昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(いいね順)

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最初の人類アダムとイブ。二人は若き美男美女という固定観念がありますが、そんなヌルい常識にアンチテーゼを叩きつけたのがハンス・ホルバイン(息子)の「アダムとイブ」(1517)です。アダムは天パにヒゲのオッサン。イブは毛量が心細くなった二重アゴのオバハン。これが現実というものなのかも。
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マネキンは基本無個性なものですが、1890~1940年にかけてバリバリに個性的なマネキンを作った職人、というか芸術家がいました。その名はピエール・イマンス。素材にワックスを使用し、樹脂で目を造り、髪は人毛を使っていたとか。そして一体一体にちゃんと固有の名前を付けて販売したそうです。
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問答無用に暑いので水の話。江戸の水道水は夏になるとヌルいし臭いし、とても飲める代物ではありませんでした。そこで活躍したのが水売り。井戸から汲みたての冷たいお水に砂糖を入れ、白玉を浮かべて売りました。掛け声は「ひゃっこい」。一杯4文程度だったとか。画像は鈴木春信の「水売り」です。
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女性の体は美しい。そんなことは百も二百も承知ですが、ただドバァ~ッとアップで美しい裸を描けば”美しい絵”になるかというと、そういう訳でもありません。このハロルド・ナイト(1961没)の「Dosmare Pool 」は「裸体の描き方」がいかに大切かを教えてくれます。見てくださいこの上品な美しさを。
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ペットは時々恐ろしい事をしでかします。昔飼っていたチワワがテーブルに飛び乗ってきて缶コーヒーをひっくり返し、お陰でNintendo-dsが死んだのは苦くて懐かしい思い出です。画像はヘンリエッタ・ロナー=クニップ(オランダ・1909没)の「音楽のレッスン」。これ絶対やっちゃダメなやつですね🤣
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狙撃兵で歌手で女優で、そして著述家。いるかそんな人と思いますがキーラ・ペトロフスカヤは”そんな人”です。彼女はソ連の狙撃兵としてレニングラード包囲戦に参加。以後2度負傷し3つの勲章を得ます。終戦後米国人と結婚して米に移住。音楽番組のホストを勤め歌を披露し、また多くの本を執筆しました。
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初夢は一富士二鷹三茄子!ということで、再掲ではありますが私の一番大好きな富士の版画をご紹介。画像は笠松紫浪の版画「富士吉田」です。凍てつく街で夕方まで遊んでいた坊やを、赤子を背負う母が家に帰るように促しています。「ごはんが出来たよ。さあ帰ろ」という優しい声が聞こえるようです。
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日本列島は明日あたりから激サム。公園の雀達が凍えないか心配ですが、昔の人によると心配要らないらしいです。「雀蛤となる」との秋の季語の通り、雀は寒くなると蛤に入って(又は成って)寒さを凌ぐんだとか。歌川芳員は浮世絵でその様子を描いています。貝殻からちょこんと顔を出す雀可愛いですね。
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「はぁーい。今から寝起きドッキリ始めまぁす♪」なんて感じでこちらを向いているのはギリシャ神話の神ヘルメス。すやすや眠っているのはアルゴスで、彼はこの後首を切られます。 アルゴスはこの時、ゼウスの妻ヘラの命令でゼウスの浮気相手イオ(牛に変身させられている)を監視していました→続
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見事な織物を完成させ自信満々のアテナ。しかしアラクネの織物は神のそれさえも超えた出来栄えでした。負けを自覚したアテナは神様のくせに大人げなく逆切れ。アテナは「神に対して敬意が足りないのよ!」とアラクネの織物をビリビリに破り捨て、彼女を棒でボコボコにするという暴挙に出ました→続く
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フランツ・カフカによる「変身」。不条理文学として有名ですね。ある青年が目覚めると虫になっていたというこの物語を本にする際、カフカは「変身した虫の姿を描かないでほしい」と要望しました。この要望は基本守られており、近年出版されたArianna Vairo の本でも敢えて虫の姿は描かれていません。
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本日は満月、ピンクムーンです。無論月がおピンクである訳はなく、芝桜の色にちなんでピンクムーンなんだとか。で、ピンクの月の絵があるかと思って探したらありました。月岡芳年の「玉兎 孫悟空」。女性に变化した「月の兎」玉兎に悟空が勝利した瞬間です。玉兎は負けて元の兎の姿に戻っていますね。
