昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(リツイート順)

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お金持ちで気前が良く、画力も抜群。そんな理想的画家がカイユボット(1894)です。貧乏画家揃いの印象派メンバーの絵を買ったり展覧会の資金を提供したり。内部的対立はあったものの、彼は印象派を資金面から支えました、画力についてはこれを見れば歴然。床板の質感などもう光の魔術です。
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19世紀、英国の一部刑務所にはトレッドミルという踏み輪がありました。囚人が輪に付いた枠を踏むことでドラムが回転。ドラムは脱穀したり水を組み上げたりすることに役立ったのです。しかし一旦これに乗ったら囚人は立ち止まることが不可能。監督官が止めるまでノンストップの拷問労働が続きました。
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尖ってます!今で言えばマドンナに似合いそうなファッションかも。画像は1933年パリに休暇に来た女優マレーネ・デイトリッヒの雄姿です。 ドイツ出身ながら米で活躍していたマレーネは大のナチス嫌い。彼女はヒトラーの帰国要請もキッパリ断ったと言います。一本筋が通った人はカッコイイですね。
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童話の皮を被ったサイコホラー。それがシャルル・ペロー原作の「青ひげ」です。6人の妻に先立たれた貴族青ひげに嫁いだ新妻。青ひげが留守にするというので彼から屋敷の鍵を借り兄を呼ぶ事にします。鍵を貸す際青ひげは言います。「いいか、小部屋は見るんじゃないぞ。絶対見るなよ!」(続く)
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明治20年、グリムをモチーフにした童話「八ツ山羊」の挿絵です。ある日山羊の母は街に。残された八匹の子山羊は狼に狙われます。小麦粉を塗った狼の白い足を母と誤解した子山羊らは結局餌食に。激怒した母は狼の腹を掻っ捌き子供達を救出。腹に石を詰め狼を川で溺死させるのでした。めでたしめでたし。
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「太陽光の描き方が解らない?じゃあこのオレが教えてやんよw」。そんな空耳が聞こえてくるのがエミール・クラウス(ベルギー・1849生)の作品です。初期には室内画を多く描いていた彼ですが、やがてパリに渡り自然主義に開眼。さんさんと降り注ぐ光と自然に戯れる人々を多く描き高い評価を得ました。
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埋葬された人が地中で息を吹き返し。苦しんだ挙げ句窒息死。この生埋めの恐怖は多くの有名人を悩ませました。アンデルセンもノーベルも、そしてショパン(右下)もこの恐怖症の罹患者でした。ショパンなどは「死んだ後に蘇生しないよう心臓を切り離せ」と遺言し、遺族は実際その通りにしたそうです。
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19世紀、パリには誰でも入ることができる遺体安置所がありました。遺体の身元確認が目的だったのですが、訪問者の大部分は野次馬。ガラス越しに遺体は安置され、冷たい地下水が腐敗防止のため頭から注がれていたそうです。猟奇的事件が起こった時は犠牲者を見に多くの人が押し掛けたとか。
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白い絵画というものは不思議な開放感があります。みっちりカンバスを色彩で埋めるのも絵画ですが、開放感のある「白」を楽しむのもまた絵画でしょう。画像はAntonio Bueno のThe Painter and the model(1952)。この絵では描き手も別の意味で開放感を楽しんでいるようです。スッキリする作品ですね。
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平和な住宅街に現れた不気味な影。悪い予感しか感じさせないこの不審者は「Mr peanut」です。彼は1916年に食料品会社プランターズ のマスコットとして生まれたキャラ。カルディなど輸入食品を扱う店が好きな方ならきっと見覚えがあるでしょう。画像は1950年頃らしいですが、宣伝効果あったのでしょうか
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アダムとイブには、カインとアベルという子供が居ました。ある日カインは農作物を、アベルは子羊を神に捧げます。健康面を考れば野菜と肉の両方を頂くのが常識と思いますが、神様は子羊だけチョイス。嫉妬に狂ったカインは何とアベルを殺してしまいます。画像はアベルの死を嘆くアダムとイブです→続
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みすぼらしい身なりの爺さんに抱かれた子猫。この猫は手前の老婆から爺さんが買うか貰うかしたのでしょう。周りの女達はその可愛らしさに見惚れています。 これはカール・グッソーの「老人の宝物」(1876)。恐らく貧しいであろう爺さんにとって、この子猫は唯一の宝物になるのではないでしょうか。
