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そこへシヴァ神が帰宅します。妻の所へ行こうとすると見知らぬ子供が邪魔をするので武闘派の彼は子供の首をスパッ!後から妻にいきさつを聞いた彼は慌てて首を探しに行きますが、もう見つかりません。仕方ないので彼はそこら辺にいた象の首を切り、子供の体に乗っけたのでした。それでいいんかいな😩
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かわいいは正義。そしてイケメンも正義であります。画像左は仏のポール・グランオム(1944没)。右は彼の作品です。エナメル加工の職人で、エナメル絵画を多数作成。パリ万博で金メダルをゲットし、あのギュスターヴ・モローとも組んで仕事をしました。才能と容姿両方に恵まれたのですね。
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ラスボス感があります。画像はルドルフ・シュリヒター (独)の「 Blind Power」(1937)です。剣とハンマーを持ち無敵の戦士と化しているように見える男。しかし兜により視界は狭まり、体中に魔物が張り付いている事にさえ男は気付いていません、しかも足元は千尋の谷。危機はいつも側にあるのですね
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痛そう!画像は17~18世紀頃使われたドイツのマンキャッチャー、刺股ですね。囚人に使われたとの説もありますが、むしろ戦闘で使われたケースが多かった模様。鎧で固めた騎士をこれで引っ掛け馬上から引きずり下ろし、捕虜にして身代金をせしめるという訳。鎧があればこの棘もギリ大丈夫だったのかな。
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なんてスタイリッシュ❤この男前な姐さんはアメリア・イアハートです。女性初の単独大西洋横断飛行を成し遂げた彼女はファッションにも相当拘った方で、成功はしませんでしたが自身のブランドを立ち上げたりもしました。しかし1937年、彼女は太平洋上を飛行中に失踪。未だにその行方は判っていません。
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最初の人類アダムとイブ。二人は若き美男美女という固定観念がありますが、そんなヌルい常識にアンチテーゼを叩きつけたのがハンス・ホルバイン(息子)の「アダムとイブ」(1517)です。アダムは天パにヒゲのオッサン。イブは毛量が心細くなった二重アゴのオバハン。これが現実というものなのかも。
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インスタ女子が群れ歩く渋谷区恵比寿。そんなハイセンスエリアで心温まる洋食屋さんを見つけたので寄ってきました。お店の名は「ハチロー」。時代に取り残されたような木造家屋の一角にあり、二階に上がると座敷で洋食が食べられるそうです。ハンバーグと冷奴とお味噌汁とおしんこ、どれも美味でした。
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ローマ帝国と衝突を繰り返したゲルマン人はローマ側から蛮族と呼ばれました。しかしそんな蛮族にだって美青年がいたかも、と思わせるのがオズマール・シンドラー(独)の「Germanic Warrior Looking At A Roman Helmet」(1902)です。何故裸で髭が無くて口紅を塗っているのか、それは謎です。
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これは日本のkawaii文化に刺さる絵柄ではないでしょうか。画像はニコレッタ・チェッコリ(サンマリノ・1973生)さんの作品。彼女はイラストレーターとして活躍している現代の方で、多くの本を出版しています。ちょっとダークな作風ですがそれがまた良いですね。nicolettaceccoli.com
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お高いけどみんな大好きティファニー。この会社の工房で働くデザイナーは「ティファニーガール」と呼ばれますが、19~20世紀初頭の彼女らは結婚が許されませんでした。理由は当時の社会的習慣の為。とはいえ独身になれば働いても問題ない訳で、画像のクララは夫と死別した後に復職する事が出来ました。
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この素晴らしくキャラが立った女性は通称「カイロ・メアリー」。カリフォルニア州サンペドロのバー「上海レッズ」の女用心棒だそうです。画像は1953年のもので泥酔客を放り出す場面。逞しい腕に彫られた入れ墨はまるでポパイのようです。とてもじゃないけど勝てる気がしません。
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偉い猫のお話です。1421年、オランダで大規模な洪水が発生しました。洪水の後人々が呆然としていると、川上からドンブラコとベビーベットが。その上には赤ん坊と猫が乗っていました。見ると猫は川の流れでベッドが沈まぬよう、跳ねてバランスを取っています。人々はすぐベッドを引き上げました→続く
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幸いなことに猫と赤ん坊は無傷。それどころか赤ん坊はすやすやと眠っていたそうです。この伝説を上の絵にしたのがローレンス・アルマ=タデマの「The Inundation of The Biesbosch in 1421」(1856)。赤ん坊と猫がその後幸せに暮らしたことを祈ります。
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異世界転生モノの大魔導士といった風情ですね。これは1908年ワルシャワで行われた仮装舞踏会の参加者の姿で、今風で言うとコスプレ。相当本格的です。描いたのはKazimierz Stabrowskで作品名は「幻想的な衣装を着たブロニスワフ・ブリクナー」。手に持った魔法の杖、一体何処で買ったんでしょうか?
