昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(リツイート順)

101
本は人類の叡智の集合体です。図書館で大量の本を前にする時感じる威圧感のようなものは、その叡智に対する畏怖の念なのかも。画像は1955年まで存在したシンシナティの公共図書館の様子。まるでホグワーツ魔法魔術学校の図書館のようですが、現在は駐車場になってしまっているそうです。
102
足の関節を外され苦しむヤコブ。しかしそれでもヤコブは止まりません。彼は神に腕ひしぎ十字固め的な技を極めつつ叫びます「私を祝福するまで絶対離さんッッ!!」。神はヤコブの強さを認め、彼にイスラエル(神と格闘する者)という名を与えたのでした。やっぱり旧約聖書ってマッチョな世界ですよね。
103
地獄には浄玻璃鏡という鏡があります。生前の悪行が映し出されるモニターで、閻魔様はこれで亡者の極悪度を判断するのです。しかし「閻魔大王浄玻璃鏡図」(河鍋暁斎)での女性は鏡の姿も美しいまま。この異常事態に閻魔様はパニクっています。あんたどーするのよ?という鬼の視線も可笑しいですね。
104
世の中が再び殺伐としてきたので、微笑ましい絵で本日を締めようと思います。これは喜多川歌麿(1806没)の「児戯意乃三笑 恵恩芳子」。母が子供をおんぶして腰をかがめると、手水に二人の顔が写ります。きれいに並ぶ顔を見て母子は思わずにっこりする、というもの。なんて平和で素敵な日常でしょうか
105
絵に描いたような(実際絵ですが)ポーズで驚くお母さん。これは18世紀に起こった事件を基にしています。フィレンツェの私設動物園から逃げだしたライオンが、子供を見つけ一旦子供を口に咥えます。しかし母の嘆きを目の前にして、ライオンがそっと子供を母に返したというエピソードです→続く
106
忍ぶ恋というのは儚く切ない。その切なさを見事に切り取ったのがバートン(英・1900没)の「ヘレリルとヒルデブランド」です。これは中世ハンガリーの詩にある物語。王女と警護役である二人の恋は父に許されていません。狭い砲塔階段ですれ違うほんの一瞬、二人は目も合わさぬ逢瀬で愛を確かめるのです
107
恐らく1900年初頭、同じ作者と思われる米国絵葉書。黒猫の可愛さが印象的です。一枚目は「何処に流れ着くかは解らない。でも私は私の道を行く」。凛々しい詩です。 二枚目は「貴方と離れ、私はもう貴方への愛を隠せない」という感じでしょうか。ヤスリで心を表面を削り、隠された愛を削り出しています
108
アラクネは凄腕の織物名人。その腕は神をも凌ぐと言われました。これでは立場が無いのが織物を司る女神アテナ。彼女は老婆に化け「調子のんなや」とアラクネに忠告します。しかしアラクネは忠告などどこ吹く風。その生意気な態度にアテナはブチ切れ、正体を現して言います「織物勝負じゃい!」→続く
109
小指を立てて上品に紅茶を飲んでも、お髭が紅茶で濡れちゃう😭。そんなビクトリア朝時代の英国紳士の悩みに応えた商品が口ひげカップです。髭ガードの穴から優しく紅茶を飲めば髭は乾いたまま。また、髭を固めるワックスが紅茶の熱でカップに落ちることも防止できました。
110
幸いなことに猫と赤ん坊は無傷。それどころか赤ん坊はすやすやと眠っていたそうです。この伝説を上の絵にしたのがローレンス・アルマ=タデマの「The Inundation of The Biesbosch in 1421」(1856)。赤ん坊と猫がその後幸せに暮らしたことを祈ります。
111
なんだか世の中が殺伐としてるのでゆるくて涼しい絵をご紹介。画像は歌川国芳の「にはかあめんぼう」です。突然のにわか雨に慌てる金魚たちですが、よく見たら降ってきたのは雨じゃなくてあめんぼうでした。そもそも水の中に居るのだから雨降ったところで困らないんですけどね。水草の傘が可愛いです。
112
絢爛豪華でありながらどことなくポップな雰囲気を漂わせるタイの寺院。そんなポップさが炸裂しているのがこのワットサムプラン・ドラゴンタワーです。高さ48Mの塔に巻き付く龍は超圧巻!映画「死亡遊戯」の塔っぽいですが頂上にラスボスはいません。龍の体内を通って塔を登ることも出来るみたいですよ
113
