昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

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画像はイギリスのイラストレーター、ルネ・ブル(1872年生)の作品。左は「ルバイヤート」、右は「アラビヤンナイト」です。ロマンチックな作風で御伽噺のイラストを多く手掛けた彼ですが、実は中々の冒険家。ボーア戦争の記録者として南アに行ったり、イギリス空軍で少佐の階級を得たりしています。
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この天使のような少年はメキシコの皇帝、マクシミリアーノ1世(マクシミリアン)です。オーストリアのハプスブルク家に生まれた彼は快活、聡明。その碧色の目で誰からも愛されました。紆余曲折の後ナポレオン3世の後押しでメキシコ皇帝の位に。善政を敷きますが、1867年メキシコ革命軍に処刑されます。
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「上手くやったわよねーあの子」と右側の娘たちは噂しているのでしょう。画像は「嫉妬のない愛は無い」というタイトルの作品です。作者はオイゲン・フォン・ブラース(1843生)。イタリア庶民の生活を描くことが多い画家でした。イケメンをゲットした黒髪の娘、ドヤ顔のお手本みたいな表情です。
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腹が立つ程暑いです。エアコンフル稼働してますが、一昔前はエアコンなどありません。そんな時人々はどうしたか。もう、芝生で寝転ぶしかありませんでした。これは1911年NYが熱波に襲われた時の様子。冷たい地面を求め多くの人が寝転んでいます。二千人が死亡しましたが、この時の最高気温は41度だとか
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少し酒が入っているのでお気入りシュール絵画をご紹介。画像は米国の現代アーティストErik Thor Sandberg氏の作品です。彼は日常と非日常が混じり合ったマジックリアリズムの旗手であり、その作品ではポップと不気味が混じり合った混沌とした世界を体験することができます。 erikthorsandberg.com/home.html
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英のフォード・マドックス・ブラウン(1821生)の作品「Take your Son, Sir!」は未完成です。彼はこの絵の製作途中、僅か10ヶ月の息子を喪ってしまいました。悲しみの余り彼は絵の制作を放棄。なので女性のドレスは白いままとなりました。鏡には両手を広げ息子を迎える父の姿。何とも胸が痛みますね。
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「内臓見えちゃってるじゃん。怖ッ!」。多分こう言ってるかも。画像はカラバッジョの「聖トマスの不信」です(17世紀)。 キリストの復活を今一信じられない聖トマス。傷を確かめさせて、と言って指を突っ込むと確かにキリスト様には槍で突かれた穴が。聖トマスは自分の不明を大いに恥じるのでした
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メキシコには三つの死があるそうで... 一、心臓が止まった時 二、埋葬された時 三、生きている人々がその人を忘れた時 だそうです。映画「リメンバー・ミー」の基本コンセプトがここにあるそうですが、日本人の私もその通りだと思います。忘れられたくない。そして忘れちゃいけないですよね。
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画像はアンリ・ラマンの1847年の作品です。またジョン・エヴァレット・ミレーの最高傑作で死ぬほど有名な絵画「オフィーリア」は彼女が溺死する所を描いています。詳しくは山田五郎さんのyoutubeを見ましょう!
