昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(いいね順)

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夜に相応しい現代画をご紹介。Maria Kreynの「Alone Together」(2012)です。この絵は発表当時話題になりABCで特集されました。 抱き合う男と女。男は彼女の細い首に顔を埋め愛を感じています。でも女は?彼女の目と、そして心は一体何処を向いているのでしょう。愛の終わりを予感させる一枚です。
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ヴェニスの河を背中に立つすらりとした姿。黒と赤のファッション。そしてシルクの手袋には高価な宝石。この素晴らしくハイセンスな方はマドレーヌ・ボナール(モンゴメリー伯爵夫人)です。1939年頃のお姿ですが正に麗人という佇まい。しかし彼女の資料は余りに少なく、これ以上の事は解りません→続
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ここは死者の魂が群集うアケロン川。その魂らの側に立つ幽鬼のような男(左)は、渡し守のカロンです。カロンは魂を冥界に導くため待機しているのですが、そこへヘルメスがやって来ます。 カドゥケウスの杖を携え光を纏う彼はまるで救いの神。死者らはヘルメスにすがり残酷な運命に対する不満を→続
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ヴィクトリア朝時代のコルセットは激細。これはウェストを細く見せるだけでなく、下からオッパイを持ち上げる目的もありました。しかしあまりに細さを求めた為か健康被害が続出。内蔵を痛めたり肋骨を折る女性も居たとか。… twitter.com/i/web/status/1…
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ポラリスこと北極星は「心星」とも呼ばれます。北極星は位置を変えず常に北で輝くので、昔の人にはこの星が宇宙の中心に思えたのでしょう。西洋の船乗りたちはこの北極星を仰ぎ自分の場所を確かめていたとか。己の夢がブレないように、魂にも「心星」を掲げたいと思うこの頃です(イメージはゴッホ)。
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明治23年「当時流行こっくりさん」の図です。米国船員から伝わったこっくりさんは明治時代大流行となりました。本来ターンテーブルを使うこの欧米の占いを、日本人は竹の三脚と逆さタライで代用。タライがコクリと動くことからこっくりさんの名が付いたとか。「狐狗狸」は後付の当て字のようです
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マヨネーズでお馴染みキューピーさんの誕生は1909年。米国のイラストレーター、ローズ・オニールが生み出しました。カブ頭と赤ホッペのこのキャラはすぐに人気爆発。1922年にはキユーピー株式会社が商標登録します。なお、キユーピー株式会社のユは小文字ではなく大文字で「キユーピー」だそうです。
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奥様とお客様の様子をそーっと鍵穴から覗く二人の使用人。これが女性のお客様なら別に二人で覗くほど興味は湧きませんよね。ならばこのお客さんはやっぱり訳ありのイケメン紳士でしょうか? そんなムフフな妄想が膨らむのがRémy Coggheの「Madame has a Guest」(1908)。メイドの表情が秀逸です。
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甘味の為ならどこまでも。日本橋の「鶴屋吉信」さんに行ってきました。COREDO3にあるこのお店はチョイスした練りきりを目の間でクラフトしてくれるのです。ちょい苦の冷たいお抹茶と美しい練りきりの組み合わせは、口の中に涼風が吹くようでした。ごちそうさま。
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一つのハート型の本を開くと、恋人同志のふたつのハートに早変わり❤このチャラチャラした本はフランス司祭Jean de Montchenuの為に15世紀頃作られた愛の歌集です。内容は宮廷内の男女のチャラチャラした色恋沙汰を取り扱っており、44の歌が収録されているとか。シャンソンの原型かもしれませんね。
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近づけます。「殺した人間がその死体に近づくと、死体から血が流れる」という迷信があったからで、その結果、犯人は花嫁である事が判明します。実は花嫁は悪意のない事故で花婿を殺していたのです。花嫁は恐るべき現実を受け止め切れず発狂します。この絵はその発狂の瞬間を捕らえているのです。
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この彫像のタイトルは「Modesty」。アントニオ・コラディーニ の1750年頃の作品で、彼は薄布に包まれた人物の彫像を得意としていました。Modestyを日本語訳すると謙虚とか貞操になりますが、下からのアングルを見るタイトルに違和感を感じます。雑巾のような私の心がそう見せるのでしょう。すみません
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痛そう!画像はOttavio Vanniniの「ヤエルとシセラ」(1640)です。12世紀イスラエルを支配していたカナン人将軍シセラは、支配からの独立を求めるイスラエルの人々の反乱軍に敗走します。逃げ込んだのは主婦ヤエルの天幕。しかし彼は寝込んだとたん、ヤエルによって釘を頭にブチ込まれるのでした🙏