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これは古代バニロニアの神ベルス(ベル)に捧げられる花嫁を描いています。花嫁は毎日行われる美人コンテストで選ばれ、翌日には別の人に替わりました。捧げられた女性の運命ですが、下にライオンが居る事から何となく解りますね。 ただ、毎日美人を捧げるなんてかなり無茶苦茶な話でして→(続く)
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「一度でいいから蕎麦にたっぷりつゆを付けて食いてえ」。落語の噺で有名な台詞です。江戸時代のそばつゆはかなり塩辛かったので、ちょっと付けるだけで十分だからこのセリフが出たとか。 そんな塩っぱいつゆを楽しみたい人は東浦和の「越後屋」さんがお勧め。注意書の通り塩っぱくて美味でした。
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洋画で主人公が怪我した時「F●●K!」なんて叫ぶことありますね。あれ鎮痛効果があるそうです。2009年の Keele Universityの実験では、普通の言葉を叫ぶ人より悪態をつく人の方が二倍長く氷水に手を漬けていられたとか。私も今度階段で転んだら、痛いじゃなくてバッキャローこの野郎と叫んでみます。
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破天荒画家と言えばカラバッジオ。では破天荒彫刻家と言ったら?私はベンヴェヌート・チェッリーニ(伊・1571没)の名を挙げたいです。画像のペルセウス像で有名な彼はその自伝で数々の悪行を自白しており、お陰でディアボロ(悪魔)なんてあだ名も付けられています。 その彼の破天荒とは→続
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全寮制の学校で学ぶ生徒の年齢は6~18歳。礼儀作法教育は厳しく、静かに、かつおしとやかに歩く為に彼女たちの靴は重く厚く作られていました。食事はかなり質素で薄いスープやお粥、そして固いパンと紅茶など。断食をする日もあったそうです。画像は1908~18年頃のもの。皆清楚な乙女ばかりですね。
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日清・日露戦争の勝利が世界で認知された為か、この時代辺りには日本に関する書籍が欧米で急激に増えて来ます。この「Myths & Legends of Japan」(1912・英)も多分その一つ。日本昔話が美麗イラストで紹介されています。左は「かぐや姫」。右は「安珍と清姫」。清姫色っぽいですがこわ~い女性です。
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乳粥娘スジャータさんのお話です。 苦行でHPがほぼゼロになった仏陀になる前の修行僧シッダールタ。ヘロヘロになって菩提樹の下で休んでいる所に村長の娘スジャータさんがやって来ます。彼女は菩提樹の神様に「男子を生ませて」と願い事をしており、その通りなったのでお礼参りに来たのでした→続
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王妃の浮気を見つめる王様。現場を押さえられたドラゴンは焦っているように見えます。これは中世写本「Les faize d'Alexandre」からのイラストです。王様と王妃はアレキサンダー大王の両親。大王の誕生伝説に基づいたものなのですが、パパであるフィリップ王が何だかとてもかわいそうに見えます😭
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市ヶ谷の「本と活字館」に行ってきました。活字印刷の歴史を学べるありがたいスポット。しおりの印刷体験なども出来ますが、入場料は無料という太っ腹ぶりです。夜はライトアップされてお散歩には大変気持ちの良い場所となっております。おやすみなさい。
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日本橋高島屋の文庫カフェ「黒澤文庫」に行ってきました。コーヒーとインクの匂いがする場所というコンセプトだそうで、店は昭和の書斎といった雰囲気。置いてある本は自由に読んでいいそうです。ドリアとアイスダージリンのセットを注文。紅茶が薄くならない様に氷も紅茶で出来ていました。
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12~16世紀、西欧では馬上槍試合が盛んに行われました。長い木製槍で突き合う光景を映画で見た人も多いでしょう。でも槍片手だと重いし、ゆらゆら安定しないし。そうだ!最初から鎧に槍を嵌めちゃえばイインジャネ?そんな発想で作られたのが神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世のこの鎧(15世紀)です。
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ゲームやアニメに出てくるモンスターの定番ゴーレム。この怪物はユダヤ教に由来すると言われています。 ゴーレムはご存じの様に土人形。ラビ(宗教的指導者)が「emeth/真理」と書いた羊皮紙を人形の額に貼る事で動き出します。彼等は本来物言わず従順な存在ですが、時間経過と共に徐々に→続
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この天使のような少年はメキシコの皇帝、マクシミリアーノ1世(マクシミリアン)です。オーストリアのハプスブルク家に生まれた彼は快活、聡明。その碧色の目で誰からも愛されました。紆余曲折の後ナポレオン3世の後押しでメキシコ皇帝の位に。善政を敷きますが、1867年メキシコ革命軍に処刑されます。