昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

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メメント・モリ(死を想え)。この思想に基づいて14~16世紀にかけて多く作られたのが「トランジ墓」です。これは人の死体が朽ちてゆく過程を描いた像を墓に使うもので、画像のフランソワ・ド・サラの墓(15世紀)は、カエルやミミズに食われる死体の様子を墓石にしています。諸行無常、ですね🙏
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王妃の浮気を見つめる王様。現場を押さえられたドラゴンは焦っているように見えます。これは中世写本「Les faize d'Alexandre」からのイラストです。王様と王妃はアレキサンダー大王の両親。大王の誕生伝説に基づいたものなのですが、パパであるフィリップ王が何だかとてもかわいそうに見えます😭
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もうテッカテカですね。おピンクのシーツは綿か絹か。いずれにせよサテン織りによる光沢でしょう。この派手派手しい裸はホアキン・ソローリャの「Female Nude」 (1902)です。彼はスペインの熱い太陽と青い海を好んで描いた方でした。よく見るとこの女性、肩やお尻までテカってます。テカりは正義ですね
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重い病気に侵された時、貴方は誰に会いたいですか?画像はマクシミリアン・クルツヴァイルの「親愛なる訪問者」(1894)です。彼は騎兵なのでしょうか。体を自分で起こせない程に衰弱しています。ひょっとすると最後の望みが愛馬と会う事だったのかもしれません。馬に伸ばした手に愛を感じます。
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ジョージ・ダンロップ・レスリーの「不思議の国のアリス」(1879頃)です。アリスの物語を読み聞かせているのは母ですが、少女の服装はアリスそのもの。目線はこちらに向いているものの、少女の心は不思議の国に飛んでいることでしょう。靴が脱げたまま放置された人形が何だか不穏ですね。
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インディ・ジョーンズが探し求めた聖杯。キリストが最後の晩餐の際に使用したとされるこの聖遺物は、仏舎利と同じく世界中に存在します。中でもバチカンが「オリジナルの可能性が高い」と認めているのが画像のバレンシア大聖堂の聖杯。聖杯により得られる効果は富と不老不死と言われます(続)
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先ツイートに続いてもういっちょうメデュウサの絵画です。恐ろしい怪物の筈なのですが、こちらは爽やかな涼風が吹き渡るようなスッキリしたお顔。「メデュウサたん」と呼びたくなります。大体の男子は見ちゃいかんと思ってもつい顔をみちゃうでしょう。Józef Mehofferの「Meduza」(1904)です。
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「こっち向いてよぉ。面白いよぉ」と渾身の変顔でおっさんを誘うメデュウサ。しかしおっさんは完全無視。この斬新なメデュウサの戦法を描いたのはヤチェク・マルチェフスキです。メデュウサは目が合えば相手を石に出来ますが、見てくれないと勝負にならないみたいですね。腕力は無かったのかも。
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亀戸大根を頂きました。これは江東区亀戸近辺で江戸時代から局地的に栽培されている野菜。大根とは言え大きさは人参程です。皮を剥く必要はなく、私は生で味噌をつけてワイルドに齧りました。葉と共にお味噌汁にしても大変美味しいとか。飲食店「亀戸升本」でいつでも頂くことができますよ。
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旧約聖書に登場する神の食料マナ。飢えるイスラエルの民を救った謎食料として絵画で多く描かれていますが、その正体ははっきりしません。一説によると甘くて薄くて、鱗みたいな形状だとか。私は白いチップスターみたいなものだと想像してます。なお、マナという言葉の意味は「こりゃ何だ?」だそうです
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今日はニャンニャンニャンで猫の日、という事で猫さんの版画です。これは月岡芳年の「風俗三十二相・うるささう」(明治21年)。全力で猫を可愛がりに行っている若い娘ですが、猫の方は「ちょっとウザいなぁ」と思っているのかもしれません。そんないけずな所もまた猫さんの魅力なんですよね。
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いじけている時に壁を指でクリクリする仕草がありますよね。あれいつからあるのかと思ってましたが、少なくとも19世紀から存在しているようです。画像はジャックス・ウジェーヌ・フェイアン(1870没)の「 A Domestic Incident」。ママの「アレまぁ...」という呆れ声が聞こえてきそうですね。
