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都知事選の投票率55%。日本が世界の中で突出して投票率の低い国だという認識は、多くの日本人が持っていないのだと思います。投票率の低さは民主主義の成熟度の低さです。生まれ育った国のこの現状はとても悲しく絶望的ですが、私はこれからも一人でも何か感じてくれたらと発信しようと思います。
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恵まれた家庭に育ち学歴を重ね安定した職を得て家族と共に家に住む。私も高学歴者の1人として、このような環境にいるとそれが誰もが進む人生のレールで皆がそうだと思いがちですが、現実にニュース等で上記の数字を目にした事が一度もないという事はありえず、そう思う事はつまりただの思考停止です。
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夫が自分のキャリアには何の影響も及ぼさせず、妻のキャリアのサポートなど微塵もしない、その結果です。女性が輝ける社会などと言い、多くの男性が差別はよくないと口では言う、その社会の現実はこれです。日本のこの現状、男性の無関心の傾向、はっきりと異常です。今すぐ変わらなければいけません。
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日本のドラマを観ていると、ご飯を作れる女性=いい女性、といったシーンがあまりに多い。こちらに住んでいると現在ではまず見ません。どちらがスゴいでなく、日本社会は、差別はよくないと口では言うのにその意思を公に示すことができる立場の人が示さない、という大きな矛盾を抱える珍しい社会です。
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日本を離れると日本では「頭がいい」の意味が独特という事に気付きます。こちらでは、様々な社会問題に理路整然と自分の意見を語れるという要素が頭のよさを測る上でかなり高い位置にありますが、日本では逆に、この要素に触れず自分の専門分野にただ邁進する人にスマートさを感じる傾向すらあります。
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先日、身近な高学歴男性が、生まれてから自分の周りはずっと平和と発信していました。少なくとも私は障害により苦しい日々を送って来ましたが、その人の目には入っていないようです。私はこれは個人の問題ではなく、高学歴者が社会への想像力を持たないという日本の重大な社会問題の一端だと思います。
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首相を批判したらかわいそうという人や、批判という行為をギャーギャーとダサい煙たがるエリートなど、この状況でまだ批判はよくないという声が少なくない。しかし、私の日本の知り合いも次々と店を閉める中、日本に住む人に政府から届いたのはマスクだけです。これがいま起こっている現実です。
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大坂なおみ選手が試合後の会見を拒否し、これまで苦しんできた事を告白し棄権に至った件の世界の反応を見ていると、ルールを守る事に強く固執する日本の特殊性が際立ちます。何かこの世には不動のルールがあり、人間はその与えられた範囲でしか行動してはならないと考えているような意見が多い。
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そのつもりはなくとも、自分の知らない世界の人に出会った時に、その人の世界をただ知らないと笑う行為は、その人や世界を知る気はないし知る必要もないという姿勢に他ならず、つまりはただの差別であり、された側は傷つきます。日本の人権意識の低さや多様性からの遠さはこういう部分によく現れます。
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GoTo、これほど無計画な政策に信じられない額の税金を使われて、納税している立場で黙っていてはいけないと思います。コロナ関連でここまで低いレベルの政治を見せられ続けて、それでも服従するか、Noを言えるか、日本の政治また社会が変化できる最後のチャンスとも言うべき状況だと感じています。
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現実は、衣食住に不安のない数として決して大多数ではない層の安定を支え国を国として成り立たせているのは、多くの苦しむ人達による部分が大きい。しかし一方で、社会を動かす力を持っているのはその恵まれた層、つまり社会に横たわる様々な問題を解決する上で鍵となるのはこの層が如何に動くかです。
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例えば、仮に観客席がキレイなのが事実だとして、ではなぜ男性用トイレは汚いのか。前にも書きましたが、私はこれはキレイ好きかどうかの問題ではなく、ケア労働=女性の仕事、のような差別的で古い意識の社会の中で男性は幼少期から大人まで常にケアしてもらう立場の人が多いからだと感じています。
