でも、そんなことは絶対にないはずだ。
子どもの学力に強い影響を与えているのは「家庭」である。大阪市の教育行政の方々は教育社会学を学ぼう。
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「子どものたちの50m走のタイムを春と秋に測って、その伸びた差の部分を体育指導の成果として研究紀要にまとめよう」という先生が前にいたんだけど、彼には「発達」という概念が無かったのかなと思う。おそらく学校で見られる成果の内「指導による成果」よりも「発達による成果」の方が多いはず。
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「私はちゃんとしていたのに、あの子は不登校になった」という先生
不登校要因は
①学力不振
②生活指導
③いじめ放置
が考えられるが、③以外は、先生が「ちゃんと指導」したら起こりうる。学校の「当たり前」を「ちゃんと」すること、子どもは「ちゃんと」追い詰められるのだ。もう少し詳しく書こう
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小学校教員として、「辛いことや苦しいことを乗り越えないと人は強くなれない」という考え方はしたくない。そうやって学校は、何人もの子どもの心を追い詰めてきたじゃないか。家庭が不安定なこんな時代だからこそ、教室が子どもたちの【安全基地】にならないといけない。僕の発信はすべてそこに繋がる
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「誰も置いていかない教育」はけっこう危険だと思ってる。これには「わからない子どもが置いて行かれて可哀想」との教育者の思いがあるのだが、実は「放っておいた方がいい」こともよくある。むしろ「誰も置いていかない」という正義の指導によって「追い詰められる」ことの方が厄介なのである。