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このどことなく不吉な感じのする建物は電話塔です。噴水のように放射されているのは電話線。1887年、ストックホルムに建設され「Telefontornet」と呼ばれていました。塔から伸びる電話線は空中を覆い閉塞感MAXで、住民には大不評。地下ケーブルの発達により無用の長物となり1953年に取り壊されました。
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これは日本のkawaii文化に刺さる絵柄ではないでしょうか。画像はニコレッタ・チェッコリ(サンマリノ・1973生)さんの作品。彼女はイラストレーターとして活躍している現代の方で、多くの本を出版しています。ちょっとダークな作風ですがそれがまた良いですね。nicolettaceccoli.com
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西洋女性のショートヘアは18世紀のフランスから始まったと言う説があります。革命政府により一万人以上が処刑されたフランスでは、革命終了直後から画像のような髪型と首が露出した服装が流行りました。これはギロチンで首を落とされた人が強要された姿の模倣。そして赤い首輪は血を表しています。
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一頃「童貞を殺すセーター」というのが流行ったのですが、これもかなり殺傷力が高めだと思いました。画像は1953年、LIFEに掲載されたモンローです。昔の女優さんついてはランダム呟いているつもりなのですが、気が付くといつもモンローに注目している自分がいます。飛びぬけた魅力を持つ方ですよね。
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CG画像にも見えますがガチの彫像です。これはスペインのROMERO ZAFRA氏の作品。キリストと聖母マリアの彫像を主に手掛けている超絶技巧の現代彫刻家で、多くの教会に彼の作品が置かれています。クリスマスも近いので再度ご紹介しました。マリア様そんなに泣かないで😭franciscoromerozafra.com
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超変人哲学者として知られるディオゲネス(紀元前323没)。諸事情により故郷を追われアテナイに流れ着いた彼は、甕に住み犬のように生活していました。ひねくれ者のド貧乏でありましたが庶民は彼を愛していたとか。そしてある日、彼の評判を聞いたアレクサンドロス大王が彼のもとにやって来ます→続く
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クリスマスなのでジンジャーブレッドマンの昔話。食べられる事に嫌気が差した彼はある日台所を脱出します。ジジババ、牛、馬などの猛追を受ける彼ですが暴走天使と化した彼には誰も追いつけません。しかし突然彼の前に大きな川が。諦めかけたその時狐が現れて言います「オレの背中に乗りな!」→続
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有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。あのヴィーナスが乗っている貝はジェームズホタテガイというそうです。そしてジョン・ブロック・ソーターの「ヴィーナスの誕生」(1890)ですが、こちらは巻貝。雨風をしのげるからこっちの方が合理的ですが、せっかくの美女がヤドカリっぽくなりますね。
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ハロウィンですね。私は道化師の顔が苦手でして、あのメイクを見ると笑いより恐怖を感じます。ところで道化師にはピエロとクラウンという呼び名がありますが、この二つには実は違いがあります。ざっくり言うとクラウンメイクの中の涙メイク付きがピエロです。内に悲しみを秘めたのがピエロなのですね
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迫力ありますねぇ。1941年、米ニューイングランドで開かれた共和党支持女性団体のパーティの様子です。酒飲んで葉巻ふかしてギャンブルでバカ騒ぎ。女だってたまにはそんな楽しい事してみたいぜ!という訳で開かれたのがこの会である模様。皆さん解放感のあるいい顔をしております😄
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ローマ帝国と衝突を繰り返したゲルマン人はローマ側から蛮族と呼ばれました。しかしそんな蛮族にだって美青年がいたかも、と思わせるのがオズマール・シンドラー(独)の「Germanic Warrior Looking At A Roman Helmet」(1902)です。何故裸で髭が無くて口紅を塗っているのか、それは謎です。
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モディリアーニはオラオラ系イケメン。そんな彼のオラつき話です。1916年、彼はカフェで談笑する夫婦を見掛けます。妻(ルニア・チェコウスカ)の美しさに魅了された彼。隣の夫をガン無視しこう言い放ちます「貴女を描きたいんだ! さあ行こう!」。結局彼女はのちにモデルとなることを了承しました。
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「あ、これはあのマンガの!」と思う人も多いのではないでしょうか。画像はアントニオ・ロペス(1987没)の作品です。ファッションイラストレーターとして活躍した彼はVOGUEやELLEなど錚々たる媒体で活躍。ジェシカ・ラングやグレイス・ジョーンズなどの大物モデルを発掘しました。