昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(新しい順)

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男子はブルーで女子はピンク。この概念は2つの絵が元であるとの説が有力です。画像は共に18世紀の作品で、ゲインズバラの「青衣の少年」とローレンスの「ピンキー」。本来2つの絵は関連が無いのですが、米の富豪ハンティントンが両方購入し対にして飾ったことから男女の色分けが定着したそうです。
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ウクライナ侵攻について思うところあり、この絵を紹介します。これはロシア帝国の画家イリヤ・レービンの「イワン雷帝とその息子」(1885年)。暴力的な雷帝が激情にまかせ息子を打ち殺し、我に返って嘆いている場面です。大きな過ちは後で後悔しても取り返しがつかない。今のロシアに言いたいです。
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2022年2/22,ニャンニャンニャンで猫の日です。再掲ではありますが結構お気に入りの画像なのでご紹介します。これはフランス・マルセイユの会社C. Ferrierが出した洗剤「Le Chat」の宣伝(1890年)。世界中の人々が猫を崇めていることがよく解りますね。後光まで差して神々しいです。
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浴衣姿の強面ヒゲの男達は日露戦争におけるロシアの捕虜です。愛媛県松山には戦時中多くの捕虜が送られ、最大4千人が収容されました。日本側の捕虜の扱いは大変手厚く、画像のように道後温泉で湯に浸かったり遠足に行ったり。戦場で戦うより捕虜のほうが安全なので、わざと投降する者もいたそうです。
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《補足》 ゴダイヴァ夫人は11世紀英国の人。裸の行進は実際には無かったというのが定説ですが、心清らかで慈悲深い方だったのは事実のようです。もちろんトムは実在の人物ではありません。画像はジョン・コリア作「ゴダイヴァ夫人」とカリオ・ドルチの「ピーピングトム」です。
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バレンタインデーも近いので、ゴディバのマークにもなったゴダイヴァ夫人にまつわるお話。夫の圧政を諌めるためマッパで街を行進する事になった夫人。絶対覗くなよ!とお触れが出る中、スケベ仕立屋のトムは街でただ一人覗きをします。これがピーピングトムの由来。彼は天罰で失明したと言われています
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決して左から読んではいけません。画像は大正4年の絵本「狸のポンチ」です。ここで言うポンチとは軽妙な絵という意味で、当時風刺漫画などをポンチ絵と言いました。内容は狸のレジャーを描いており、文福茶釜よろしく綱渡りをしたり、金○袋を気球にして空を飛んだりと狸たちは楽しそうです。
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本は人類の叡智の集合体です。図書館で大量の本を前にする時感じる威圧感のようなものは、その叡智に対する畏怖の念なのかも。画像は1955年まで存在したシンシナティの公共図書館の様子。まるでホグワーツ魔法魔術学校の図書館のようですが、現在は駐車場になってしまっているそうです。
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忍ぶ恋というのは儚く切ない。その切なさを見事に切り取ったのがバートン(英・1900没)の「ヘレリルとヒルデブランド」です。これは中世ハンガリーの詩にある物語。王女と警護役である二人の恋は父に許されていません。狭い砲塔階段ですれ違うほんの一瞬、二人は目も合わさぬ逢瀬で愛を確かめるのです
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上半身の下にはやっぱり上半身!ちょっとグロいこの女性はトランプ人間だそうです。画像はドイツやチェコで活躍したシャイナー(1938没)のイラスト。雑誌や絵本、絵葉書などで多くの仕事をこなしました。ミュシャの影響があったのではと言われる彼のタッチは精巧な描写と多彩な色遣いで飾られています
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スカイツリーの前というロケーションで、干瓢巻とお稲荷さんだけで勝負しているお店があります。名は「味吟」。 店構えはお高そうな寿司屋ですが心配無用。650円あれば写真のセットが購入可能です。味付は甘すぎずバランス抜群。今まで食べたいなり寿司の中で一番美味いかも。あと店員さん優しいです
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13歳で妓楼に売られた境遇にもかかわらず、多くの傑作を残した西洋画家。それが潘玉良(右上)です。身請け後上海で西洋画に目覚めた彼女はその出自から母国で差別を受けます。止む無く海外(パリ)に移住した彼女はその後世界で活躍。しかし二度と母国の土を踏むことはありませんでした(1977没)
