昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(リツイート順)

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司祭の隠れ穴。そう呼ばれる場所が今も英国には残されています。これは16世紀のエリザベス1世統治時に主に作られたもの。彼女はイギリス国教会を支持し、カトリックを強く弾圧しました。専属のプリーストハンターから逃すため、隠れカトリック教徒は司祭を隠す場所を家のあちこちに作ったのです。
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おもちゃみたいで可愛いですね。1962~65年まで英国で生産された一人乗り自動車「peel・50」です。最高速度は約60km。価格は199ポンド。現在の価値感覚だと100万円位でしょうか?この車バック機能は付いていませんでしたが、車体が軽いため右画像のように持ち上げて方向転換する事が出来ました。
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ひと目見て忘れられなくなる絵です。これはフィンランドのヒューゴ・シンベリの作品「傷ついた天使」(1903)。同国を代表する傑作です。天使の羽根は血が滲み一部が欠損。辛そうですが手には癒やしの象徴スノードロップの花を持っています。こちらに視線を投げる少年の目、少し敵意が感じられますね。
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寝る前にかわいい現代画をご紹介。画像はミヒャエル・ゾーヴァ(独・1945生)の「Potato Warehouse」です。マラソンで駆けるジャガイモ達を人参のギャラリーが観戦。ナスはピクルスの車を止めてジャガイモ達を守ってますね。ゾーヴァはこうしたほのぼの系が得意で、日本で展覧会も開かれました。
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1922年NYにて「麦わら帽の暴動」が起きました。別に海賊団が暴れた訳ではありません。 当時麦藁帽には使用期限は9/15までという不文律がありました。それを過ぎて麦藁を被る者は悪戯されても文句は言えなかったのです。そしてその習慣に反発する者と擁護する者が遂に激突。8日間の大暴動となりました
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美人の条件のひとつに「丸いおでこ」があります。確かにつるんと丸いおでこはとっても魅力的。それだけにおでこの脂肪が減って平面になると一気に老け顔が進むそうです。絵画の世界で私がお勧めするおでこ美人はフランツ・ヴィンターハルター 作の「モンモランシー公爵夫人」(1860)。綺麗ですよね。
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踊り子からローマ皇帝后へ。そして弱い女性の庇護者へ。そんな人生を送ったのがテオドラ(ユスティニアヌス1世の妻)です。前述のような出自の為、彼女は貧乏な女性や娼婦の保護に務めました。また夫が反乱で逃げようとした時は「ここで逃げて命を拾ってもその命に意味はあるの?」と諌めたといいます
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「ムスカの描写」をご存じでしょうか?「目が、目がぁ」のあの大佐とは無関係です。ムスカはラテン語でハエの意味。16世紀頃の絵画には時々、このハエがちょこんと絵画に描き込まれる事がありました。これは暗喩とされており「死」や「腐敗」を意味すると言われますが、別の楽しい解釈もあります→続
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ゼルダの伝説。世界的に有名なこのゲームのタイトルの由来になったと言われているのがゼルダ・セイヤーです。彼女は「華麗なるギャツビー」の作者F・スコット・フィッツジェラルドの奥様。その生き方は自由奔放であり、夫に「アメリカで最初のフラッパー(進歩的な女性)」と呼ばれました→続く
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ハロウィンから一日遅れましたが仮装の話。画面左でヒトラーに扮しているのはあの近衛文麿です。1937年に内閣を組織する直前の姿だと思われます。生まれついての貴族である近衛は平民出のヒトラーに複雑な感情を持っていたと言われますが、いずれにせよ笑えないコスプレです。
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世界猫の日でタイムラインは猫・猫・猫。このビッグウェーブに乗らない手はありませんね。画像は青山正治(1969没)の猫ちゃん版画。東京美術学校や帝室博物館に勤務する傍ら版画を学んだ彼はどうやら猫好きだったようで、作品に猫が登場することが多いです。ふわりとした描写に猫への愛を感じます。
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双筆五十三次・加奈川の一枚です。美女の後ろを通るのは団子を食べながら歩く槍持。なのですが、この人日本髪のズラを被ってます。何故こうなったのかと言うと神奈川(戸塚)の「お札まき祭」に参加した男性だから。このお祭りは女装男子が御札を撒くのが決まりなのです。祭りは今も続いてますよ。
