昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「死んだキリストへの嘆き」の全体像はこれ。皆悲しんではいますが御覧の様にマグダラのマリアにだけ強風が吹いており、彼女の悲しみの表現は突出しています。マリアは信者としてキリストを敬愛していただけでなく、女として深く愛していたのではないか。そう作者は言いたかったのかもしれません。
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「ママとあそぼうピンポンパン!」。このタイトルの元ネタはプッチーニのオペラ「トゥーランドット」です。ピンとこない人でも荒川静香さんがトリノで使った曲「誰も寝てはならぬ」のアレ、と言われればすぐ解るでしょうね。このお話の中で出てくる中国の3大臣がピンとポンとパンなのでした。
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巷はクリスマス一色。現代画ですが、クリスマスらしい絵を紹介します。画像はジジババ絵画が大好きなMarius van Dokkum(1957生)の「ホーホーホー!起きてなさい!」です。そりに乗ったサンタのモデルを勤める爺はもう寝落ち寸前。しかし婆は絵が完成するまで爺を寝かせてはくれないみたいですね。
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痛そう!画像はOttavio Vanniniの「ヤエルとシセラ」(1640)です。12世紀イスラエルを支配していたカナン人将軍シセラは、支配からの独立を求めるイスラエルの人々の反乱軍に敗走します。逃げ込んだのは主婦ヤエルの天幕。しかし彼は寝込んだとたん、ヤエルによって釘を頭にブチ込まれるのでした🙏
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「はぁーい。今から寝起きドッキリ始めまぁす♪」なんて感じでこちらを向いているのはギリシャ神話の神ヘルメス。すやすや眠っているのはアルゴスで、彼はこの後首を切られます。 アルゴスはこの時、ゼウスの妻ヘラの命令でゼウスの浮気相手イオ(牛に変身させられている)を監視していました→続
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パリの夜の女王になったバーベットは、ジャン・コクトーやマン・レイら有名人とも交流。コクトーはエッセイの中でこう評しました。「彼の中に女性を見る人、彼の中に男らしさを見る人。その皆に彼は愛される」。 しかし1970年、彼は慢性的に体を襲う痛みの症状に耐えられず自殺しました。
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18~19世紀、米英では「Pedestrianism」という地味なスポーツが大人気でした。ただ競技場をぐるぐる歩くだけ。しかし内容は平均総歩行距離が600キロ以上、所要時間は6日以上と超ハードでした。賭けの対象ともあって会場は毎回満員御礼。現代の価値で8千万以上の優勝賞金を貰えた大会もあったとか。
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青白い顔とかやせ細った体とか骸骨とか。ともかく不健康そうなイメージの死神。そんなありきたりな概念を吹き飛ばす怪作がベアードの「Power of Death」(1890)です。虎にネックハンギングツリーを仕掛け象を足蹴にする死神は正に暴力の権化。当時のサーカスでの動物虐待を風刺したとも言われています
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剣と天秤を持つ女性はローマ神話の「正義の女神」ユースティティアのように見えますが、彼女の手は血塗れですね。画像はモンヴェル(仏・1913没)の「死者と徴集兵」です モンヴェルは普仏戦争に従軍。その際自軍が正義の名の元に虐殺を繰り返すのを見たと言います。正義とは何か。考えさせられます
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これは日本のkawaii文化に刺さる絵柄ではないでしょうか。画像はニコレッタ・チェッコリ(サンマリノ・1973生)さんの作品。彼女はイラストレーターとして活躍している現代の方で、多くの本を出版しています。ちょっとダークな作風ですがそれがまた良いですね。nicolettaceccoli.com
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ただもうカッコイイ!特に左の白スーツ集団のかっこ良さは尋常じゃないです。画像はミード・シェーファー(米・1896生)の作品。ノーマン・ロックウェルともマブダチだった彼は多くの雑誌や小説のイラストを手がけました。左のお題は「The White Brigand」。右は「Blue Roadster」。色つながりですね。
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「魔法使いの弟子」はゲーテの詩により纏められたおとぎ話。ある日風呂桶を一杯にしておけと師匠に言われた弟子は、作業効率化の為箒に魔法を掛け桶をいっぱいにさせます。ところが作業を止めさせる魔法を知らなかったバカ弟子。箒は果なく水を運んで来てしまい、床が水浸しになります→続く
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深夜なので深夜っぽい絵を。画像はCharles West Copeの「A Night Alarm」(1871)です。不審な物音に目覚めた家族はお父さんを中心に一家総出でビビリながら泥棒の確認へ赴きます。しかし画面の左端をよーく見てください。そこには一匹の猫が。この家族の結束がいかに固いか良くわかる絵なのでした☺️