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私は心が汚れていますので、時に芸術作品を性的な目で見てしまいます。そんな性的アンテナにビビビと来る彫刻作品が「聖テレジアの法悦」(17世紀・ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ)です。天使に槍で貫かれたという修道女テレジアの神秘体験を形にしていますが、ちょっと顔が気持ち良すぎですね。
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「俺も昔はワルだったけど今は更生して...」などとイラッとするワル自慢に使われる「更生(こうせい)」。本来は仏教用語で「更生(きょうしょう)」と読みます。これは天部イケメンNo1の帝釈天が死にそうな時に、お釈迦様の説法を聞いてHP全回復したというエピソードが由来。ベホマみたいなもんですね。
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フィンランドの伝説では、死者は「トゥオネラ」という幽界に行くそうです。悪人でも善人でも行き着く先はそのトゥオネラ。そこは世界の最北端に有り「暗き川」で現世と隔てられているとか。画像はアクセリ・ガレンの「トゥオネラ川のほとり」(1903)。皆裸になって川を渡り、幽界へ行くのでしょうね
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光がこれほど主役となっている絵画は珍しいかも。画像はIppolito Caffiの「フォンダメンタ・ヌォーヴェの日蝕」(1842)です、作者がヴェニスで目撃した日蝕を描いたもので大変幻想的。太陽光の漏れ方が正確でないという批判もある絵画ですが、私は「細けぇこたぁいいんだよ!」と言ってやりたいです
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「そんときワシがやっつけた熊っつたらよ、こーんなでかかったんよ!」。 酔った爺さんはこんなほら話をしているのかも。画像はGaetano Belleiの「The joker」(1920年頃)です。楽しそうな婆さんはきっと爺さんのバカ話にいつも笑ってあげているのでしょう。こんな素敵な老夫婦、憧れてしまいます。
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ケロッグコーンフレークの誕生は1898年。グラノラを作ろうとしたケロッグ兄弟が失敗して小麦をフレーク状にしたのがきっかけです。意外とこれイケるじゃん、と今度はトウモロコシをフレークにして発売。以後「Kellogg kid」と呼ばれる子供のパッケージの人気も相まってケロッグは朝食の定番になります
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うちの子は幼少期、今ひとつ組織に馴染めない子供でした。小学校に入学したときは心配で、半休を取って子供を校門まで見送った事もあります。そんな記憶が蘇ったのがハッドン・サンドブロム(1899生)の「一年生」。不安な表情を浮かべながらも、小さく親(多分)に手を振って見せる少年が健気です。
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バナナが大好物なのですが、どうやらバナナは一日一本くらいが適量だとか。栄養価が高いゆえに食べ過ぎは中性脂肪の上昇やシュウ酸による結石が懸念されるそうです。これは「メタフォリカルレアリズム」の先駆者で現代画家のVladimir Kushさんの作品。キモかわいいですね 。instagram.com/kushfineart/
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母の手に止まった蝶に見入る少年の図ですが、何故か不安感を掻き立てられます。これはアレクセイ・ヴェネツィアーノフの「Reapers」(1820)です。「収穫人」と訳すべきでしょうが、この単語には「死神」の意味も含まれています。でも、これに不安を感じる私はきっと悪い映画を見すぎなんでしょうねw
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恋愛とか夢とか、人間どうにも諦めきれないものがあるもんです。往生際の悪さが唯一の長所?である私も、この歳でまだ諦められないものがあります。江戸時代もそんな人が多かった様で、都々逸坊扇歌はこんな唄を残しています。「諦めましたよどう諦めた 諦めきれぬと諦めた」。沁みますねー。
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1937年、ドイツ空軍はスペイン内戦に介入し、同国の小都市ゲルニカを無差別爆撃しました。多くの罪なき市民がこれにより死亡。ピカソは憤慨しあの「ゲルニカ」を制作したと言われます。 しかし憤慨した芸術家はピカソだけではありませんでした。Horacio Ferrer(スペイン)もその一人。画像は→続
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可愛くな...いや非常に個性的な絵柄ですね。これは米のジョシュア・ジョンソン(1824没)の作品です。彼はなんと奴隷出身の独学の画家。二十歳を超えて自由の身を獲得し以後芸術の道を邁進しました。没後忘れ去られていましたが1940年頃再評価。今では様々な美術館が彼の作品を展示しています