昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(リツイート順)

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この美しき版画は米国人リリアン・メイ・ミラー(1943没)の手によるものです。外交官の娘に生まれた彼女は狩野友信や島田墨仙に師事。墨仙は彼女に「玉花」という号を与え、大変その腕を買っていました。驚くことに、彼女は本来職人がするべき木版画の彫りや摺りまで自分でこなしていたとか。
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騙し絵ですね。画像はペレ・デル・カソの「Two Laughing Girls」(1880)です。少女の肘が額縁から出ているように見せる事で立体感を出しています。そしてこの絵、もう一つ見る人を試す部分があります。指さす少女を見て「笑われている」と思った人はいませんか?そう思ったら心が疲れている証拠です。
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電通がアマビエを商標登録? 詳細が不明なのでうかつなことを言えないですが、もし事実なら炎上案件100%でしょうね。 空気を読むのがお仕事の広告会社がやる事とは思えません。間違い情報、もしくは深い事情があることを望みます。 twitter.com/trademark_bot/…
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童話では悪い子によくバチがあたります。その中でも、なかなか過激なバチの当たり方をする作品が「もじゃもじゃペーター」です。これは独のハインリッヒ・ホフマンが19世紀末に発表したもの。火遊びした子が焼死。好き嫌いをした子がやせ細って餓死。など本の中で子どもたちは散々な目に遭っています。
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この痩身の麗人はアンネマリー・シュワルツェンバッハ(スイス・1942没)です。写真家でジャーナリスト。性別は女性ですが両性愛者で、男性も女性も彼女の美しさに魅了されました。反ファシストであった彼女はナチスの台頭を嫌いベルリンを離れ海外を流転。事故により僅か34才で亡くなりました。
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「ブルターニュの雌ライオン」14世紀の女海賊ジャンヌ・ド・クリソンの渾名です。彼女の夫はブルターニュ公国貴族。5人の子供を設けるほど彼女と夫はラブラブでした。しかし夫は英仏の紛争の中で仏王にだまし打ち(右)に遭います。夫の無残な死を知った彼女は激怒し、仏勢力に復讐を誓いました(続)
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緊急事態宣言以来、東京の夜が暗くなりました。閉まったシャッターの中を一人歩く時、迷子になったような不安を時々感じます。ポール・デルヴォー(ベルギー・1994没)はそんな不安を掻き立てるような絵を描く人。ふっと何処か知らない場所に迷い込んでしまったような、不思議な気持ちにさせられます。
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ミュージカル「アニーよ銃をとれ」。そのモデルが左のアニー・オークレイ(米・1926没)です。彼女の射撃は正確無比。縦のトランプを銃で千切りにし、独のヴィルヘルム2世が持つ煙草の灰の部分だけを吹き飛ばしたこともあったとか。教官としても優秀で、1万人以上の女性が彼女に射撃術を習ったそうです
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鮮明かつ美麗なイラストのこれは「奇跡の本」と言われています。何が奇跡なのかというと、この本が1550年頃のものであるから。アウグスブルクで作成されたこの本はつい最近発見され、その保存状態の良さから人々を驚かせました。169ページに渡り、水彩画と文で自然・宗教にまつわる事柄を語っています
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コミック「寄生獣」の表紙を思わせるこの画像は、仏のRoland Topor氏(1997没)の作品です。彼は画家で小説家で脚本家。残酷だがユーモアもあるその絵は一度見たら忘れられません。日本では馴染みがない人ですが、映画「ファンタスティックプラネット」の脚本家と言えば解る人もいるでしょう。
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1935年、太平洋戦争前の尋常小学校一年生向け算術教科書です。算術と言いますがこの教科書に出てくる数字や文字はほんの少し。大部分は子供が好きそうな可愛いニャンコやワンコ、おもちゃのイラスト等で占められています。戦前とはいえ、子供の視点に立った優しい配慮を感じますね。
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本日は満月、ピンクムーンです。無論月がおピンクである訳はなく、芝桜の色にちなんでピンクムーンなんだとか。で、ピンクの月の絵があるかと思って探したらありました。月岡芳年の「玉兎 孫悟空」。女性に变化した「月の兎」玉兎に悟空が勝利した瞬間です。玉兎は負けて元の兎の姿に戻っていますね。