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絵のモデルは重労働。動けないというのが大変辛いのだとか。とても子供には無理な仕事だと思うのですが、その無理をさせた結果がこれ。ピールの「The Tired Model」(1889)です。モデルが辛くて泣き出しちゃった裸の子供の様子を、爺さんが伺っています。お菓子でもあげないとこれ以上は無理ですね。
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西洋画のすっごい上手い人がガチで屏風絵を描いたら?こんな想像させてくれる絵がティソ(仏・1902没)の「日本骨董を見る若い女」です。女性が身を乗り出し金屏風に見入っていますが、この屏風かなりの完成度。武者もきちんと描かれており配色も見事。いっぺん本気で屏風絵を描いて頂きたかったです
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この写真(1893年)実は犯罪者写真です。写っているのはフランソワ君。わずか生後23ヶ月で彼が犯罪者写真に納められてしまった理由は、父のアルフォンス・ベルティヨンがフランスの犯罪者写真のシステムを標準化した人だから。ちなみに彼の罪状は「かごの中の梨を全部かじった」事だそうです。
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クラシカルな絵に描かれる女性は長く美しい髪を持つ事が多いです。その意味で珍しいなと思うのがアルフレッド・ギュー(1926没)の作品「モーニングブーケ」でのショートの髪型。花を持つ少女の髪はショートどころかざんばら髪。しかし桜色の頬と深い青の瞳がその乱れた髪型を却って魅力的にしています
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お正月も三日目。お仕事の事は「めんどくせー。考えるだけでめんどくせー」という人もいるのでは?せめて今日はダラダラ過ごそうとの思いでブリューゲルの「怠け者の天国」をご紹介します。彼らはCockaigneという中世の架空の楽園の住人。ここでは寝ているだけで美味しいものが天から降ってくるのです
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あけましておめでとうございます🎍 今おせちにお屠蘇という方も多いのではないでしょうか。新年一発目は豪快に日本酒を一気飲みする猫のショットです。安達吟光「猫の宴会」の一コマ。猫なので酒の肴はやっぱり魚ですね。後ろで刺し身に捌かれているのはネズミのようです。ものすごくマズそう。
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もういくつ寝るとお正月。そしてお正月と言えば凧ですが、そもそも江戸時代凧は「いか」と呼ばれていました。いか揚げは大変な人気でしたが、落下した「いか」が次々と屋根を破壊。幕府はいか禁止令を出したのです。のち庶民の「いかじゃなくてたこならセーフ」という謎理論で現在のたこが定着しました
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「これなら俺でも描ける!」。巨匠の作品をディスる時に使う慣用句ですね。そんな訳あるはずないのですが、つい「描けるかも」という言葉が浮かんでしまいそうなのが、ピカソが70代の時描いた「クリスマス」です。クレヨンでのなぐり描きですが、クリスティでは13万ドル以上での価格が付いています。
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毎年のネタですが、今年はまだ誰も扱っていないようなのでお先に。画像は明治33年、日本で最初にサンタクロースを扱った絵本と言われる「さんたくろう」です。「北國の老爺 三太九郎」というちょっと格好いい名を持つ彼。恩ある親子にオモチャで恩返しする義理堅い男として描かれています。
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虎バターのパンに囲まれいい笑顔!画像は1919年版「ちびくろサンボ」です。元々インド人設定のこのお話は多くが改変され、アフリカ系少年が主人公となりました。一時期人種差別問題で絶版の憂き目に遭いましたが現在は復活。一部の本は少年の名をサンボから本来の名前「ババジ」に戻しています。
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悲しいにも程があるアンデルセンのお話「マッチ売りの少女」。世間ではクリスマスの物語として誤解されることが多いようですが、原作では大晦日の晩の出来事です。マッチを擦った時の幻でクリスマスツリーが現れること、また児童書等でクリスマスの話に改変されているのがその原因と考えられています。
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19世紀、欧州では「パリズグリーン」と呼ばれる緑の染料が使われていました。深く美しい色を出すためドレス、家具、壁紙、オモチャにまで広く使用されましたが、実はこの染料、何と猛毒ヒ素が含まれていました。この為毒性が判明するまで多くの人々が死亡。ナポレオンの死因もこれだという説もあります
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東京事変「女の子は誰でも」の歌詞に「女の子はお砂糖とスパイスとで出来てる♪」というのがありますね。あれはイギリスの童謡からの引用です。いわゆるマザー・グースですね。画像は元ネタ「What Are Little Boys Made Of」の1820年の楽譜。ちなみに男の子はカエルや蝸牛で出来ているそうです。