昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(いいね順)

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★ロバート・フレデリック・ブルーム 19世紀の日本を美しく描いた外国人でナンバーワンだと私が思うのが、この人ブルームです。1890年に上野の博覧会で来日した彼は、2年以上に渡り日本の人と風景を描き続けました。画像は1892年の作品「絹物商」。江戸時代はかくも色鮮やかな世界だったのです。
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あひるのジマイマは卵を孵すのが苦手。いつも代理母の鶏に卵を孵してもらっています。しかしそれでは母の立場が...と思った彼女は自宅の農家以外の場所での孵化を決心。親切なイケメン狐と出会い、彼の小屋で孵化にチャレンジする事となりました。小屋は何故か鳥の羽が散乱しておりフッカフカです→続
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お金持ちで気前が良く、画力も抜群。そんな理想的画家がカイユボット(1894没)です。貧乏画家揃いの印象派メンバーの絵を買ったり、展覧会の資金を提供したり等々。内部的対立はあったものの、彼は印象派を資金面から支えました。画力についてはこれを見れば一目瞭然。床板の質感などもう光の魔術です
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ひと目見て忘れられなくなる絵です。これはフィンランドのヒューゴ・シンベリの作品「傷ついた天使」(1903)。同国を代表する傑作です。天使の羽根は血が滲み一部が欠損。辛そうですが手には癒やしの象徴スノードロップの花を持っています。こちらに視線を投げる少年の目、少し敵意が感じられますね。
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今日は暑かった!スラブの伝説では、こんな暑い日にはポルードニツァが現れるそうです。白い服に花の冠をかぶり手に鎌を持った彼女は、日中の一番暑い時間に現れ人々を襲う悪魔です。 手足を攻撃しフラフラにしたり心臓を掴んで止めたり。彼女が人間にする行為は何だか熱中症の症状に似ています→続
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踊り子からローマ皇帝后へ。そして弱い女性の庇護者へ。そんな人生を送ったのがテオドラ(ユスティニアヌス1世の妻)です。前述のような出自の為、彼女は貧乏な女性や娼婦の保護に務めました。また夫が反乱で逃げようとした時は「ここで逃げて命を拾ってもその命に意味はあるの?」と諌めたといいます
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「くまのプーさん」はAAミルンが息子クリストファーロビンの為に書いた物語。そのミルンが息子に与えたとされる人形たちがこの画像です。プー、ティガー、カンガ、イーヨー、ピグレットなどお馴染みのキャラが居ますが、ルーは果樹園で行方不明になったとか。NY公立図書館で今でも本物を見られますよ。
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大きな椅子の上で頼りなげにお座りするパグの子犬。たまらん可愛さですね。画像はトーマス・ハイネの「ジークフリート」(1921)です。ハイネはドイツ生まれのユダヤ系の画家。ナチの迫害を受けスウェーデンに移住し亡くなるまで母国に戻りませんでした。このわんちゃんの名前がジークフリートなのかな
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1941年、ポケット一杯に石を詰めた女性が英国で入水しました。その人はヴァージニア・ウルフ。数々の名作を書き上げた彼女は長年鬱を患っていたのです。夫に宛てた遺書は”世界一美しい”そうですが、私はこの言葉の方が刺さります。「急ぐことも輝くことも誰になることもない。ただ貴方であればいい」。
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本は人類の叡智の集合体です。図書館で大量の本を前にする時感じる威圧感のようなものは、その叡智に対する畏怖の念なのかも。画像は1955年まで存在したシンシナティの公共図書館の様子。まるでホグワーツ魔法魔術学校の図書館のようですが、現在は駐車場になってしまっているそうです。
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絶対何か邪悪なものが潜んでる、とこの写真を見て感じちゃう人は良くない映画の見すぎです。私もその一人ですが。 これは写真家Marvin Konerが1940~50年代頃に撮ったハバナの孤児院の様子。尼僧が子供達の就寝を見廻っています。彼女が被っているのはCornetteという尼頭巾。独特ですよね。
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アラクネは凄腕の織物名人。その腕は神をも凌ぐと言われました。これでは立場が無いのが織物を司る女神アテナ。彼女は老婆に化け「調子のんなや」とアラクネに忠告します。しかしアラクネは忠告などどこ吹く風。その生意気な態度にアテナはブチ切れ、正体を現して言います「織物勝負じゃい!」→続く