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モディリアーニはオラオラ系イケメン。そんな彼のオラつき話です。1916年、彼はカフェで談笑する夫婦を見掛けます。妻(ルニア・チェコウスカ)の美しさに魅了された彼。隣の夫をガン無視しこう言い放ちます「貴女を描きたいんだ! さあ行こう!」。結局彼女はのちにモデルとなることを了承しました。
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幼い頃食べたカレーは黄色でした。小麦粉とカレー粉で作るとこの色になるそうですが、そんな絶滅寸前のカレーをいまだに出してくれるのが江戸川区一之江の「宝来」さんです。黄色のカレーに福神漬け。そこにソースをかけて頂くシステム。泣きそうに懐かしい味でした。大人気メニューだそうですよ。
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この牛さんご存じですか?彼女はレディボーデンにも名が残る米国ボーデン社のキャラ「Elsie the Cow」です。1936年に誕生し多くの米国人に親しまれました。右はキャンペーンで巡業したリアルのエルシー。美牛です。ボーデン社は2020年破産しましたがエルシーのキャラクターは他社に引き継がれています
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これは映画「バンビ」制作の為、本物の鹿をスケッチするディズニーのスタッフです(1942)。鹿の姿形や仕草を正確にアニメ化するのが目的なのでしょうが、なんともシュールな光景。当時のディズニーの映像にかける本気度が伺えますね。鹿、暴れなかったのかな🤔
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昭和の固いプリン、若い人にも人気だとか。しかしあの時代の喫茶にはプルプルしたメニューがもう一つありました。それはババロアです!そんな忘れられた存在を今でも提供してくれているのが東京・船堀の「フルーツハウス・れもん」さん。オレンジソースのかかったババロアは甘さ控えめの優しい味でした
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さすがおフランス。オシャレです。画像はフランスの大衆紙「La Vie Parisienne」 (パリの生活) の1910~20年代の表紙です。同誌はお色気から生活情報まで取り入れた総合誌で、アールデコとアールヌーボーの影響を強く受けていました。退廃的との理由でお偉方には不評でしたが庶民には大ウケでした。
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東京は既に雪。「少しも寒くないわ」なんてこと全然なくて寒いです。こんな時はウラジスラフ・エルコの絵本「雪の女王」をご紹介しましょう。アンデルセン原作のお話を圧倒的画力で可視化した彼は現代作家。他にも多くの絵本を出版していますが、ウクライナ出身の方との事。少し心配です。
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超変人哲学者として知られるディオゲネス(紀元前323没)。諸事情により故郷を追われアテナイに流れ着いた彼は、甕に住み犬のように生活していました。ひねくれ者のド貧乏でありましたが庶民は彼を愛していたとか。そしてある日、彼の評判を聞いたアレクサンドロス大王が彼のもとにやって来ます→続く
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大王が従者を従えぞろぞろやって来たとき、ディオゲネスは丁度日向ぼっこの最中でした。「私はアレクサンドロスである」と大王と名乗ると、ディオゲネスは面倒くさそうにこう言ったそうです。「日陰になるんで、ちょっとどいてもらえますか?」大王はそのひねくれっぷりに大いに関心したとか。
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何故処女でなければいけないのか理由がちょっと判りませんが、さんざん国中を探し回って見つかったのが少女アビシャグ。王の冷え性は彼女のおかげで大幅に改善したそうです。画像はペドロ・アメリコの「老王ダビデを温めるアビシャグ」(1879)です。
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壮麗な宮殿の中で貴族らしき二人が手を添えているこれは何でしょう?画像はジャン=レオン・ジェロームの「Before The Audience」(1881)です。サザビーズの解説によると、これはオスマン様式のストーブだとか。中で炭か薪が焚かれているのでしょう。一番いい場所に猫が陣取っているのが可愛いです