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夏が終わります。夜が長くなり月を見上げる機会も増えたのではないでしょうか。庄田耕峯(大正13没)はそんな月にこだわった版画家。作品の多くが月を題材としており、その柔らかな光を繊細な青色で見事に表現しています。水面に映る淡い月光、たそがれ時に現れる控えめな月の姿、皆素晴らしいです。
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今晩はヘンゼルとグレーテルの元ネタのお話です。 1600年初頭、ドイツにカタリーナという女性が居ました。彼女が営む店のお菓子は大人気。同業者ハンスはこれを羨み、菓子のレシピを盗むためカタリーナへ求婚しました。しかし彼女は拒否。逆恨みしたハンスは彼女を魔女として告発しました。(続)
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昔からパリは文化の都。尖った人々が酒を酌み交わすお店が沢山ありました。中でもダントツに目立っていた店舗がこれ、「Cabaret de L'Enfer」(地獄のキャバレー)です。1892年から1950年までモンマルトルで営業していた同店は地獄をテーマにしたコンセプトバー。酒・歌ありの楽しい地獄だったようです
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はいはいミュシャでしょ。アンタもミュシャ好きね。と言われそうなこの一枚はミュシャにあらず。ウイリアム・ダッジ(米・1935没)の「グネヴィア」です。ダッジとミュシャは同時代の人。リトグラフでアールヌーヴォーと来れば、どうしても偉大なミュシャに似てしまうのかもしれません。
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「笑うべき事を笑い、笑っていけないものは笑わないことを覚えたとき、あなたは知恵と理解する力を身につけた事になるのです」 モンゴメリの「アンの愛情」からの言葉です。名古屋の若者がホームレス女性を笑いものにしたニュースを見てこの言葉が頭に浮かびました😡
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女王エリザベス2世が亡くなられました。二次大戦を経験し英国女子国防軍に入隊もしたこの方、歴史の生き証人だと思います。残念です。 画像はピエトロ・アニゴーニ作のエリザベス二世(1955)。批評家には「権威的」と不評でしたが、大衆には熱く支持された肖像画です。凛としてお美しいですよね。
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東京は既に雪。「少しも寒くないわ」なんてこと全然なくて寒いです。こんな時はウラジスラフ・エルコの絵本「雪の女王」をご紹介しましょう。アンデルセン原作のお話を圧倒的画力で可視化した彼は現代作家。他にも多くの絵本を出版していますが、ウクライナ出身の方との事。少し心配です。
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殿様商売、殿様芸などの言葉にあるように、殿様がやる事は大概イマイチです。でも下野佐野藩藩主・堀田正敦(1832没)は一味違う殿様でありました。彼は堀田禽譜に代表される鳥類の一大資料を編纂。この時代最高峰の鳥類図鑑を感性させています。左画像の「ピングイン」、可愛くて最高です。
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悪い奴にはお仕置きよ!と思って作られたのかどうかは知りませんが、画像は1941年に米で発売された針刺し「Hotzi Notzi」です。ヒトラーのお尻にブスリと針を突き立てるというこのアイテムは、フランクリン・ルーズベルト大統領の机に置かれてから大ヒット。今でも古物商などで取引されています。
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このレトロフューチャー感満載の自転車は1946年に開発された「スペースランダー」です。ベンジャミン・ボーデンによって開発されました。ハブダイナモを内蔵しており下り坂で力を蓄え、上り坂でその力を開放する仕組み。当時としては画期的でしたが高価過ぎた為500台程度しか出荷されなかったそうです
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維新直後の明治4年、なんと米国を巡業した日本の軽業師団体がいました。その名は「ロイヤル江戸劇団」。男女子供混合のチームで、日本の軽業芸を披露しました。また彼らは訪米の際野球の試合をしていますが、これは日本人が海外で初めて野球をプレーをした記録とされています。大変な偉業ですね。
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「死刑台のエレベーター」という映画がありましたが、コレはまさにそんな感じ。画像はパーテルノステルと呼ばれる循環式エレベーターです。ノンストップで回る箱に人間が乗る訳ですが、タイミングを間違うと挟まれて体内のあんこがはみ出します。19世紀の発明品ですがまだ稼働中のものもあるようです。
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参勤交代で江戸に駐在する武士を江戸勤番と呼びます。江戸時代の単身赴任者といった所ですが、そんな人々の日常を描いたのが「久留米藩士 江戸勤番長屋絵巻」です。故郷を想い物思いにふけったり、宴会でハチャメチャしたり、真面目に茶の湯に親しんだり等々。いかにも平和な時代の武士の姿が伺えます