寒さで体が震えて、歯がカチカチとなる現象をシバリングと呼びます。これは脳が無意識に行わせる防衛本能の一種で、下がった体温を上昇させるために平常時の数倍の熱量を一時的に産出できるそうです。冬の避難所等、シバリングの起きる前にこれまでご紹介してきた防寒対策を実践していただければ。
この赤と白の格子柄は津波警報が発表された際、海水浴場にいる聴覚障害のある方に素早く伝達するために用いる旗の模様です。今まで統一の基準はなかったので、気象庁は、自治体へ今後このデザインに統一するように促していくようです。この模様が広く周知され、迅速な避難行動につながればと思います。
災害時に、水をポリタンク等からペットボトルに小分けすることもあるかと思います。その際、容器を横にして注ぐと、容器内にスムーズに空気が入るため、水が波立たず、貴重な水をこぼしにくくなります。液体洗剤を容器に移し替えたり、パック飲料をコップに注ぐ際に試してみて下さい。
段ボールを梱包するときなどに使用されるPPバンド(ナイロン製の黄色バンド紐)をハサミ等がなく、切るのに苦労したことはありませんか。PPバンドのつなぎ目をひっくり返し、重なっている部分を剥がすだけで、ハサミ等が無くても簡単にきれいに取ることが出来ます。ぜひ一度試してみてください。
床など硬いところに長時間座っていて、腰が痛くなった経験があると思います。災害が発生すると体育館等での避難生活が長く続きます。自分にあったストレッチを習慣するだけでも、腰痛の予報、ストレスの軽減にもつながります。私は、大臀筋をストレッチし腰痛予防に心掛けています。是非、お試しを。
津波被害が多い三陸地方で「津波起きたら命てんでんこだ」と伝えられてきました。これは「津波が起きたら家族が一緒にいなくても気にせず、てんでばらばらに高所に逃げ、まずは自分の命を守れ」という意味です。今日で東日本大震災から9年を迎えました。この教訓に基づき命を守る行動を取りましょう。
「地下調節池」という施設を知っていますか?台風の時など洪水を防ぐため、増水した川の水を貯める施設のことで、各地に整備されています。写真は杉並区などを流れる善福寺川地下にある調節池で、昨年の台風第19号では最大貯水量近くまで貯水し、川の水位を下げ減災に大きな役割を果たしました。
新年度が近づき、引っ越し等で今までとは違う場所でスタートを切る方も多いかと思います。入居の手続きと合わせて、是非、家具の転倒防止など屋内の危険防止措置を早いうちに行い、新居周辺の避難場所や給水拠点、ハザードマップを市区町村のHPなどで確認するなど災害に備えましょう。
私は足元の安全対策として、踏み抜き防止インソールを備えています。災害発生時は交通機関の麻痺の他、建物からの窓ガラス片の飛散、河川の氾濫による釘等の建築資材の流入など、道路環境の悪化も懸念されます。避難所等への移動手段が徒歩に限られる中、ケガや破傷風等の防止対策としてお勧めします。
水道水は塩素の効果で雑菌等の繁殖を抑え、常温で3日、冷蔵庫で10日程度(飲用)保存できます。また浄水器を通した水や白湯は塩素の効果が弱まるため長期保存(飲用)には不向きです。災害時の飲用水は長期保存が可能な市販のもの、生活用水は水道水の汲み置きを利用する等、備蓄の参考にして下さい。
災害時にも活用できる懐中電灯とレジ袋でランタンを作ってみました。作り方は簡単で懐中電灯にレジ袋をかぶせるだけです。天井からつるすと、部屋全体に光が広がり更に明るく感じます。懐中電灯の種類(豆電球・LED)などによって違いがあると思います。お子様と一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
特殊救助隊での水難訓練の際、私はスポーツ用の「セームタオル」を愛用しています。吸収性がよく、絞れば何回も使用でき、コンパクトになるので重宝しています。濡れた状態でいると体温を奪われてしまうので災害時にも便利だと思います。非常用持ち出し袋に加えてみてはいかがでしょうか。