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最近不倫だらけですが、この「トリスタンとイゾルデ」も悲しい不倫のお話です。 マルケ王の妻イゾルデは船に同乗しているマルケ王の甥トリスタンに恨みを持っていました。かつて彼に婚約者を殺されたのです。そこでイゾルデは彼を殺し自分も死のうと毒薬を用意。しかしその薬はなんと媚薬でした→続
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世界で一番美しい男、と私が思っているのがデビット・ボウイです。彼が天に召されてから早4年が経ちましたが、その認識は今でも変わりません。そんなボウイの1964年からの髪型の変遷を、GIFアニメでまとめてくれているのがHelen Greenさん。ボウイへの愛を感じます。dollychops.tumblr.com
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上半身の下にはやっぱり上半身!ちょっとグロいこの女性はトランプ人間だそうです。画像はドイツやチェコで活躍したシャイナー(1938没)のイラスト。雑誌や絵本、絵葉書などで多くの仕事をこなしました。ミュシャの影響があったのではと言われる彼のタッチは精巧な描写と多彩な色遣いで飾られています
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愛の人キリスト様は生涯に一度だけ狂戦士モードに入った事があります。これは悪徳な両替商や商人を神殿から追い出す時の事。「聖激怒」した彼は鞭を手に暴れ回り老女に対してもNo Mercyでした。普段優しい人は怒らせると怖いですね。画像はBernardino Meiの「神殿を清めるキリスト」(1655)です。
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フェルトは手芸の人気者。そのフェルトに対する愛を究極まで突き詰め、フェルトだけのコンビニを作っちゃったのが英のルーシーさんです。彼女の店の商品はビスケットだろうがお酒だろうが皆フェルト製。キットカットやレジもフェルトです。通販でちゃんと買う事もできますよ。sewyoursoul.co.uk/exhibitions/
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壮麗な宮殿の中で貴族らしき二人が手を添えているこれは何でしょう?画像はジャン=レオン・ジェロームの「Before The Audience」(1881)です。サザビーズの解説によると、これはオスマン様式のストーブだとか。中で炭か薪が焚かれているのでしょう。一番いい場所に猫が陣取っているのが可愛いです
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非常に現代的タッチです。薄い本を作っている絵師さんのお色気イラストっぽいですが、これは1905年のギュスターヴ=アドルフ・モッサ(仏)の作品です。 画題は「彼女」。男を滅ぼす魔性の女を描いており、尻には男達の遺骸が。頭にはカラスとドクロ。そして股間には黒猫が顔を覗かせていますね😱
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ロシアの大国化を推進、専制政治を確立したピョートル1世(1725没)は身長2Mを超える大男でした。筋力が強く銀の皿を春巻きの様に丸める事が出来たとか。そんな彼の趣味の一つが抜歯。虫歯の家臣を見つけると彼は有無を言わさず歯を引っこ抜き、嫌いな家臣は健康な歯もついでに引っこ抜いたそうです😱
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災害や戦争で苦しむのは人間だけではなく、動物も同様です。東日本大震災では多くの動物が主を失いました。ウクライナでは今多くの動物が置き去りにされていると思います。 画像は1940年頃の英国。二次大戦で食糧難となり、女の子は犬のビスケットを買うことが出来ませんでした。二人共悲しそうです。
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昭和初期に使われていた略語をちょっと紹介して寝ようと思います。いずれも今は死語です。 ●コスメル:コスメでめかしこむ ●テリツク:ヒステリー ●どーまり:どうもありがとう ●モジ:「モダンジジイ」つまり不良老人の事 ●ナイホク:ナイフとフォークの事 どーまり、軽くていい響きですね😄
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スカイツリーの前というロケーションで、干瓢巻とお稲荷さんだけで勝負しているお店があります。名は「味吟」。 店構えはお高そうな寿司屋ですが心配無用。650円あれば写真のセットが購入可能です。味付は甘すぎずバランス抜群。今まで食べたいなり寿司の中で一番美味いかも。あと店員さん優しいです
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「こっち向いてよぉ。面白いよぉ」と渾身の変顔でおっさんを誘うメデュウサ。しかしおっさんは完全無視。この斬新なメデュウサの戦法を描いたのはヤチェク・マルチェフスキです。メデュウサは目が合えば相手を石に出来ますが、見てくれないと勝負にならないみたいですね。腕力は無かったのかも。
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キリスト様が被っている茨の冠。あれは処刑前に拷問の一環として被せられたものです。漫画で立川にお住まいのキリスト様は毎日平気で被っておられますが、実は相当痛かったであろう事がディルク・ボウツの「 Christ Crowned with Thorns」(1470)を見ると解ります。特に眉の上の棘は痛そうですね😭