廃墟マニアが泣いて喜ぶ伝統的廃墟「根岸競馬場一等見所」を先日見学しました。競馬場自体は幕末にオープンしましたが現在残ってるこの建物は1930年に設計されたもの。中には入れませんが周りからは見放題です。古城というか廃城というか、とても日本に存在するとは思えない迫力。夜は怖いでしょうね
114
イラストレーターDon Dailyの「ビロードのうさぎ」をご紹介。 いつか本物のうさぎになるのが夢のビロードのうさぎは、他の高級玩具に馬鹿にされてもぼうやを愛していました。ぼうやも毎日添い寝をするほど彼を愛しましたが、病気になってしまいます。そしてうさぎは不潔だとして捨てられるのです(続)
115
この美人さんはボビー・ギブです。彼女は1966年に初めてボストンマラソンを完走した女性として知られています。しかし彼女、実はこのマラソンに「正式」には参加していません。 ボストンマラソンに向け2年の訓練を重ねたボビー。いざ参加しようすると彼女は運営に拒否されます。その理由は→続く
116
画像は「未来の女性像」というタイトルが付けられたフランスの1902年のトレーディングカードです。左は司令官、右は弁護士とジャーナリスト。右の職業は今普通に女性も就いているお仕事なのですが、この当時は「未来の話」とされていたことが伺えます。司令官ちょっとセクシーかも。おやすみなさい。
117
ゴヤと言えば右上の「我が子を食らうサトゥルヌス」が有名。私も小さい頃は「ゴヤ怖ぇーよ」と思っていました。しかし、彼だって暗い絵ばっか描いてる訳ではありません。彼の1792年の作「ストローマネキン」(左)を見てください。若い娘が藁の男人形を飛ばして遊んでますが、素晴らしい脱力感です。
118
時代によっていい男のトレンドは変わりますが、明治はこんな職業の男が格好良かったようです。画像は水野年方の「開化好男子」(明治23)。官吏、法学博士、代議士など堅い仕事に並んで、何故か若旦那というふんわりした職業が入ってます。博士のゴージャスさと若旦那が無駄に粋なのが目立ちますね。
119
大きな椅子の上で頼りなげにお座りするパグの子犬。たまらん可愛さですね。画像はトーマス・ハイネの「ジークフリート」(1921)です。ハイネはドイツ生まれのユダヤ系の画家。ナチの迫害を受けスウェーデンに移住し亡くなるまで母国に戻りませんでした。このわんちゃんの名前がジークフリートなのかな
120
絶対何か邪悪なものが潜んでる、とこの写真を見て感じちゃう人は良くない映画の見すぎです。私もその一人ですが。 これは写真家Marvin Konerが1940~50年代頃に撮ったハバナの孤児院の様子。尼僧が子供達の就寝を見廻っています。彼女が被っているのはCornetteという尼頭巾。独特ですよね。
121
このグロいのは黒穂病に罹ったトウモロコシです。普通農作物の病気は農民を困らせるものですが、この場合は逆。「ウイトラコチェ」と名付けられたコレはその珍味故にメキシコで高値取引されています。アステカ文明の頃より伝わるこのウイトラコチェですが、味は癖のないキノコの味がするとか。
122
中世から近代にかけて、欧州の人々には「二度寝」の習慣があったとする説があります。この二度寝の記述は多くの文献に残されており、かの「カンタベリー物語」にも記録されているとか。研究によると、当時の人々が就寝するのは19~21時。そして0時頃いったん起床し1時頃また就寝したそうです→続
123
「May(5月)The force(4日)be with you」 この名台詞にちなんで5/4はスターウォーズの日です。画像は1984年、ep4~ep6に使われた全セットに囲まれるジョージ・ルーカス。デススターやスノーウォカーなどファンが泣いて喜ぶブツが勢揃いしてます。若者よ、昔の特殊効果はCGじゃなかったんだよ!
124
東京事変「女の子は誰でも」の歌詞に「女の子はお砂糖とスパイスとで出来てる♪」というのがありますね。あれはイギリスの童謡からの引用です。いわゆるマザー・グースですね。画像は元ネタ「What Are Little Boys Made Of」の1820年の楽譜。ちなみに男の子はカエルや蝸牛で出来ているそうです。
125
1927年頃、銀座カフェーの女給さんの制服をまとめたイラストです。これを作ったのは今和次郎(1973没)。和次郎はその時代の生活文化をまとめる「考現学」の創設者で、大正から昭和初期の庶民ファッションや建築を記録しました。個人的には画面左側「銀座交差点・ばんぢゅう」の制服が可愛いと思います