インクエッジ(@02Curry)さんの人気ツイート(新しい順)

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まずよくわからんのは、インド映画がインド以外を舞台にしない、中国のコンテンツが中国舞台ばかりとかは言われないのに、なんで日本の創作でだけ日本が舞台だと「想像力」が狭いことにされてしまうのかということです。その発想自体が外国コンプなんじゃないだろうか。
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昭和生まれのオレにとって「大震災」と名付けられた災害はまず阪神・淡路大震災があって、それから東日本大震災になるんだけども、なんで前者のときと違って後者だけ全国的かつ永続的な記憶に位置づけられてるんだ?というのはある
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水星の魔女、20世紀なら児童誌に改造記事が載るような「MSV」が本編に登場するが、デザイン差異を見ていくと、どれもたしかにユーザーがプラ板とパテで手作りできる意匠変更だけで構成されてんのよね。「画ではぜんぜん問題ないが造るとなると途端にやっかいになる形状の部品」というのがひとつもない
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「水星の魔女」貧乏地球寮は外観がわかりやすく貧乏ちいが、まず頭数がメチャメチャ少なくて小さいのと維持費を切り詰めてだろう外壁を清掃せず貧乏に見えるようしてある。決してDIYみたいな掘っ建て小屋だということではなくて。ハンガーは2基。
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ここは「エリーがうっかり過失で3人殺した」のでなく「エルノラが明確な殺意をもって、エリーを子機にして3人殺した」という実情の方が倫理的観点からも好ましい
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えっおま自分の子供右腕に接続してんの!?
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ところでこれは別に「水星の魔女」に限ったことでなく最初の機動戦士ガンダムからみんな一律やってる演出なんですけども、カタパルトで射出された機体がそのまままっすぐ飛んでかないのが昔から苦手なんですわ。洋上空母から発進する=離陸する艦載機を引き写して上昇させてるんやけども。
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「主人公だけが主役マシン(この場合ガンド)を操縦できる」というよくあるやつ、「ちゃんとしてそう」な水星の魔女の場合にはテーマからのドリルダウン型を想像しますね。こないだもリコリコで言った、劇中架空に設えられる存在はテーマを描写できるなにかを比喩したもの、ていう方向です
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アニメ大全は案の定アダルトカテゴリがまるっとなかったことになってて、そんな黒塗り欠損データベースで日本アニメ史を標榜できるんかという…アダルト原作版「A KITE」だけ載ってんのはなんでなんや
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ちな煉獄も目線は甘露寺に向けてる。冨岡と事情が違いとつぜんの情報開示におおいにビックリしてはいるものの、さすがに脇で倒れた甘露寺をガン無視するようなヤツじゃない。こないだのバスタードのエラ張りコマもそうだが、小さいコマだからって「目線を読み取れない」て漫画を読む能力もヤバいでしょ
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ホント幼稚園のお遊戯会みたく順番にひとつひとつ演技をしてくのがブザマなんだよな。ドツかれてコケた甘露寺はそれをもって「割り当てられた演技」が終わったもんだから、次の演者・宇髄が長台詞を喋ってるあいだ、死んだまま動かない。こんなのはぜんぜん時間芸術でない。
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こういうのを「原作愛のあるなし(制作側は仕事でやってんだからファンのような原作愛を求めるな)」にヌルく纏めるのは大ッッ嫌いなんだわ。「愛」のあるなしじゃあねえんだよ。ただの読み取り不足だ。むしろ「仕事する能力が低い」ということを「愛がない(から仕方ない)」て誤魔化すのをやめろ。
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冨岡は炭治郎への質問攻めにまったく関わろうとしない。それはとうぜん。しかしその間じっとしてたワケではなくて、アイツはアイツで仕事をしてんだわ。そういうとこまでは拾えずに、しかし甘露寺がドツかれてコケることだけは再現する…「原作再現路線」といっても「なんちゃって」のハンパなやつよ。
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ついでにいうとここのシーン、甘露寺がドツかれてコケるとこもクドクド間をとっておきながら「甘露寺がドツかれてコケる」ことだけザツに再現すんのがキッツいんよな。コマをよく見ろ! 甘露寺がドツかれると冨岡が即反応して助けてんじゃん! なんでアニメの冨岡はガン無視してんだ?