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明らかに日本版画のタッチなのですが、どう見てもインドの光景ですよね。これは巨匠吉田博の「ベレナスのガット」(1931)です。彼は20世紀初頭世界を巡遊しているので、その際の記憶によるものかもしれません。なおガットとは沐浴場の事。イントの河でも、彼の持ち味である水面の美しさは健在です。
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「パンがないならケーキを食べれば?」。マリー・アントワネットのこの台詞は濡れ衣。そして濡れ衣ついでに「cake」という言葉も英語と仏語では違っています。元ネタの仏語ではこの部分がcakeではなくブリオッシュなのです。バターと卵を使った贅沢品なので英語でケーキと意訳されたのでしょうか。
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私は由緒正しいド平民ですが、先祖には凄い人が居たかもしれません。そんな夢を描いたのがノーマン・ロックウェルの「ファミリーツリー」(195)です。一番上に居る少年の想像では、彼の祖先は何と海賊。悪い役回りを演じることが多い海賊ですが、少年にとっての海賊はきっとヒーローなのでしょう→続
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明日は祝日なので夜更かししている善男善女も多いはず。なので飛び切り綺麗な絵をおやすみ前にご紹介します。画像はシャーウッド ・ハンター(1919没)の「Jubilee Procession」。ヴィクトリア女王の在位60周年を記念したランタンパレードを描いていますが、まるで日本の提灯行列のようです。
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夜、片田舎で列車を待つ二人。女はスカートを捲りあげストッキングを引き上げますが、男はそんなあられもない姿にも全く無関心です。木一本生えていないこの地のように、乾いた二人の関係。この孤独な絵を描いたのは現代のエドワード・ホッパーと言われるNigel Van Wieck(米・1947生)です。
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どうですかこの目力。画像はJean DESPUJOLSの「思考」(1929頃)です。彼女が開いているのは恐らく哲学書。ページには魂 、生命 、身体 、理性の頭文字が記されています。表情といい指の位置といいこれ以上ないほど「哲学的思考中」の表現にぴったり。私も今度スタバでこのポーズキメようと思います。
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ケロッグコーンフレークの誕生は1898年。グラノラを作ろうとしたケロッグ兄弟が失敗して小麦をフレーク状にしたのがきっかけです。意外とこれイケるじゃん、と今度はトウモロコシをフレークにして発売。以後「Kellogg kid」と呼ばれる子供のパッケージの人気も相まってケロッグは朝食の定番になります
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久しぶりに江戸川区瑞江の居酒屋「しれとこ」にお邪魔しました。北海道の漁師小屋をイメージした店内は広くて超個性的。コブだらけの木にクマやアザラシの剥製、木製の鮭等があり「ゴールデンカムイ」の気分が味わえます。ホタテバターや刺身盛りやイカ刺しなどを堪能させて頂きました。美味かった!
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ネガティブな思考は堂々巡りに陥りがち。そんな思考の悪循環を断ち切るのに昔から有効なのが「止めろ!」と声に出す事だそうです。耳を通しての命令は脳に対する働きかけが強いのだとか。また「止めろ」を何回言ったか自覚することで、自分がどの程度の頻度でネガティブになっているか解るそうです。
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少し酒が入っているのでお気入りシュール絵画をご紹介。画像は米国の現代アーティストErik Thor Sandberg氏の作品です。彼は日常と非日常が混じり合ったマジックリアリズムの旗手であり、その作品ではポップと不気味が混じり合った混沌とした世界を体験することができます。 erikthorsandberg.com/home.html
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中々に特殊なシチュエーションですが、画像はルーベンスの「ローマの慈愛」(17世紀)です。これはローマの孝行話で、餓死の刑に処せられた父キモンを娘ペローが母乳で助けるというもの。執政官はこの孝行娘に感動しキモンを開放したんだとか。尊い行為ですが日本人には思いつかない救助法ですよね。
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悲劇の恋人といえばロミジュリ。彼らのデビューは16世紀ですが、それより前にも「元祖悲劇の恋人」という銘菓の名前みたいな響きを持つ方々が居りました。その名は「パオロとフランチェスカ」です。 乙女フランチェスカ(13世紀)は政略結婚によりリミニ領主ジョヴァンニに嫁ぐ事になりました→続