関東地方の梅雨入りの発表がありましたね。実はこれは暫定的なもので、確定値は9月頃に5月~8月の天候を振り返って検討し、発表されるそうです。いずれにしてもこの時期は雨量が増し、降雨による災害の発生率が高まります。外出前には気象情報を確認するなど、自らできる防災に努めましょう。
今月上旬から、千葉県でM4.0以上の地震が相次ぎ、昨日は群馬県で震度5弱の地震が発生しています。そして本日、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生しました。いつ身近で発生しても安全が確保できるよう、今一度、身の回りの点検をお願いします。
昨日の大阪北部地震の発生直後から「電車が脱線」「シマウマ脱走」等、事実ではない情報がSNSで拡散されました。この災害対策課ツイッターは、災害時に正しい情報をできるかぎり多くの方に伝えたい、という思いから始めたものです。皆さんの「いいね」を力に変え、正確な情報発信に努めます!
7月6日(金)午後1時30分から、江戸川区篠崎町1丁目の江戸川河川敷で、警視庁災害警備総合訓練を実施します。大地震や風水害を想定し、重機やヘリコプター、水上バイクなど様々な装備を駆使して、本番さながらの実戦的な救出救助訓練を行います。自由に見学できますので、ぜひご覧ください。
重い荷物と軽い荷物を重ねて運ぶとき、重い荷物(重心)を上にした方が軽く感じます。登山をされる方はご存知かもしれませんが、非常持出袋(リュック)も詰め方ひとつで軽く感じ、楽に運ぶことができます。重い物は上の背中側に、軽い物は下の外側に詰めるのがコツです。ぜひ試してみてください。
神田川に架けられている橋の多くが『震災復興橋梁』と呼ばれているのをご存じですか。例えば、万世橋やお茶の水橋は、大正12年の関東大震災での被災後、地域性を踏まえたデザインで建築されたそうです。神田川の橋をご覧になったときは、もう一度、防災のことを見つめ直してみてください。
「喉の渇きを感じたときには、もう遅い」と耳にしたことがありませんか?人は軽い脱水症状になると、喉の渇きを感じにくくなるそうです。これから暑い夏がやってきます。災害時にも水は必要不可欠です。こまめな水分補給で熱中症対策を万全にして頂くとともに普段より多めの水の備蓄をお願いします。
皆様のお子様は和式トイレを使用したことがありますか。最近は洋式トイレが多いので和式トイレが苦手なお子様もいるかもしれません。普段から和式トイレや公園等にある仮設トイレを親子で利用しておくと被災した時避難所でも安心して使うことができると思います。もしもに備えた練習をしてみましょう。
70年前の6月28日、私の故郷である福井県をマグニチュード7.1の大地震(福井地震)が襲いました。当時、新築したばかりの祖母の自宅は倒壊し、数日野宿を余儀なくされたそうです。そんな祖母も91歳、福井地震の被災者として、まだまだ元気に『6.28』を若い世代に伝えてもらいたいです。
昨年、水で作るカップ麺をご紹介しましたが、今回は水で作る「カップ焼きそば」に挑戦です!災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめ。麺が隠れる程度です。20分待ち、液体ソースをからめて完成!注いだ水が少ない分、いわゆる湯きりで流す水の量は少なくてすみました。麺の固さと味はバッチリ!