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うつろな目にむき出しになった肩。美しい筈なのにどこか違和感のある彼女は、悲劇「ハムレット」に登場するオフィーリアです。父の復讐のため狂ったふりをする恋人ハムレットに罵倒され心を病んだ彼女は、さらにハムレットに父を殺され乱心します。最終的に彼女は小川に落ち歌いながら溺死するのです。
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私が現在使っているiphoneは128ギガバイト。最近ちょっと容量不足気味ですが、一昔前から見れば128ギガは恐ろしいまでの数字です。画像は1956年のIBMのハードドライブ。デカいですが、コンピュータではなくこれがHD本体です。容量は5MB(写真数枚分)で、リース料は当時の価格で約3千ドルでした。
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夜、片田舎で列車を待つ二人。女はスカートを捲りあげストッキングを引き上げますが、男はそんなあられもない姿にも全く無関心です。木一本生えていないこの地のように、乾いた二人の関係。この孤独な絵を描いたのは現代のエドワード・ホッパーと言われるNigel Van Wieck(米・1947生)です。
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Top Gun評判がいいですね。画像のイケメンは二次大戦時の戦闘パイロット、ピアース・マッケノンです。米生まれの彼はパイロット志望でしたが船酔いがひどく落第。止む無くカナダ、英国で実績を積み米軍に返り咲き、12の空中戦と9の地上戦で勝利を得ました。後ろは彼の愛機「リッジランナー」です。
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19世紀、英国の一部刑務所にはトレッドミルという踏み輪がありました。囚人が輪に付いた枠を踏むことでドラムが回転。ドラムは脱穀したり水を組み上げたりすることに役立ったのです。しかし一旦これに乗ったら囚人は立ち止まることが不可能。監督官が止めるまでノンストップの拷問労働が続きました。
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幼い頃、いたいけな私はノストラダムスの大予言を信じ涙する毎日でした。そしてこのペテン、実は明治時代にも信じられています。これは「明治14年に世界滅亡するとイタリヤの預言者が言ってるよ」という版画。預言者は多分ノストラダムスでしょう。地震の主、鯰が被災し、人間は気球で避難しています。
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《補足》 「メメント・モリ」「カルペ・ディエム」の二語については解釈が様々であり、このツイートはあくまで私個人の見解となります。またこうした言葉が流通した背景には、中世ヨーロッパのペストや飢えによる死亡率の高さがあると言われています。
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メメント・モリ(死を思え)。意訳すると「いつ死ぬか判らんから今をきちんと生きよう」という意味になります。でもきちんと出来ない人もいる。そんな駄目人間にはカルペ・ディエム(今日の花を摘め)という言葉がお勧めです。これは意訳すると「どうせ死ぬならいつ楽しむの?今でしょ!」となります。
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Victorのわんちゃんの名前はニッパーと言います。描いたのは英のバラウド。ニッパーはバラウドの兄の犬でしたが兄は他界。今は亡き主人の声を蓄音器で聞かせた所、ニッパーはじっと聞き入っていたそうです。その健気な姿に感動したバラウドはこの絵を作成(1889)。のち絵はVictorの象徴となります。
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ポラリスこと北極星は「心星」とも呼ばれます。北極星は位置を変えず常に北で輝くので、昔の人にはこの星が宇宙の中心に思えたのでしょう。西洋の船乗りたちはこの北極星を仰ぎ自分の場所を確かめていたとか。己の夢がブレないように、魂にも「心星」を掲げたいと思うこの頃です(イメージはゴッホ)。
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中世西欧の本にはたびたび「キラーラビット」というウサギが出てきます。人間を襲い首をはねたり皮を剥いだり、彼らの行いは悪逆非道です。何故こんなキャラが出てくるかですが、これはいわゆるギャップによる笑いが狙い。本来無力なウサギがやりたい放題することで無力な平民はスカッとするのです。
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ケロッグコーンフレークの誕生は1898年。グラノラを作ろうとしたケロッグ兄弟が失敗して小麦をフレーク状にしたのがきっかけです。意外とこれイケるじゃん、と今度はトウモロコシをフレークにして発売。以後「Kellogg kid」と呼ばれる子供のパッケージの人気も相まってケロッグは朝食の定番になります
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「あれ?この人誰だっけ?」 今はこうなったらまずスマホを見ますが、昔はスマホがありません。なので古代ローマでは「Nomenclator」という記憶専門の奴隷秘書が居ました。この秘書は主人が会った人の名前、発言内容、思想等を正確に記憶。相手が思い出せず困惑する主人にそっと耳打ちしてくれました
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昔「野球盤」という玩具がありました。消える魔球という新機能がついたそれはかなり高価。買ってもらえない事を知りつつ、毎日玩具店のショーケースを眺めたものです、そんな気持ちを思い出したのがロブリション(仏・1831生)の「おもちゃ屋の窓」。夢中でガラスに顔を押し付ける子供が愛らしいです。
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仏のイラストレーター、ジョルジュ・バルビエ。彼は舞台衣装等も手掛けるオシャレ芸術家でした。そんな彼がハマってしまったのが二人のロシアバレエダンサー、ニジンスキーとタマーラ・カルサヴィーナ。バルビエは1910年代、二人に捧げるイラスト集を出版しています。抜群のセンスに痺れちゃいますね。
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川口でお仕事中巨大なジミヘンにエンカウント。正体は「くれよん」という立体看板の会社でした。会社の壁には楽しいキャラがいっぱい。敷地内にはお菓子の家も建ってました。見学してみたいなー。