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これは心理面接においても忘れずにいたい体験となっている。生育環境、発達特性、精神疾患など、異なる文化にある相手に対し、気を利かすことよりも、私には分からないという事実を前提に、相手の声に耳を傾け、尊重し、興味を持っていたい。自分がそうしてもらったように、私もそうしていきたい。
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思うことは声に出してみて良いのだと教えてくれた。ちゃんと聞いてくれる人はいると信じることが出来るようになった辺りから、自分がこんなにも色んな思いを持っていることに気付かされていった。「なきもの」にしていたのは自分自身でもあったのかもしれないと愕然とした。今でも個人主義国の人たちは
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「気の利かんやつじゃ」と思うことは多い。でもそれは同時に彼らが自分では思いもつかない相手の声を聴くスペースを持っている裏返しでもあるように感じる。「あなたがそう言うのならあなたにとってはそうなのだろう」と尊重し、時に興味を持って関わってもらえることが、異文化からきた私には有難い。
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しながらも辛抱強く耳を傾け、例外を認めてくれた。日本では絶対にしてもらえなかったこのような「変わったことを言う人への理解ある対応」に私は驚いた。日本であったなら「あなたのため」と色々と慮られ、私の願いはルールの下、きっと聞き入れられなかっただろうと想像する。このような体験は、私に
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もらえる」という環境。最初に生活した寄宿舎では、消灯時間が決まっており、違反者は退学さえ含めた厳しいルールがあった。大学受験を控えていた私は消灯後1時間だけ勉強を継続したかった。まだ片言だった英語で一生懸命担当の先生に訴えた。目をひそめ、何が言いたいのかな〜と不可思議そうな顔を
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日本を離れ個人主義の国で暮らすようになった時、最初に感じたのは孤独だった。誰も気遣ってくれないし、慮ってくれない。言わない=存在しないと扱われることに怒りを感じ、彼らのことを「無神経な人たち」と思った。「日本スゴイ」と仲間で確かめ合った。でも少しずつ発見したのは、「言えば聴いて
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女性がどう影響を受けるかは不問に伏し、その表象を研究の都合で自由に利用して良いという議論には同意できないです。小柄で軽くて投げやすいからという理由で子どもの姿をした柔道投げ練習用ロボット(大人用)を開発したらきっと同じように炎上するのではないでしょうか。表象を使うときには、 twitter.com/demedemegyorom…
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的確な批判を既に多く見るけれど、加えて思うのは、日本にはやはりリベラル層が存在しないんだなぁということ。大学でこれがつくられてしまう悲劇。公共メディアが無批判にそれを報じる悲劇。高学歴エリート層に社会的関心や責任感が欠如してしまっていることは、日本の衰退に拍車をかけていると思う。 twitter.com/nhk_news/statu…
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日本では礼儀正しく優しい人が多いのに、電車では席を代わらなかったり街で肩が当たっても謝らない人が多いという「不思議」を日本在住の外国人から何度も聞かされました。行儀の良さやモラルが強者(ヘラルキー維持)のために利用されてきたことで、自分は決して守られてこなかったと気づいてしまった twitter.com/hoikushioto/st…
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そして学会は、一部上層の男性の声ではなく、圧倒的多数を占める女性一般学会員の声をきちんと聞いてほしい。
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学会。女性アカウントがオンライン開催で助かった、来年以降もオンラインだといいなぁと投稿されるのに対して、男性アカウントは学会は現地で飲み会が醍醐味と投稿。この違いを振り返れる男性が日本にも増えていって欲しい。
#特権の自覚
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ここまで女性に、未成年に、敵対的な公共交通機関を持つ国って他にあるだろうか?本当に本当に悲しいし、恐ろしいし、腹立たしい。日本で女の子を育てる親御さんは一体どんな思いでこの環境を見ておられるだろう。
#一時帰国
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例えば地下鉄に乗ろうとすると、ホームに着くまでに頬を赤く高揚させた女子高生がお尻の見える丈のスカートを履いて上目遣いにこちらを見ているポスターを複数回見せられた後、エスカレーターに乗ると後方からのスカート下盗撮を注意喚起するパネルを見ることになる。こんな国、他にあるだろうか?
