そしてダイス判定でキャラクターの行動が成功した時の子どもたちの喜び方も面白いです。素直に喜ぶ子もいれば、周りから褒められて照れる男子がいたり、最初は黙って俯いてたの女の子がいつの間にか隣の子とハイタッチをしていたり。その変化にいつも嬉しく驚かされます。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
サイコロの判定に失敗してかんしゃくを起こし、思わずキャラクターシートをグチャッ、としそうになる子もいましたが、だいたい寸前で手を止めていました。その背景には「自分が作ったキャラクター」という自分の分身とも言える存在への特別な気持ちもあると思っています。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
なお、TRPGを続ける中で自分のキャラクターの行動が失敗しても「今日はダイス目が悪い」「サイコロを変えよう」など言い、かんしゃくを起こさなくなっていきます。「(ダイスは)自分が振ったから自分の責任。だから結果にも納得している」と言うようになった子もいました。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
10年以上にわたってASDなど発達障害のある子どもたちとTRPGを遊んできて、暴言を吐かれたり、ダイスを投げ捨てられたり、床にひっくり返って泣かれたり、腕を引っかかれたり…などなど色々ありましたが、ただ「キャラクターシート」が破られたことは一度もありません。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
本日「日本発達心理学会第33回大会」でTRPG研究について発表しました。 演題は「学校教育現場におけるTRPGを通じたASD児の支援」。小学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の自立活動の授業にTRPGを導入し児童らのコミュニケーション等にポジティブな変化がみられたという実践報告です。 #発達障害 #TRPG
海外の研究では、#ASD(自閉スペクトラム症)やその傾向を持つ人たちは、定型発達に比べて、外発的動機よりも内発的動機によって興味を持つ、という知見もあるらしい。流行りだから・役立つからではなく「面白い」と思ったから興味を持ち没頭するのがASDの特性のようである。 #発達障害 #余暇支援
初めてTRPGを遊んでくれたASDのある小学生たちが、セッションが終了した後に「すげーおもしろかった!これって何でこんなに面白いの?」と質問してきたことがある。なんで面白かったかって? それはね、君たちのすげーおもしろい想像力のおかげだよ。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
約10年以上にわたって、発達障害のある子どもたちとTRPGを遊んできて、プレイ中に暴言を吐かれたり、ダイスを投げつけられたり、床にひっくり返って泣かれたり、腕を引っかかれたり…色々ありましたが、「キャラクターシート」が破られたことは、これまで一度もありません。 #TRPG #発達障害 #余暇支援
何度でも言うけど、余暇は「余った暇」じゃねぇ。学びの時間や家族との時間と同じぐらい大切な「第3の場」で、時として余暇が、遊びが、その子の人生を豊かにすることもあるんだ。
昨日、女子大で行なった #発達障害 のある子の #余暇支援 についての講義で、#TRPG 活動について紹介したところ、受講生の一人から「喋らない子がTRPGに参加した場合はどうしますか?」という質問があった。 これまで実施した、子ども達とのTRPGの中には、選択制緘黙の子が参加した事もある。(⇒続)
#TRPG 体験会に参加した、めっちゃ賢い自閉スペクトラム症の小6男子が、終了後に「今日はTRPGという素晴らしいゲームに出会えて良かったですね。もっと多くの人たちがTRPGのことを知るべきですよ」と、横向いてメガネをクイッと挙げて淡々と呟いたのが、ここ数年トップクラスの感想&メガネしぐさ。
昔、ある発達障害当事者の人の講演に参加したとき、「社会に何を求めるか」という話題で、壇上の当事者の一人が「支援や制度も大事だけど、何より景気が良くなって欲しい。社会に余裕があれば、私たち(発達障害のある人たち)への理解や支援も進み易いから」と言っていたのが今も印象に残っている。
