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コロナで家にいてケア労働が増えた結果、女性研究者の論文投稿が減っています。リモートの仕事が増え、リモートの会話が苦手な吃音障害者に過剰な負担がかかっています。社会が変わる時に大切なのは想像力を持ち差別と向き合う事です。でなければ変化の先にあるのは差別の強化になってしまいます。
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自己啓発、自己責任、これらの他者ではなく自分が変わる自分が対応する事に集中するように促す考え方は、まだ民主主義や人権などが確立していない百年以上前に出てきた考え方です。もう時代は進んでいます。私達は、自分が生きやすい社会や環境を堂々と求めていいんです。それはワガママとは違います。
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コロナ禍で感じる日本とオーストリアの大きな違いの一つが、休校と学校のオンライン化です。こちらの当たり前が日本では出来ません。記事にまとめたように日本が技術的に出来ない事は何もしてません。この違いは、やろうとするかしないか、その差でしかありません。
@frau_tw gendai.ismedia.jp/articles/-/804…
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これは私が住んでいたアメリカやオーストリアに限らず旅先などでも多くの地域で共通していました。対して日本では、特に都市部では、誰だって大変という感覚からなのかも知れませんが、子供への優先順位は明らかに低い。子供が大人に迷惑をかけるなという空気がある場合も少なくありません。
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草津の件、これが起こるのが日本の現在地です。性差別含め様々な差別にイジメに格差など苦しむ人達を見る事ができない社会。変わらなければいけないと多くの人が声をあげています。問題は、その声をスルーし、こんな社会の現状を許し続ける人達が社会を動かしてしまっている点にあると思います。
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大切な点は、仕事以外の時間を大事にする事は単に人生を大事にする中の一部であり、仕事の軽視ではないという事です。この点への誤解が日本では強い。仕事もそれ以外の人生のどんな一面も何を大事にするかは自由であり、その選択の自由と理解がセットとしてある安心感は、人権という面からも大事です。
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これ以外も礼儀に欠いた対応をされる率が明らかに男性の方が高い。これを妻だけに起こる偶然の連続と見る事もできますが、そんな奇跡的な確率を信じるより、女性というだけで仕事で下に見られる事が日常的に起こる、日本社会の現在地はまだそこだと認識する方が未来にとって前向きだと私は思います。
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ネイマール選手の日本人選手への差別疑義が出てますが、欧州にいると、アジア系の人に対して中国人と括って茶化したりする差別をよく受けます。このような人種差別には断固として抗議しなければいけません。しかし、こちらでは抗議どころか、中国人に間違えられたと怒る日本人に頻繁に出会います。
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日本ではウクライナとロシアの対立ばかりが報道されている印象ですが、例えばこちらのロシア人に話を聞くと、ウクライナから来た難民の世話をしており、難民の方々もロシア人に助けを求めて来ています。両国の人が助け合いただ平和を願っている、そういう事実もあるということも伝わってほしい。
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日本は「天才」という言葉に溢れすぎており、また「天才」と呼ばれる人を崇めすぎだと思います。「天才」と言われている人がいるとして、その人は人間として上ではありません。全ての人間がただの同じ人間です。「天才」と呼ばれる人が勧めた事、言った事が従うべき正解でもありません。
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好きではない表現に昔よく、子供に見せられない番組、というのがありましたが今はどうでしょう。私の個人的な感覚ですが、今の日本の番組は、例えば未だに母親ばかりがご飯を作っていたり、偏りがある表現を子供にいちいち説明しないといけない為に私が疲れるので見せたくないという番組が多いです。
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また、個々に皆がそれぞれの価値観を大切にする事は、多様性という面からも重要です。誰かがその人の持つ価値観を必死に大切にしている。その価値観が自分の価値観と違っていたとしても、それを尊重せず、逆に笑うなどというのは、多様性の否定また同調圧力の強化でしかありません。
