昔の風俗をつぶやくよ(@LfXAMDg4PE50i9e)さんの人気ツイート(いいね順)

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幽体離脱は古代よりあらゆる文明に於いてその存在を確認されています。夢とか睡眠障害とか様々な原因が考えられていますが、最近有力なのはこれが幻肢の全身バージョンではないかとする説です。幻肢は失った手足がまだそこに有るかのように痛むという現象。幻肢があるなら幻体だって、という事ですね
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1879年のある日、郵便配達人シュバルは奇妙な形をした石につまずきます。その石を見て彼の中で何かが覚醒しました。建築の知識は皆無にも関わらず、以後彼は33年の歳月をかけて一人で理想宮を構築。当初は村人に馬鹿にされましたがのちピカソに絶賛され、今ではフランスの重要建造物に指定されています
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昔からパリは文化の都。尖った人々が酒を酌み交わすお店が沢山ありました。中でもダントツに目立っていた店舗がこれ、「Cabaret de L'Enfer」(地獄のキャバレー)です。1892年から1950年までモンマルトルで営業していた同店は地獄をテーマにしたコンセプトバー。酒・歌ありの楽しい地獄だったようです
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方向オンチの強い味方カーナビ。実はこの文明の利器が1930年代にも存在しました。「 Iter Avto」(イタリア製)と名付けられたコレは表示画面が布。各地域のルートを記した巻物をこのナビにセットすると、車の速度に比例して巻物がスクロールしていくという仕組みでした。
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ピンクは絵画において難しいかもしれません。色合いは美しいですがエッジが効かないというかメリハリが効きにくいというか...。そんな難しい色を前面に押し出したのがカール・フリージキーの「Portrait of Madame Gely 」(1907)です。衣装も壁もマダムの顔もおピンク一色。何か眩しいですね❤
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19世紀仏英の上流社会、ことに女性のドレス姿にこだわり抜いた画家がティソ(仏・1902没)です。当時はバッスル・スタイルという衣装が流行っていましたが、彼はそうしたドレスのひだや陰までを写真の如く徹底的に描き込みました。生家が毛織物業だったことがそのこだわりの原点なのかもしれません。
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昔「野球盤」という玩具がありました。消える魔球という新機能がついたそれはかなり高価。買ってもらえない事を知りつつ、毎日玩具店のショーケースを眺めたものです、そんな気持ちを思い出したのがロブリション(仏・1831生)の「おもちゃ屋の窓」。夢中でガラスに顔を押し付ける子供が愛らしいです。
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デンマーク、スウェーデンなどの方々は、米英に比べ質の良い睡眠を取れているそうです。その秘訣は「夫婦で別々の羽布団を使うこと」。他人と同じ布団を使う事は意外と睡眠のストレスになるんだとか。「スカンディナビア睡眠法」として今米国で注目されるコレ、一人寝の私には全然関係ありません😭
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母親は有難い存在。ユダヤにはこんな言葉があるそうです。「神はどこにでもいることができなかったので、母を作った」。 画像はジェイムズ・サントの「 Mother and Child」(1852)。幼い子にとって、母親って神様と一緒なのですよね。
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白い絵画というものは不思議な開放感があります。みっちりカンバスを色彩で埋めるのも絵画ですが、開放感のある「白」を楽しむのもまた絵画でしょう。画像はAntonio Bueno のThe Painter and the model(1952)。この絵では描き手も別の意味で開放感を楽しんでいるようです。スッキリする作品ですね。
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お金持ちで気前が良く、画力も抜群。そんな理想的画家がカイユボット(1894)です。貧乏画家揃いの印象派メンバーの絵を買ったり展覧会の資金を提供したり。内部的対立はあったものの、彼は印象派を資金面から支えました、画力についてはこれを見れば歴然。床板の質感などもう光の魔術です。
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お正月も三日目。お仕事の事は「めんどくせー。考えるだけでめんどくせー」という人もいるのでは?せめて今日はダラダラ過ごそうとの思いでブリューゲルの「怠け者の天国」をご紹介します。彼らはCockaigneという中世の架空の楽園の住人。ここでは寝ているだけで美味しいものが天から降ってくるのです