雨の日濡れた路面で滑って転びそうになった経験があると思いますが身近なもので滑りにくくすることができます。それは靴底に絆創膏を貼る方法です。靴底のつま先とかかと付近に貼るだけで滑りにくくなります。水に濡れるとすぐに剥がれそうですが先日やってみたところ1日履いても剥がれませんでした。
私は特殊救助隊で勤務していた経験から災害に備えて食品や生活用品を1週間分備蓄しています。備蓄で重要なことは品もそうですが何が入っているか直ぐ分かることです。透明ケースに入れ区分けをしていれば簡単に分かります。家族で定期的に必要なものを話し合い内容を変えてみてはいかがでしょうか。
災害時の避難用の靴は選んでますか。新品や履き慣れない靴は靴擦れが起きやすいほか、靴は履いていないと劣化が早まり、靴底がボロボロと剥がれたりします。できるだけ普段から履いている自分にあった動きやすい靴をわかりやすい場所に置いておきましょう。踏み抜き防止の鉄板もあるとより安全ですね。
非常持ち出し袋に手袋は常備していますか。被災後に瓦礫の撤去などをする時に、怪我予防の観点からも手袋は重要です。私は機動隊の時に使用していた自分の手に馴染んだ破れにくいケブラー製手袋を常備しています。皆さんも用途や安全性を考慮して自分に合った手袋を常備されてはいかがでしょうか。
ズボンの裾を結び、浮き輪を作る方法を知ってますか?あくまでも簡易的なものですが、海や川で溺れた人を救助する際に役立つと思います。ただし、写真の様に溺者が胴部分に空気を入れる必要があります。これからの時期は水のレジャーにお出かけになる機会も増えると思います。水の事故に気を付けよう。
非常用備蓄食と言えば缶入り乾パンを思い浮かべる方も多いと思います。非常時には缶を器代わりにして牛乳や水を入れ乾パンを浸せば10分位で即席離乳食ができます。柔らかくなるので高齢者の方にもお勧めです。缶の切り口で怪我をなさらないように気をつけてお召し上がり下さい。
西日本での豪雨災害に伴い、7月7日より、第一次広域緊急援助隊として、警視庁から約130名の特殊救助隊員らが現地に派遣され、救出救助作業等に従事しています。現地は想像を絶する被害で、活動には多くの困難を伴っていますが、引き続き全力で活動を続けていきます。
西日本での豪雨災害に伴い、広域緊急援助隊として派遣中の部隊は活動3日目となります。現場は、未だ水を含んだ土砂のぬかるみで足場が悪く、捜索活動は非常に困難を極めており、ドローンを活用して空からの捜索も実施しています。部隊は、本日も強い気持ちでベストを尽くします。
西日本での豪雨災害に伴い、広域緊急援助隊として派遣中の第一陣は、本日未明に到着した第二陣の部隊と交代。「まだまだ」と言う気持ちはありますが、その意志を第二陣に引き継ぎ帰京の途につきました。第二陣は、移動の疲れを感じさせず、早速活動を開始。活動期間中、全力で捜索にあたります。
西日本での豪雨災害に伴い、広域緊急援助隊として派遣中の部隊は、本日も活動を開始。警視庁部隊の主な活動場所は、広島市安芸区です。捜索の行く手を阻むガレキや土砂を重機とマンパワーでかき分けての捜索活動。隊員一人ひとりが自分の第二の故郷と思って、力の限りを尽くしています。
西日本での豪雨災害に伴い派遣中の部隊は、連日の猛暑に負けず活動中。重機が入れない場所は、人海戦術により捜索。そして、「一秒でも早く被災地へ」というはやる気持ちを抑え、「一秒でも長く活動を」という熱い思いを胸に今朝方、第三陣となる部隊が被災地に向け出発しました。全力を尽くします。
7日から被災地へ派遣された部隊は、昨日までで広域緊急援助隊としての活動を終了し、今朝、帰京の途に着きました。被災された行方不明の方々を発見できなかったことが悔やまれます。なお、皆様からの温かなメッセージに励まされながら、力を尽くすことができました。本当にありがとうございました。
西日本豪雨は、「これまでに経験したことのない豪雨になる」と早くから気象庁が発表していました。今回の災害で改めて感じたことは、人の営みは1~2日、あるいは1~2年ですが、自然の営みは数十年、数百年単位であることです。経験したことのない災害には、いち早く避難することが大切です。
災害時、SNSでいわゆる「デマ」が拡散されるケースがあります。今回の西日本豪雨では、「被災地にレスキュー隊のような服を着た窃盗団」等の情報が出回ったそうです。警視庁の管内で同様の情報が拡散された際には、本アカウントから「正しい情報」を発信しますので、リツイートをお願いします!
海水浴の季節となりました。皆さん「離岸流」はご存知ですか?離岸流とは岸から沖へ流れるとても速い潮の流れのことで、泳ぎの上手な人でも溺れるおそれがあります。波の白い泡やゴミ等が集まり沖に流れている場所には近づかず、もし流された場合は慌てずに岸と平行に泳ぐことで脱出できるそうです。