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日本は、テクノロジーや経済の面では戦後に成長しましたが、人権の面では明らかに世界から遅れています。そしてこのアンバランスが、多様性への理解が進む国際社会において、テクノロジーや経済の面へも打撃を与えていると思います。今とは違う未来に向かって真に前向きな政治を願っています。
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この誤解が日本ではとても強いと感じています。なので、例えば就職率や収入また姓の選択などの偏りを、「平等」にやってるんだから被差別側の問題などと片付けようとしてしまう場合が目立ちます。違います。差別をなくすとは、ルールも何もかも、全ての人を考慮して社会を根本から見直すという事です。
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日本政府にコロナに対して無策と批判が強まっていますが、安倍政権含めコロナ以前から日本政府はずっと無策です。性差別、障害者差別、アジア諸国への差別は、放置し時に助長すらして、非正規雇用や外国人労働者からの搾取に頼る経済は低迷し格差は広がる一方で、少子高齢化に年金や福祉は手付かず。
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半沢直樹、見ました。日本では人気作品にネガティブな事を言うのはご法度なのかもしれませんが、不思議な点が多い。特に、人など関係なく自分の人事に明け暮れる側vs人の心に真摯に向き合う側という構図の中で、後者の半沢側の長時間労働や仕事関係の飲みや妻などの女性の位置づけとか必要でしょうか。
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どれだけ大きな事を背負い戦っておられるか。男性が他人事な訳がなく、男性こそが向き合うべき現実だと思います。
#わたしは伊藤詩織氏を支持します
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日本の結婚に関する女性への「品評」の風潮は異常です。世界で活躍する男性スポーツ選手が結婚すれば「サポートするいい妻か」品評、独身ならその勝手な価値基準の「いい妻」を勝手に求め、何かトラブルがあると妻が悪いせいだと妻を誹謗中傷。そしてこのような話が著名人に限らず一般に溢れています。
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しかし与党は、価値を測る定義を見直すことが多様性だと勘違いしています。そもそも人の価値や人が輝いているかどうかを政治が定義しようとする行為は、人権の側面から危うく、差別的思考を国全体に根付かせてしまいます。日本で社会的弱者が苦しいのはまさにこの日本に広がる差別的思考が原因です。
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「プロフェッショナルな仕事」におけるパートナーが行う「内助の功」の社会的な美化は性差別のある現在ではとても危険だと思います。まず、プロとして仕事をする過程で、食事など自分が生きる上で必要な事に労力を割けないのであれば、それは自己管理という面からプロとは呼べないと思います。
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無関心の結果、男性性に縛られ、男性自身も苦しくなっているというのに、それをそんな社会を作ってきてしまったもちろん男性を含めた日本の問題ではなく、あろうことか、女性の問題にしてしまおうとする人まで少なくない。
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海外に出て10年、こちらの賃金は上がり続けてますが、日本の賃金はずっと停滞です。同時に、日本の企業の内部留保は増加の一途。労働が賃金に反映されないこの現状は政策の失敗です。なのに怒りの声は小さい。これは、働いても賃金が増えないのは私達でなく政府の責任だと皆で怒るべき重大な問題です。
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政治には綺麗事だけでは済まない部分がある。そんな都市伝説に振り回される必要なんて何もなく、私たちは国民の事を考える政治家をひたすら求め続ければいいんです。私たちがそれをしないので、綺麗事でない部分を楽しむ政治家が生まれているだけです。この順番を間違えてはいけません。
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吃音を武器にとは、吃音を持って生きてきたそのユニークな経験を武器にという意味だと私は理解します。そしてその話し方とユニークさは連動しており、そこも含めて笑うことができる社会を私は望みますし、私は、そんな社会を目指して抗議する人も、吃音を武器に戦う芸人さんも尊敬します。
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感染防止か経済かの二択を国民に求める政治はただ純粋に無責任であり力不足です。どちらも取る対策を考え納得する説明をして実行する、それが私たちからの投票で選ばれ私たちの税金を運用するプロの政治家がする事です。そしてその任されたプロの仕事をしない事を追及する権利を私たちは持っています。