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そしてそれをゼスチャーいっぱつで静寂に戻すからこそ「お館様は絶対的な威厳を持っている」ということ、そして「どんなに興奮してても絶対にお館様からは目を切らない柱の忠誠心がすごい」ということが原作では表現されている。アニメ版はそんなもんゴミ箱に捨てて「見た目」の再現だけしかやらない。
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問われまくる主人公・炭治郎が聴き取れないくらいの発話の重なりがワッと起こるからこそ「”鬼舞辻無惨”とはそれほどまで重要かつ幻の存在なのか」「大物っぽかった連中がここまで動揺するほどのヤツなのか」ってなんだよ。表層を忠実再現して漫画のコマ進行を台無しにする漫画原作アニメが溢れてる。
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逆にいうと「コマ内に収まらない皆の勝手な言動は漫画では省略されている」ということ。吹き出しにある台詞がここの喧噪のすべてではない。ほんらいここを映像化したなら「ガヤ」めいて全員の発話が重なりまくって聴き取れないくらいになってるはずなんだ。昔の漫画原作アニメはそうやって翻案してた。
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台詞をバカ正直に再現し過ぎだ。原作のコマ内に収まってる描写をいちいち順にひとつずつきっちりはっきりコナしてくもんだから、スゲー悠長に時間が流れる。ひとコマに収めてるってことは「ほぼ同時多発で起こっている」ということ、柱めいめいがとつぜん統率を失い勝手に言動し出してるってことだろ!
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「大物連中がにわかに驚き慌て出す」ニュアンスもなく「それが頭領の仕草ひとつでビタッと止まる」威厳もない。字幕こそ途中で遮られる「まず鬼舞辻の能力を…」だが、発声は完全に「まず鬼舞辻の能力を!」で言い終えてる。言い終わって静かになったあとに「静かに」のゼスチャーするバカバカしさよ…
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ホンマだめやねん。別にどれか特定作品に限った話でなく、整頓させ過ぎで「他人の発話を遮る」という行為の意味を損ねてまわるのが日本の映像様式。漫画原作ではさらに几帳面に台詞を再現し過ぎるから加速する…「鬼滅の刃」一期終盤の柱合会議。原作の(漫画らしい)ニュアンスがアニメ版では消え去る
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冒頭提示した三枚は「ネトフリ版だけ乳袋がある」てこと以上に「"乳袋"と"その下エリアの皺の引き方"がぜんぜん合ってない」みすぼらしさに文句をつけてます。乳袋ができるくらい上下に緩んでるのに、乳袋から下はなぜか原作やOVA版のような上下に引っ張られてできる皺を入れてるからヘンテコだと。
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様式をそのまま再生産するということは、「様式が確立されるまで、しっかり考えて掛けていた往年のコスト」からそっくり逃れられてるということなんだから、たかが「なんでそういう様式になったか」くらいのことは考えてから描いてくれよ!てことなんです。
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最初はちゃんと考えて創っていたものが、その結果様式が確立していくと、しだいに様式の再生産だけをするようになって劣化する。「服の構造なんか気にしたことない。アニメで見たことある服の皺を引いときゃ済むじゃん」ていう意識を問題視してるんです。
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「わざわざ枚数をかけて芝居をさせてるのに、その芝居がシチュエーションに丸ごとあってない」「二号影をわざわざ細かくつけてるのに、つけかたがおかしくて効果が出ていない」みたいなのは「もっと手間をかけろ」じゃなくて「ムダに手間かけてるがソレそもそもやらん方がマシやで」つってんですよ。