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あけましておめでとうございます🎍 今おせちにお屠蘇という方も多いのではないでしょうか。新年一発目は豪快に日本酒を一気飲みする猫のショットです。安達吟光「猫の宴会」の一コマ。猫なので酒の肴はやっぱり魚ですね。後ろで刺し身に捌かれているのはネズミのようです。ものすごくマズそう。
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レオポルト・シュミュッツラー(1864生)の描く「サロメ」です。これは女優リリー・マーベルグが演じた一幕を切り取ったもの。踊りの褒美にヨカナーン(洗礼者ヨハネ)の首をゲットしたサロメの姿を描いています。首に喜ぶ彼女の目は正に狂気。演じた女優、描いた画家の両方に卓越した才能を感じます。
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失礼クリエイターとも揶揄される怪しいマナー講師が跋扈している昨今ですが、昔の日本では基礎的なお行儀をちゃんと学校で教えていたようです。画像は大正9年、麻布小学校での襖の開け方訓練会の様子。これだけの大観衆が見詰める中での襖の開け締めは、かなり緊張感があったんじゃないでしょうか。
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壮麗な宮殿の中で貴族らしき二人が手を添えているこれは何でしょう?画像はジャン=レオン・ジェロームの「Before The Audience」(1881)です。サザビーズの解説によると、これはオスマン様式のストーブだとか。中で炭か薪が焚かれているのでしょう。一番いい場所に猫が陣取っているのが可愛いです
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リモートワークじゃお仕事に集中できない!そんなお悩みを持つ貴方にお勧めなのが「アイソレーター」(米・1925)です。ヘルメットは完全防音。前しか見えないから書類から視線が外れず、高濃度酸素の供給により思考力も格段にアップするとか。特許まで取りましたが、何故か普及はしなかったようです
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非常に現代的タッチです。薄い本を作っている絵師さんのお色気イラストっぽいですが、これは1905年のギュスターヴ=アドルフ・モッサ(仏)の作品です。 画題は「彼女」。男を滅ぼす魔性の女を描いており、尻には男達の遺骸が。頭にはカラスとドクロ。そして股間には黒猫が顔を覗かせていますね😱
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双筆五十三次・加奈川の一枚です。美女の後ろを通るのは団子を食べながら歩く槍持。なのですが、この人日本髪のズラを被ってます。何故こうなったのかと言うと神奈川(戸塚)の「お札まき祭」に参加した男性だから。このお祭りは女装男子が御札を撒くのが決まりなのです。祭りは今も続いてますよ。
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15世紀ドイツの「死の舞踏 」と名付けられたイラストです。教皇、皇帝から農民や子供まで、死神が踊りながらお迎えに来る様子を描いています。死神がファンキーに描かれているのは彼が”平等”だから。当時は厳格な身分社会でしたが、死は身分など関係なし。その平等感は庶民にとって痛快事だったのです
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19世紀末、ロンドンの煙突掃除夫とその助手の少年です。多分親子ではありません。煙突は狭く大人が中に入るのは大変。そのため体の小さな子供が重宝されたのですが、太ると煙突に入れない為、ろくに食事を与えられない子が多かったようです。また煤で肺を病む子も多く、子供には大変厳しい職業でした。
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画像は鈴木春信の「鷺娘」。白を主体とした美しい版画ですが、この娘が着ている着物、よーく見ると細工がしてあります、これは空摺というもの。色を塗っていない部分を強く版木に刷ることで紙に凹凸を作っているのです。現代で言うエンボス加工でして、いかに日本の版画が凄かったのかが解ります。
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この屈辱にアラクネは自殺、アテナはさすがに気が咎めたのか、自作の糸で好きなだけ織物が織れるようにと彼女を蜘蛛に変えたそうです。アテナの行為、ちっともフォローになってませんね。 【補足】 アテナが激怒したのはアラクネの織物の内容が神を侮辱するものであったからという話もあります。
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絶対に刃物を持たせてはいけないタイプの方に思えますが、これは「あゝ無常」の主人公ジャン・バルジャンです。歌舞伎役者の十三代目守田勘彌が演じたもので、日本画家山村耕花が1920年頃に版画にしました。ジャンは本来パワータイプの人なのですが、このジャンはお薬やり過ぎに見えますね💉
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コミック「寄生獣」の表紙を思わせるこの画像は、仏のRoland Topor氏(1997没)の作品です。彼は画家で小説家で脚本家。残酷だがユーモアもあるその絵は一度見たら忘れられません。日本では馴染みがない人ですが、映画「ファンタスティックプラネット」の脚本家と言えば解る人もいるでしょう。