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どうですこのリアルさ。画像は明治11年松本喜三郎によって作られた「生人形」です。人毛や漆、ガラス、銅合金などを使って作られたもので、現在は米国の博物館に所蔵されています。像は全身像でありちん●ん付きですが、リアルすぎてここではお見せできません。日本のフィギアの原点を見た気がします
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伝統食紹介サイトtasteatlasの「世界の不味い料理top100」で第5位に輝いたのが、写真の「Anis de Flavigny」です。アニス種子のエッセンスを砂糖で固めたこのキャンディは、かの太陽王ルイ14世も大好物だったとか。現代でも販売されており可愛い包装で大人気です。逆にちょっと食べてみたいですね。
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花が似合うのはやっぱり若い女性だよなぁ、と改めて思わされるこの絵はウワディスワフ・チャコルスキ の「A lady in a lilac dress with flowers」(1903)です。花瓶にライラックは無いのでドレスがライラックの色という意味でしょう。モデルの目が大きく描いてある為、現代的な美人に仕上がってます
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永遠のセクシー女優、ラクウェル・ウェルチさんが亡くなったそうです。彼女は「恐竜100万年」のビキニ姿で私が何かに目覚めるきっかけを作ってくれた恩人。非常に残念です。再掲ですが、その異次元なプロポーションを是非ご覧ください。
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洋画で主人公が怪我した時「F●●K!」なんて叫ぶことありますね。あれ鎮痛効果があるそうです。2009年の Keele Universityの実験では、普通の言葉を叫ぶ人より悪態をつく人の方が二倍長く氷水に手を漬けていられたとか。私も今度階段で転んだら、痛いじゃなくてバッキャローこの野郎と叫んでみます。
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白い肌と少し脂の乗った丸い肩、そして美しいうなじ。匂い立つような上品な色気を感じますね。画像は岡田三郎助の「あやめの衣」(1927)です。三郎助は洋画家であり版画家。美人画と風景画を得意とし、明治から大正にかけて新しい時代の女性美を絵画の世界に持ち込んだ方でした。
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私には無縁ですがバレンタインですね。この行事は聖ウァレンティヌス由来というのが有名な話。でも更に遡ると、2/14は元々ローマ神話の結婚の女神ユノーの祝日だったそうです。彼女はギリシャ神話でいえばヘラにあたる方で、画像はレンブラントの「Juno」。成程包容力抜群といった貫禄が感じられます
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壮麗な宮殿の中で貴族らしき二人が手を添えているこれは何でしょう?画像はジャン=レオン・ジェロームの「Before The Audience」(1881)です。サザビーズの解説によると、これはオスマン様式のストーブだとか。中で炭か薪が焚かれているのでしょう。一番いい場所に猫が陣取っているのが可愛いです
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何故処女でなければいけないのか理由がちょっと判りませんが、さんざん国中を探し回って見つかったのが少女アビシャグ。王の冷え性は彼女のおかげで大幅に改善したそうです。画像はペドロ・アメリコの「老王ダビデを温めるアビシャグ」(1879)です。
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大王が従者を従えぞろぞろやって来たとき、ディオゲネスは丁度日向ぼっこの最中でした。「私はアレクサンドロスである」と大王と名乗ると、ディオゲネスは面倒くさそうにこう言ったそうです。「日陰になるんで、ちょっとどいてもらえますか?」大王はそのひねくれっぷりに大いに関心したとか。
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超変人哲学者として知られるディオゲネス(紀元前323没)。諸事情により故郷を追われアテナイに流れ着いた彼は、甕に住み犬のように生活していました。ひねくれ者のド貧乏でありましたが庶民は彼を愛していたとか。そしてある日、彼の評判を聞いたアレクサンドロス大王が彼のもとにやって来ます→続く
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東京は既に雪。「少しも寒くないわ」なんてこと全然なくて寒いです。こんな時はウラジスラフ・エルコの絵本「雪の女王」をご紹介しましょう。アンデルセン原作のお話を圧倒的画力で可視化した彼は現代作家。他にも多くの絵本を出版していますが、ウクライナ出身の方との事。少し心配です。
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さすがおフランス。オシャレです。画像はフランスの大衆紙「La Vie Parisienne」 (パリの生活) の1910~20年代の表紙です。同誌はお色気から生活情報まで取り入れた総合誌で、アールデコとアールヌーボーの影響を強く受けていました。退廃的との理由でお偉方には不評でしたが庶民には大ウケでした。