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私も先日、Liberal Democratic Party(自由民主党)と見て、真逆の名称じゃないか!と改めて思ったところだった。日本語だともうこの真逆さにさえ違和感を持てなくなっていた自分にも気付かされた。日本にはこういう逆さ言葉が多いように思う。言葉が交流ではなく、粉飾の道具になっている。
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返事。すると「自由民主党と書いてあったから米国と同じ民主党かと思った。無知でごめんなさい。日本が米国よりも酷い民主主義の崩壊にあるとは知らなかった」と返事がきた。
日本国民でさえ知らない人が多いのだから当然だと思う。メディアを権力に握られるとはそういうこと。恐ろしいこと。
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「あなたの国とあなたのリーダーの痛ましい最期を悼みます」と米国出身の同僚がメールをくれた。日本のニュースにこころを寄せてくれたことに感謝しつつ。「トランプよりもずっと在任期間の長い日本のトランプが亡くなりました。彼が破壊し尽くしたものと暮らしを思うと、私には悼むことが難しい」と
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テレビをつけると国粋主義、性差別、家父長制の波が押し寄せ、笑え!食え!買え!のメッセージにひたすら晒され、スーパーに行くと大量のプラスチックを買わないと食べ物が買えず、友達に会おうとしても皆で集まれる休みは見つからず...こころ穏やかに暮らすことがとっても難しい日本。
#一時帰国
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これはしかし、民主主義が絶対的に必要とする「国民による権力の監視」を非常に難しくする。うっとりしている間に、国は、民主主義は失われてしまう。
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こういうことが今も日本で続く「ドブ板選挙」「土下座選挙」みたいなこととも繋がっているんだろうか。権力者には強い羨望が向けられると同時に自分の一部だという幻想のもとに同一視が起こる。“神”が自らに平伏し“私”の力を必要としていると感じることに恍惚とする有権者。
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欧州圏で考えると、市民の「安心感が壊された」という声は圧倒的に前者に集まり、改善を求める声が大きくあがると想像する。一方、権力者の殺害については歴史検証など、その政治的意味が議論されるだろう。治安や一般市民の安心感に繋げて語る人はほぼあり得ないように思う。
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朝鮮学校や障害者施設が襲撃された時には聞かない「日本は安全な国だと思っていたのに衝撃だ。安心が壊された」という言葉が、権力者の殺害では多く聞かれるニッポン。どういう方向に自分を重ねる人が多いのかを示すようで興味深い。
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心理職の組織票がこのような方に入るのだとすれば、日本の心理は本当に終わりだと思う。臨床心理士にも色んな人があるのは当然だけれど、これは...あまりに酷い。心理学を悪用した歴史資料を見ているよう。これが2022年だなんて...。泣きたい。
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「教育は心理学の側面から...すなわち人間教育の初期の段階では厳しく管理して鍛錬し、異を唱えさせず、従順に取り入れ学習させることこそが、その後の人間的発達を保障する最良の方法である。」
自民党参議院比例代表 高原あきこ
blog.goo.ne.jp/k-nippon/e/83b…
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今TLで話題になっている論文。貧しい育ちで裕福になった人は裕福な育ちよりも貧困に対して非共感的。戦後急激な経済復興を果たした日本で米国並みの自己責任論が受け入れられてしまう現実とも一致する。「自分が出来たのだから頑張れば出来る」という(American dream)信念。
journals.sagepub.com/doi/full/10.11…
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「野党は文句を言うだけで対案がない」はまずもって事実誤認な訳だけれど。加えて「文句を言う野党」こそ健全な民主主義システムの要であることは忘れてはいけないと思う。「正しい政策や政治が選挙に勝って国を動かす」という想定自体が独裁モデルであり非民主的。それを許せば権力は必ず暴走する。
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「10年前に父親がここはもう住めない国になるから出た方が良いって言ってきた。父の言ったことは残念ながら正しかった」と話してくれた。全く他人事とは思えず、重くこころに響いた。帰れない国、住めない国になってほしくない...。チャンスはもう最後かもしれない。
#選挙に行こう
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露出身の友人が夏休みの話題で「私はもう永久に帰郷は出来ない。帰ったら逮捕されるから」と言った。ちょっと冗談ぽく言ったのでその場は笑いと共に流れそうになったのだけれど。「それは100%冗談?それとも本気でそう感じる部分がある?」と尋ねると「ある。snsで政治を呟いたこともあるしね」と。
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先日から性産業の話を追っていても思うのは、欧州でセックスワークに従事するのは圧倒的に移民。合法ではない形で入国している人たち(守りが薄い)が多い。これは精神科医のように労働条件の問題なのだろうか?社会保障など労働条件が整えられれば、白人で大卒の人たちも従事するようになるのだろうか?
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以前一度呟いたけれど。在外邦人の子どもがこちらの学校で「やらかしてしまう」案件にこれがある。悪戯では決して済まされず、性的な暴力として、強い非難と心配が向けられる。動物を虐待しているのと同じような扱い。人間を人間として扱えない子...深刻な問題...治療介入をとなる。 t.co/RhEJGVKL1W
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「女性研究者」が「科学者以外」や「小中学生」と同じようにカテゴリーとして扱われていること自体が問題なのだと思います。「男性科学者特集」とは題していない企画に男性しか登場しない状況をそろそろ変えませんか?と思う方が増えてきているのではないでしょうか。 twitter.com/tkd_pbl/status…
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欧米圏の教育を受けて感じるカルチャーショックの一つに「理解と同意は違う」ということがある。「他者に分かるように説明しろ」は強く求められるが、「他者が同意できるように」は求められない。大学の論文でも「分かるように書く」指導はされるが「指導者が同意できる必要は全くない」と明示される。
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全身、鳥肌総立ち。
路上歌手の男性が「オペラ座の怪人」楽曲を歌っていたらたまたま通りがかった実際に公演中のメインキャストがデュエットし始めた映像。真性な喜びが共有されている場面って見ていて本当に感動する。音楽ってすごい。 twitter.com/msnaydani/stat…
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「それはガス室から始まったのではないことを忘れてはいけません。それは政治家が人々を『私たちvs あの人たち』として分断することで始まりました。非寛容とヘイトスピーチに人々が無関心になり、鈍感になり、見て見ぬふりをすようになった時に始まったのです。」 twitter.com/natsechobbyist…
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ガーディアンに「幼稚」と評されたように、日本のメディア(現代大衆文化)は欧州から見ているととても幼く映るように思う。多彩な色や音、音楽の多用、演者の話し方や演技もどこか「典型的」で誇張されている
。テレビ番組のセットはニュースを含め、まるで全て子ども番組の飾り付けになっている。
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MeToo運動を境に、欧州では道端で女性に口笛を吹いたり冷やかす男性がぱたっと無くなった。先日、路地で久しぶりにそのような事態に出くわし、ひたすら無視して通り過ぎた後、人知れぬ怒りが湧いて来るのを感じ、我ながら驚いた。以前には無かった感覚だった。自分が男性だったら、これは大変屈辱的な
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扱いではないかということに初めて思い至り、男性がそうされた時のような怒りが湧いたのだと思う。私は変わったのだ。そしてこの感覚audacity for equalityを持って大きくなる女性たちが次の世代なのだと考えた時、鳥肌が立った。世界は確実に変わると確信する。