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ようやく海外旅行がまた出来そうです。で、今何処に一番行きたいかと聞かれたら、英国のグロスター大聖堂が真っ先に頭に浮かびます。15世紀に完成したこの聖堂は、美しい回廊(写真)がハリーポッターシリーズのロケに使われました。扇形ヴォールトと言うんでしょうか?天井の模様たまりません。
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うつろな目にむき出しになった肩。美しい筈なのにどこか違和感のある彼女は、悲劇「ハムレット」に登場するオフィーリアです。父の復讐のため狂ったふりをする恋人ハムレットに罵倒され心を病んだ彼女は、さらにハムレットに父を殺され乱心します。最終的に彼女は小川に落ち歌いながら溺死するのです。
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上半身の下にはやっぱり上半身!ちょっとグロいこの女性はトランプ人間だそうです。画像はドイツやチェコで活躍したシャイナー(1938没)のイラスト。雑誌や絵本、絵葉書などで多くの仕事をこなしました。ミュシャの影響があったのではと言われる彼のタッチは精巧な描写と多彩な色遣いで飾られています
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皆さん知ってるかもしれないけど、私は今日まで知らなかったのでメモ代わりに。芥川龍之介の有名な小説「芋粥」に出てくる粥。あれ私は山芋を米と煮たものと思い込んでいました。しかし本当は山芋と甘葛を煮た台湾スイーツっぽいものだったのですね。勉強不足を痛感した土曜日でした。
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なんだか世の中が殺伐としてるのでゆるくて涼しい絵をご紹介。画像は歌川国芳の「にはかあめんぼう」です。突然のにわか雨に慌てる金魚たちですが、よく見たら降ってきたのは雨じゃなくてあめんぼうでした。そもそも水の中に居るのだから雨降ったところで困らないんですけどね。水草の傘が可愛いです。
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騙し絵ですね。画像はペレ・デル・カソの「Two Laughing Girls」(1880)です。少女の肘が額縁から出ているように見せる事で立体感を出しています。そしてこの絵、もう一つ見る人を試す部分があります。指さす少女を見て「笑われている」と思った人はいませんか?そう思ったら心が疲れている証拠です。
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トレンドにミュシャが上がっていたので展覧会かと調べたら、ある名誉教授職にある方が「ミュシャは二流の画家」と仰ったそうです。悪意の切り取り発言かなと思いましたが、ツイートを見たらそうでもない模様。私のような素人には一流二流の判断は出来ません。でも、悲しい気持ちになりました。
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きなこ飴の柔らかいのが今食べたいです。なのでロバート・F・ブルームの「The Ameya」(1893)をご紹介します。米国生まれのブルームは1890年来日。西洋画の技法を使い明治の日本の様子を細かに描写し、現代の我々にその美しい風景を遺してくれました。のれんや看板、キモノの美しさは要注目ですよ。
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メリケンサックなどと呼ばれる拳に握り込む武器は、厨二病患者に大人気。私も高校の時通販で買いました。これをクリスタルで作っているのが米の芸術家デブラ・バックスターさんです。左の作品名は「Devil Horns Crystal Brass Knuckles」。完全に聖闘士星矢の必殺技名ですね。instagram.com/debrabaxterstu…
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13歳で妓楼に売られた境遇にもかかわらず、多くの傑作を残した西洋画家。それが潘玉良(右上)です。身請け後上海で西洋画に目覚めた彼女はその出自から母国で差別を受けます。止む無く海外(パリ)に移住した彼女はその後世界で活躍。しかし二度と母国の土を踏むことはありませんでした(1977没)
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地獄には浄玻璃鏡という鏡があります。生前の悪行が映し出されるモニターで、閻魔様はこれで亡者の極悪度を判断するのです。しかし「閻魔大王浄玻璃鏡図」(河鍋暁斎)での女性は鏡の姿も美しいまま。この異常事態に閻魔様はパニクっています。あんたどーするのよ?という鬼の視線も可笑しいですね。
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ゼルダの伝説。世界的に有名なこのゲームのタイトルの由来になったと言われているのがゼルダ・セイヤーです。彼女は「華麗なるギャツビー」の作者F・スコット・フィッツジェラルドの奥様。その生き方は自由奔放であり、夫に「アメリカで最初のフラッパー(進歩的な女性)」と呼ばれました→続く
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左の画像、なーんか既視感があるぞと思った方がいるかもしれませんね。そう、エヴァファンの方ならきっと判るでしょう。 これはオランダ系イタリア人カレル・トール(2000年没)の1970年代の作品。彼はイラストレーターとして多くのペーパーバックの表紙を飾りました。