昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(いいね順)

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絵のモデルは重労働。動けないというのが大変辛いのだとか。とても子供には無理な仕事だと思うのですが、その無理をさせた結果がこれ。ピールの「The Tired Model」(1889)です。モデルが辛くて泣き出しちゃった裸の子供の様子を、爺さんが伺っています。お菓子でもあげないとこれ以上は無理ですね。
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ゴヤと言えば右上の「我が子を食らうサトゥルヌス」が有名。私も小さい頃は「ゴヤ怖ぇーよ」と思っていました。しかし、彼だって暗い絵ばっか描いてる訳ではありません。彼の1792年の作「ストローマネキン」(左)を見てください。若い娘が藁の男人形を飛ばして遊んでますが、素晴らしい脱力感です。
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★フランスの浮世絵師 アンリ・リヴィエール(1951没)はフランスの人。19世紀末のジャポニズムに強い影響を受け、浮世絵の技法を活かした版画を多数制作しました。北斎の「富嶽三十六景」にちなんだ「エッフェル塔三十六景」は特に有名。なるほどよく見ると北斎っぽいタッチを感じます。
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八つ当たりというのは良くありません。画像はリチャード・サージェントの「怒りの転移」(1954)です。お父さん→お母さん→子供→子猫と八つ当たりの連鎖は続く訳ですが、靴下の穴くらいで怒るお父さんが一番ケ〇の穴が小さいと思います。猫の困り顔がかわいそうだけどカワイイです。
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中世の聖職者は下半身がユルい人が多く、尼僧や信者とのチョメチョメは結構日常茶飯事だったようです。当然発覚すれば反省は必要ですが、具体的にどんな反省をすればいいのかが難しい。10世紀の神聖ローマ帝国司教バーチャードは、こんな困った聖職者が行うべき反省例を教本で例示しています→続く
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「ネコと和解せよ」という言葉がネットで流行ったことがありましたが、これはその図ではありません。フランス・マルセイユの会社C. Ferrierが出した洗剤「Le Chat」の宣伝です(1890年)。別にネコ用という訳ではなく、普通に人間が使う洗濯用洗剤である模様。中央のネコが神々しいです🙏
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凛々しいですね。彼女はロウサ・リントーン=オーマン(英・1935没)です。一次大戦に婦人部隊として参加し、英国への愛国心から反共・ナショナリズムに目覚めます。1923年にはイギリスファシスト党を結党し女性政治家の先駆けとなりました。しかし党は分裂。薬物と酒に溺れ39歳で亡くなりました。
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1950年、不朽の名作「羅生門」の撮影時に黒澤明監督がキャスト一同と撮った記念写真です。暗く陰鬱なショットばかりだった同作品ですが、裏ではこんなおふざけもあったのですね。三船敏郎のハジけっぷりは流石の看板スター。京マチ子さんも女子っぽくてチャーミング。志村喬さんはこんな時も真面目です
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いじけている時に壁を指でクリクリする仕草がありますよね。あれいつからあるのかと思ってましたが、少なくとも19世紀から存在しているようです。画像はジャックス・ウジェーヌ・フェイアン(1870没)の「 A Domestic Incident」。ママの「アレまぁ...」という呆れ声が聞こえてきそうですね。
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「あれ?この人誰だっけ?」 今はこうなったらまずスマホを見ますが、昔はスマホがありません。なので古代ローマでは「Nomenclator」という記憶専門の奴隷秘書が居ました。この秘書は主人が会った人の名前、発言内容、思想等を正確に記憶。相手が思い出せず困惑する主人にそっと耳打ちしてくれました
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冗談のような大きさのこのカメラはコダックのK-24です。元々英国にあったF-24を改良し、1942年に米国で誕生しました。もちろんこれで「はい、チーズ(古)」などと記念写真を撮る訳もなく、偵察機で航空写真を撮る為に使われたようです。二次大戦では9千台近くが連合国側に配備されていたとか。
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忍ぶ恋というのは儚く切ない。その切なさを見事に切り取ったのがバートン(英・1900没)の「ヘレリルとヒルデブランド」です。これは中世ハンガリーの詩にある物語。王女と警護役である二人の恋は父に許されていません。狭い砲塔階段ですれ違うほんの一瞬、二人は目も合わさぬ逢瀬で愛を確かめるのです