「何度言ったらわかるの」系の叱り方が、ASDをはじめとする発達障害のある子には効果が非常に薄いということは、学校の教員や支援支援機関の先生方には、何度言ったら分かっていただけるのだろう。
「ASDの子は自他境界が発達してない」と言われることが多いけど、一般の人たちが口にすることも「俺も頑張っているから、お前も頑張れ」とか「みんなが困っている」「みんながやってる」と「主語」が大きいかったりとか、ASDのある子たちよりも、無自覚に(ある意味で)自他境界が曖昧な大人は多い。
以前、ある小学校の通級で #TRPG を遊んでくれたときの話。先生が進行役(ゲームマスター)で、『#いただきダンジョン』を #発達障害 のある子どもたちと遊んだとき、子どもたちはみんなが「俺が戦いたい!」と言って、主張を譲らす、結果として全員が「戦士」を選んだそうです。(続く)
以前講演で #TRPG について紹介したら聴講者の先生が「TRPGいいですね!うちの学校もグループで集まって何してるか分からない生徒達がいるので、TRPGを教えたいと思います!」と仰るので、その子らがどんな事してるか詳しく聴いた所「先生、その子達がやってるそれがTRPGです…」ということがあった。
以前、見学先の学校の校長が「発達障害と思われる児童が何人もいるが、未診断なので特別支援教育ができない」と言っていたので「いや、診断がなくたって特別支援はできますよ」と伝えたらキョトンとされてしまった。子どもの周囲の教員(管理職)が「知らない」ために配慮を受けられないケースもある。 twitter.com/strawberry_mg6…
発達障害のある子どもたちに関わる専門家である自分の目的として、子どもたちの「好きなもの」を、周囲の大人が軽んじたり否定したりする風潮を無くしたいというのもある。子どもの「好き」を否定することは、その子の発達の可能性の芽を潰すこととイコールだと思っている。 #発達障害 #余暇支援 twitter.com/comgame2014/st…
某学会でTRPGについて発表したとき「子どもたちがゲームを楽しむのは結構だが、パチンコとかにハマったらどうするのか?」と指定討論者の某大教授に言われた時は「はぁ?」という声が出かけた。 子どもたちが好きなものがどんなものか、知ろうという発想がない専門家って本当にいるところにはいる。
60年にわたる大規模コホート研究の結果から。思春期の時点での「興味や好奇心を大切にしたい」という価値意識が、高齢期の高い幸福感を予測する。 思春期に趣味や好きなことを追究する体験はその後の人生の幸せにも影響する。#発達障害 #余暇支援 の視点からも参考になる。 research-er.jp/articles/view/…
一昨日の静岡での「ゲームとコミュニケーション」の講演で、場面緘黙の中学生とTRPGを遊んだ事例を紹介した際、後で「喋らない子がどうやって参加できたのですか?」という質問を受けたのですが、その時のTRPGでは画像のようなシートを指さしでキャラクターの行動を宣言して貰っていました。
発達障害が広く知られるようになった一方で、障害名だけで、その子を理解したつもりになる支援者・専門家も出て来ました。教育や療育の現場に伺った際に、「分かってます!」と元気に仰る先生・支援者にお会いすることが度々ありますが、注意深く、その「分かっている」の内容を聴くようにしています。
一般的に「自閉スペクトラム症(#ASD)のある子は他者の気持ちが理解できない」ということが言われますが、関わる我々大人の側も、ASDのある子たちの気持ちが分かっていない、または勝手に分かったつもりになっていることが、非常に多いと思っています。
大湫病院児童精神科医の関正樹先生によるnote記事「子どもたちはゲームやインターネットの世界で何をしているんだろう?」 ゲームを楽しむ子どもたちの視点を大切にした内容で、子どもたちに関わる臨床家・支援者・教師の方々の実践に役立つ情報が多く盛り込まれています。 note.kanekoshobo.co.jp/n/n225b24a4679a
これまで出会った発達障害の子たちの中には、視覚・聴覚の過敏があると同時に、自分の怪我に気付かない、疲れに気付かず電池が切れたように倒れてしまう等の特徴も持つ子もいました。「感覚過敏」という言葉だけが強調されるのではなく、感覚過敏と感覚鈍麻が併存していることはもっと広まって欲しい。 twitter.com/IDEmRes/status…