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昨晩のNHK原爆関連番組で繰り返し聞こえてきた「人々の命を無残に奪った原子爆弾」という言葉。まるで天災扱い。原子爆弾は自然物ではなく、人間の行動。そこに至る人間の凶行(特に日本政府のそれ)をとことん消去するあり方を続けて77年。いつか来た道に戻ろうとする母国にこころが重い。
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欧州育ちの日本人高校生が日本の選挙ポスターやスピーチを見て言った。「欧州で普通に言われていることを言ってるのが日本では共産党だけなのはなぜだろう?環境のこととか、ジェンダーのこととか。欧州でみんなが話してるようなことは日本では人気がないのかな?」
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内面化してしまいがち。子どもと日頃から関わる人ほど情緒的に未発達な部分は大人が補って(慮って)成立する関係を構築するため、この「ギャップ」には気付きにくい。ちょうど、いわゆる高機能自閉症児(特に女児)が親にとって「十分社交的」に見えるのと似ているかもしれない。
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情緒的発達は途上(年齢相応)であるため、その範囲を超える言葉である場合、説明はされればされるほど正体不明の不安が高まる。そのような不安は言語化もされにくく、結果、事態は悪化しやすい。周囲からは「この子は分かっているのに聞かない」と批判を受けやすく、本人も自分は「そういう人間だ」と
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言語の発達が早い子どもは、周囲からも「分かっている」と見做され、大人に話しかけるように話を進められてしまいがち。情緒的な発達がそれに伴っているとは限らないため、実は「こころは全くついて行っていない」という状況が起こりやすい。言葉から受ける衝撃を調整し、内容を理解・消化するだけの
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日本のレストラン等でお一人様が多いのはむしろ、意見や考え方、生き方などにおいて「一人でいること」が許されないからこそであり、食事くらい集団(=正しさ)から離れてしたいからではないかと想像する。
異を尊重できないことは、30年以上に及ぶ日本社会の停滞の主要因の一つでもあるのように思う。
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この話は「一人でレストランに行けるかどうか」といった表層的な話ではなく、大多数とは異なる意見を職場や学校で表明したり、権力や序列に沿わない言動や行動をとることが日本では極端に難しく、結果、多数派こそが正しいという価値観を生み育てやすいのではという話。 twitter.com/ecog20/status/…
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「集団社会である日本では皆が社会に奉仕する自分の仕事をすることで、全体がうまくいき...そこでは比較的スムーズに生活ができるが、人と違ったり...ルールやヒエラルキーに適応できない人は...すぐ孤立する。個人的な苦労や悩みを相談できる場もあまりない」
courrier.jp/news/archives/…
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日本は「一人になることが出来ない人」を育て過ぎてきたのではないか。「みんなで」を強調するがあまり、「一人」は孤立であり、恥ずかしく、侘しいことであると教え込まれ、結果、沢山人が集まることこそが正しく、強く、価値のあることだと思い込むようになった。つまりそれは、全体主義への回帰。
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昨晩、日本の大学生と話していて、「大学で頭の良い子たちは自民党支持、あんまり勉強出来ないけど社会に興味のある子は参政党とか」と言っていて...かなり衝撃を受けた。彼らの持つ「正しさ」の感覚はどういうものなのだろう?どのように培われたのだろう?と考えさせられている。
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同僚と共有した。よくまとまっていると思う。
theconversation.com/shinzo-abe-the…
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私が「安倍氏が法のもとに自身の行いについて一つも責任を取らないまま逝ってしまったことに私は今、ただただ怒りを感じている」と書いたので、同僚は「暗殺された元首相としての影響力(神格化)は刑務所にいるよりも確かに大きいかもしれないね」と的確で不気味な返事をくれた。それが本当に怖い。