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旧約聖書に登場する神の食料マナ。飢えるイスラエルの民を救った謎食料として絵画で多く描かれていますが、その正体ははっきりしません。一説によると甘くて薄くて、鱗みたいな形状だとか。私は白いチップスターみたいなものだと想像してます。なお、マナという言葉の意味は「こりゃ何だ?」だそうです
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これは映画「バンビ」制作の為、本物の鹿をスケッチするディズニーのスタッフです(1942)。鹿の姿形や仕草を正確にアニメ化するのが目的なのでしょうが、なんともシュールな光景。当時のディズニーの映像にかける本気度が伺えますね。鹿、暴れなかったのかな🤔
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美人の条件のひとつに「丸いおでこ」があります。確かにつるんと丸いおでこはとっても魅力的。それだけにおでこの脂肪が減って平面になると一気に老け顔が進むそうです。絵画の世界で私がお勧めするおでこ美人はフランツ・ヴィンターハルター 作の「モンモランシー公爵夫人」(1860)。綺麗ですよね。
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この目、まさに狂気ですね。画像はイェノー・ギャルファースの作品「Ordeal of the Bier」(1881)の拡大です。これはハンガリーの作家、アラニ・ヤーノシュの同タイトルの物語の挿絵として制作されました。 新婚早々殺された花婿。人々は花婿を殺した人物を突き止める為、怪しい人物を死体に→続
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1764~67年にかけ、フランスの田舎町を恐怖のどん底に陥れたのが「ジェヴォーダンの獣」です。全身毛に覆われたこの生物は主に女性や子供を狙い撃ち。100人近い死傷者が出ました。時の王ルイ15世は討伐を命令し一旦狼が仕留められますが、事件は再発。結局獣の正体は判明せず、未だ真相は藪の中です。
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世の中が再び殺伐としてきたので、微笑ましい絵で本日を締めようと思います。これは喜多川歌麿(1806没)の「児戯意乃三笑 恵恩芳子」。母が子供をおんぶして腰をかがめると、手水に二人の顔が写ります。きれいに並ぶ顔を見て母子は思わずにっこりする、というもの。なんて平和で素敵な日常でしょうか
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この美人さんはボビー・ギブです。彼女は1966年に初めてボストンマラソンを完走した女性として知られています。しかし彼女、実はこのマラソンに「正式」には参加していません。 ボストンマラソンに向け2年の訓練を重ねたボビー。いざ参加しようすると彼女は運営に拒否されます。その理由は→続く
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19世紀、欧州では「パリズグリーン」と呼ばれる緑の染料が使われていました。深く美しい色を出すためドレス、家具、壁紙、オモチャにまで広く使用されましたが、実はこの染料、何と猛毒ヒ素が含まれていました。この為毒性が判明するまで多くの人々が死亡。ナポレオンの死因もこれだという説もあります
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1892年、女性同士の決闘がオーストリアで行われました。パウリーネ侯爵夫人(左)とアナスタシア夫人が花の装飾を巡って口論。剣で勝負となったのです。負傷の際の感染症を防ぐため二人は上半身裸に。為に「Topless Duel」と言われました。流血沙汰に至ったものの結局引分となり、二人は仲直りしました
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ワチャワチャしていますがこの象牙の彫刻は凄いです、何が凄いのかというと、これが一本の象牙から削り出されている点です。 画像は「叛逆天使の墜落」(1700年・作者不詳)。大天使ミカエルが堕天使達を剣で地獄に叩き落す様子を表しています。どれだけ時間をかけたのか。気が遠くなります。
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笑顔で車を持ち上げているのは女優リンゼイ・ワグナー(1976年頃)。TVドラマ「バイオニック・ジェミー」のプロモーションです。日本でも1977年から放送されたこのドラマはSFで、彼女は両足と右耳と右腕がサイボーク化された諜報部員という設定でした。進化した今のCGでリメイクしてくれないかなー。
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フランス王シャルル6世(1422没)は狂気王と呼ばれています。元々は賢明な人でしたが20代に発狂。自分の体がガラスで出来ていると思い込み、妻子の名を忘れ、あげくに家臣に襲い掛かりその命を奪いました。画像はシャルルが悪魔祓いを行っている様子を描いたと言われるもの。彼の指先には悪魔が→続
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中世から近代にかけて、欧州の人々には「二度寝」の習慣があったとする説があります。この二度寝の記述は多くの文献に残されており、かの「カンタベリー物語」にも記録されているとか。研究によると、当時の人々が就寝するのは19~21時。そして0時頃いったん起床し1時頃また就寝したそうです→続