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現在の日本社会は、世界的に見て、多様性への受容は少なく、明らかに差別的です。しかしこれは、日本がそうなったという話ではなく、昔は世界の多くの地域で同じようなレベルだったのに、日本が変化していない結果です。そしてここで言う「昔」とは、ここ10年,20年の話です。
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差別への無理解や軽視を訴える女性に対し「一生懸命」という言葉を使い「差別の軽視」の上乗せし、さらに自分は差別を考えてると言う。自身が差別の軽視を表明している事実すら気付かず「自分は差別してない」「考えてる」と主張する男性が本当に多い。差別がなくならない日本を象徴する言動です。 twitter.com/hiroyoshimura/…
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日本の恐ろしいと感じる点は、女性差別をツイッターで訴える人をツイフェミなどと揶揄する人達や、ネット上でアジア諸国を露骨にヘイトするいわゆるネトウヨと呼ばれる人達と、現実社会で出会う自分を「普通」と言う人達の考え方や社会観があまり変わらないという点です。
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国会を見れば明らかなように偏った人たち(高齢男性)が決定層である状態を据え置いたまま、今の日本が多様性を受容する社会に変わる事はまずありえないと思います。理由は単純で、
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日本吃音協会が叩かれています。その批判の多くは番組への抗議の仕方が悪いという視点です。被差別者がマジョリティから差別の訴え方が悪いと評価される現象は、性差別や人種差別など様々な差別で見られます。今回はまさにその一つと感じられ、やはり吃音への差別は強いと思い知らされました。
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テレビにて、商品を主に男性の一流料理人がジャッジするために食べるお皿を持ってくるのが全員女性。現代において全く必要のない演出だと思います。いちいちそんな細かいこと言うなと言うのなら、偏ったジェンダーロールを印象付ける偏った演出をいちいちそんなに細かく行う必要がありません。
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そしてその国民の意見を政治に反映するのが政府の仕事です。どんな政治も批判せず、選挙も行かずに同じ政治家を当選させ続ける。それは民主主義とは逆に独裁体制を支持する行為です。
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リスクは取ってほしくないと言われ、それではと、自営業のリスク回避の為の準備や下積みになりそうなパートの募集を見つけるも、子供がまだ小さく断念。そんな中、夫の単身赴任が決まりそうで、全てが遠のく、という現実。これが、女性差別でなくてなんなんでしょう。
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終戦記念日。子供達と戦争について考えようと日本の番組や映画を探しましたが、日本が辛かった、苦しかった、かわいそう、という視点に溢れ、日本が他国にした事、世界の中の日本、という視点のあまりの少なさに悲しくなっています。日本は、この視点を最も真剣に持たなければいけない国の1つです。
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ある情報番組で、女性の一人暮らしや子供の留守番に便利なグッズとしてドアホンに男性の声で応答するグッズがとても明るく紹介されていました。女性や子供が一人でいると危険ということがもはや当たり前である社会は、本当によく言われる平和で安全な社会でしょうか。
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緊急事態宣言、出すなら中身のある対策を伴わなければ意味をなしません。欧州では多くの国が、最初のロックダウンの段階で、ロックダウン前に補償から学校のオンライン対応まであらゆる準備を整えており、さらにそれらの対策は、ロックダウンの度に急速に改善しています。
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雑誌のSEX特集が環境型セクハラ、子供に悪い等の声が多いようです。緊急避妊薬の件といい、日本の特に男性の性教育不足という大問題は早急に解決しなければいけません。SEXは子供から大人まで真剣に向き合うべき話題であり、そんな事も分からないから日本の性差別は世界トップクラスなのだと思います。
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日本のテレビ。
男性が「カレーを自分で作る程こだわりがあるが、結婚したら大人用と子供用を別に作ってもらいたい」
それに対し女性が「自分の分を自分が作ればいい」
笑いが起こり、男性たちが「怖い」と反応。
現代にこんな差別的な放送を流す国は相当珍しいです。変わらなければ日本の未来は暗い。