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【おはようを言わない子】
僕のクラスには、毎朝一番早く登校してくる女の子がいる。彼女は、こちらが「おはよう」と言っても返事をしない。多くの先生だったら、これは指導対象になるだろう。つまり「あいさつには返事をしましょう」である。でも、僕は彼女を指導しなかった。… twitter.com/i/web/status/1…
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「自分に割り振られた仕事をしっかりとした上で、毎日定時退勤をしています」と発言すると「組織にはグレーゾーンの仕事があって、お前が帰ったあとに、それをしている人がいるんだよ」というクソリプが飛んでくるのですが、そういう「がんばり屋」のせいで業務が一向に減らないのではないでしょうか
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このように管理職や先輩教員にも反論してしまうので、僕をよく思っていない人がいるのは仕方がないけど、コソコソと文句を言われるのは腹が立つし、それこそ「いじめの風土」を育てているようで、その点も腹が立つ。文句があるなら直接言いにこいよ。まったく。結局、ツイートしちゃった。てへ。
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過去にも僕が「毎日定時退勤」をしていることについて管理職から「指導」を受けたことがある。そのときの言い分も、「あなたが早く帰ることを、よく思っていない人がいる」という言い分だった。そのときは、「残業をしろとおっしゃるのならば、それはパワハラですよ」と反論した。
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「僕の働き方」に不満がある人がいて、その人が管理職に「あの人を注意しておいて」と進言した可能性もあるだろう。しかし、これだけは強調しておきたいが、「僕の仕事を誰か代わりの人にさせている」ということは断じてない。僕は僕の分の仕事はしっかりとやっている。
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昼休みの時間に職員室で読書をしていると、管理職から「周りの人がどういう気持ちになるか考えなさい」と言われた。どうやら僕が「業務時間内に読書」をしていることが気に食わないらしい。「子どもたちに読書をしろと言っているのですから、先生も読書をしてもいいのではないでしょうか」と反論した
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娘が保育士から日常的に「ドンくさいマン」と言われていると聞いて驚いている。メディアで保育園の不祥事が取り上げられていることもあるし、そういうことにセンシティブになっていると思っていただけに余計に。それでも、娘は保育士さんのことが大好きみたいなので、特段問題にするつもりはないが
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小学校教員11年目の冬のボーナス(手取り)
みんな教師を目指そう!
#教師のバトン
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僕は子どもたちの「つまらない授業は受けない」という考え方には反対です。これは「欲しくないから買わない」という「経済合理性」の考え方だからです
「学び」という言葉の意味は「学ぶまでその価値がわからない」ものです。その価値がわからないものを「買う」なんて、我々はしません。
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体育が苦手な子がいた。自分が体育をしているのを見られるのが辛いらしい。そこで「身体を動かすだけが体育ではないよ。見学だって体育だよ」と伝えたら、その子はしばらく悩んでから「体育ノート」を作った
体操服に着替えて見学しているその子のノートはイラストや文字がびっしりと書かれている
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大容量ランドセルなんてものがあるせいで、教科書やノートや資料集やパソコンを毎日持って帰らせようとなってしまう。ランドセルは廃止して手提げ鞄などにしたら、物理的に「毎日持って帰るもの」は減るだろう。筋力トレーニングじゃあるまいし、あんなに重たいものを子どもに背負わせるなんておかしい
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学校という場は社会の中でも特に非寛容な場所なんです。同じ地域に同年度に生まれたという理由で一つの教室に押し込められて、同じ学習内容を同じ進度で学ばせられる。そのためには多くの規律を身につける必要があり、そこに適応できない子どもの居場所は用意されていない。社会の方がもっと寛容です。
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小学校教員はかなり均質的な集団になっている。「大卒」と「非大卒」という学歴は国民を二分する。さらに教員の多くは「学校文化に順応していた過去」を持つだろう。つまり「非大卒家庭」で「学校文化に順応できない子ども」への対応はかなり意識的にする必要があるが、それは忘れられがちだ。
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学校の先生は「練習してから本番」という感覚が強すぎて、子どもたちは「練習疲れ」からの「練習嫌い」になっていると感じる。子どもたちは「本番が大好き」である。僕はむしろ「本番を繰り返す中で練習していく」という授業を意識している。「一番価値ある本番」が「一度きり」なんてもったいない!
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児童の登校早すぎ問題
保護者の仕事の都合もあるのだろうが、本校でも「7時40分」には校門の前で待っている児童がいる(開門8時5分)。鍵をもたせられないけど、仕事には行かないといけない、ということで家を「追い出された子」が校門に集まる。ここで事故でも起きれば、その対応は学校がする
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僕のクラスがうまくいってる理由なんて単純明快で「僕がいつもご機嫌でいるから」に他ならない
じゃあ僕のクラスがうまく行かなくなるのはどんなときかと言えば「僕が忙しくてイライラしているとき」なんだよね
だから、僕が一番意識しているのは「子どもの状態」ではなくて「自分のメンタルヘルス」
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「誰も置いていかない教育」はけっこう危険だと思ってる。これには「わからない子どもが置いて行かれて可哀想」との教育者の思いがあるのだが、実は「放っておいた方がいい」こともよくある。むしろ「誰も置いていかない」という正義の指導によって「追い詰められる」ことの方が厄介なのである。
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「私はちゃんとしていたのに、あの子は不登校になった」という先生
不登校要因は
①学力不振
②生活指導
③いじめ放置
が考えられるが、③以外は、先生が「ちゃんと指導」したら起こりうる。学校の「当たり前」を「ちゃんと」すること、子どもは「ちゃんと」追い詰められるのだ。もう少し詳しく書こう
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「先生だけ毎日、給食大盛りはおかしいと思います。先生だけ特別多くの給食費を払っているわけではないはずです。子どもたちと同じ適正量にしてください。」という保護者は、心が狭いのか正論なのか。この保護者が言うとおり、教員の給食費は子どもと同額なのだ。どう思いますか?
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「注意ができない保護者」は増えたと感じる。同時に「他人の子供には不干渉」というマナーも社会に浸透した。結果的に、その差額をすべて学校が払う構造になっている。それを「教育ニーズの増大」と言い換えてもいい。学校の問題を学校だけで語っても答えなんてでないのだ。
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先日ドッジボールをしたときに「得意グループ」と「苦手グループ」に分けて行った。分けた基準は子どもたちの自己申告である。すると、双方のグループで満足度が高かったように見えた。男女で分けることは多いかもしれないが、ドッジボールの技能に性差はないはずだ。
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小学校教員のみなさま
【5分以上の生活指導はロジカル・ハラスメント】ですよ
「伝えたいことは30秒あれば伝えられる」とは過去の偉大なる教育実践家である斎藤喜博の言葉です。