気象庁から発表される警報のうち大雨警報と洪水警報の違いをご存じですか。大雨警報は大雨により土砂災害や住宅等への浸水のおそれがある場合。洪水警報は河川の増水・氾濫や堤防の決壊等のおそれがある場合に発表されます。警報の種類に応じて注意すべき事を理解し、早目の対応を心掛けましょう。
外出先で災害や事件事故に遭って110番通報する際に、現在地を確認する方法をご紹介します。電柱や自動販売機などに住所が表示されていることがありますが、都内では道路標識や信号機に管理番号が書かれているものがあります。その番号を通報していただければ、警察は場所を特定することができます。
先日、テレビで紹介されていた手作りマスクを作ってみました。街中でも手作りマスクをつけている方も見かけますね。ハンカチとヘアゴムを用意するだけ。裁縫の苦手な私にとっては有難い情報でした。つけ心地は、思っていた以上に息苦しさはなく、自宅で洗濯した香りがなんだか落ち着きました。
東京都の公式動画サイト「東京動画」内で紹介された、当課のツイート動画8本を「YouTube警視庁公式チャンネル」にアップしました。10円玉を使った袋の開け方等、災害時などに役に立つ動画ですので、ぜひご覧ください。youtube.com/playlist?list=…
突然ですが指笛できますか?インターネット等でもいくつか紹介されていますが、私が小さい頃、母親に教えてもらった方法を紹介します。災害時、閉じ込められて気づかれない時、指笛を吹けば誰かしら気づいてくれるかもしれません。山で道に迷った時やスポーツ観戦時など使い方はあなた次第です。
以前ご好評をいただいた「私の寒さ解消法」を英語で紹介いたします。 Check one of our previous popular tweets inEnglish: “My Tip for Keeping Warm.”
クイズです。一時(いっとき)集合場所、避難場所、避難所の違いは?答えは、↓の図に避難の流れと場所について記載していますので参考にして下さい。新しい環境で過ごされる方も多いこの季節、各自治体HPなどを参考に、ご自宅付近の避難場所がどこにあるか、ぜひ一度確認をお願いします。
予報で耳にする「時々雨」と「一時雨」。違いが曖昧だったので気象庁HPで調べると、「時々」は断続的な雨で降雨時間の合計が予報期間の1/2未満、「一時」は連続的な雨で降雨時間の合計が同じく1/4未満だそうです。いまいちピンときませんが、「時々」の方が長く降るようです…jma.go.jp/jma/kishou/kno…
今年は花見の自粛を求められましたが、川沿いに桜が多い理由を知っていますか?江戸時代には、大雨が降り、川が氾濫することもしばしば。そこで、土手に桜を植えることにより、毎年多くの人が花見に訪れ、自然と土手を踏み固め増水に耐えられる土壌を作ったそうです。先人の知恵には感心させられます。
キャンプ好きの方ならご存じと思いますが、災害時の避難所生活等に役立つ寝袋についてご紹介します。寝袋は布団に比べ持ち運びが楽で、大きく分けてマミー型と封筒型、化繊や羽毛といった材質の違いがあり、値段や快適温度、収納時のサイズが異なります。備えとして準備されてみてはいかがですか。
緊急事態宣言が発令され、私たちは、かつて経験したことのない脅威にさらされていることを再認識しなければなりません。新型コロナウイルスの脅威も様々な災害の脅威も、一番大切なことは命を守ることです。今何をしなければならないかを考え、力を合わせてこの難局を乗り越えていきましょう。
緊急事態宣言の発令により、これまで以上に自宅で過ごす時間が増えることと思います。在宅中に災害が発生した場合への備えは万全ですか。家具の倒壊やガラスの飛散、停電への対応など、事前の準備によって被害を減らすことも可能です。自宅にいる機会に災害への備えも進めていただきたいと思います。
⚡️ "警視庁災害対策課ツイートまとめ⑤(在宅中の災害の発生に備えて自宅でできること〔パート1〕をまとめてみました。)" twitter.com/i/moments/1247…