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こないだ職場の先輩と「子供のイヤイヤ期」が話題になった時に聞いた話。
第三子妊娠中の次女ちゃんのイヤイヤがかなり壮絶だったらしいのだけど、大きなお腹を抱え、長女次女を連れて子育て支援センターに行った時に、次女ちゃんのいつもの激しいイヤイヤが始まり、ひっくり返って暴れて大号泣。
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それを見た先輩は「プロがやっても泣き止まないんだから、私が泣き止ませられなくて当然なんだ…!」と思ったら急に気が楽になったんだって。
そしたらその方が、
「こういう時、人前で泣かれるのが怖くてつい家に引きこもってしまいがちだけど、こんな時こそ、こういう場所に出てきなさい。
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人の力を借りる事も大事だし、こんな時期が来るんだって他のママが知る事も大切なの。一人で抱え込んではダメよ?また来るのよ?」
と優しく声をかけてくれたんだって。
素敵な話だ。
子のイヤイヤでしんどくなってるママたちに「そんな時こそ支援センターに出かけて」って言葉が届けばいいなと思う。
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次女ちゃんをあやそうとしてはバタバタと敗北して去っていく。そのうち職員さんも気づいて一人、また一人と現れては、同じように敗北して去っていく。
そしてついにラスボス登場。
某育児番組にも出演歴のある育児のプロが現れ、颯爽と次女ちゃんを外に連れ出した!
…のだけど、なんとその方も敗北。
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保育園時代は「みーんな同じ!みんな仲間!なんでも一緒にやってみよう!」だった娘がついに、他人と自分を比べてコンプレックスを抱き始めたようだ。
夫や私がそんなふうに娘をタグ付けした事はないのに、娘が「自分は恥ずかしがり屋だ」と言い出した。そうかな?ママはそう思わないけど?と言うと、
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子を叱る時、「一度に複数人で叱らない」ように気をつけている。
大人でも一斉にわーっ!って言われると「叱られている<責められている」みたいな感覚になって素直に相手の言葉を受け入れられなかったりするから、子供はきっともっとそう。だから叱る時は必ず1対1で。
と思っているのだけど、
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10年前、夫の実家に結婚の挨拶に行った時、初孫の結婚を誰より喜んでくれた夫の祖父。その1ヶ月後、祖父に末期ガンが見つかった。
そこから嘘みたいにガタガタと体調を崩し、祖父は入院して寝たきりになった。
結婚式は翌年の予定だったのだけど、義母たっての希望で前倒しできる式場を探した。
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病院の許可を得て、私たちは祖父の病室に向かった。
紋付袴と白無垢で病院の廊下を行進する一団。異様な光景に、人が次々に病室から顔を出してくる。
祖父の病室について夫が声をかけると、酸素の管をくわえた祖父は目を開け、言葉は発せないけれど、「うう…うう…」と涙を流して夫の手を握った。
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義父に反対され、義母は言葉をつげずにいた。すると普段は無口な夫がはっきりと
「俺はじいちゃんに見せたい。行こうよ、行かないとお母さんは一生後悔する」
写真館のおばちゃんたちもよーし!じゃあ急いで行こう!ほらお嫁さん裾気をつけて!と介添してくれて、みんなで病院に駆けつけた。
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夫一家が昔からお世話になっている写真館で和装の前撮りをした。写真を撮り終えた後、義母は意を決したように言った。
「このまま病院に行って、じいちゃんに二人の姿を見せてあげてもらえない…?」
義父は反対した。病院には色んな病状、環境、心境の人がいて、快く思わない人もいるかもしれない。
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その間にもどんどん祖父の容態は悪化していき、祖父は眠っている時間が長くなった。結婚式に出席するのはもう難しそうだった。
「結婚式は予定通りでいいから、じいちゃんに見せるためにこっちで和装の前撮りをしてほしい」
義母から頼まれた。
残された時間は少ない…夫と私はその週末に帰省した。
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まるでそこが病院じゃないみたいに明るい時間だった。初めて会った人からこんなに「おめでとう」をもらったのはあれが最初で最後だと思う。
それから1週間も経たずに、祖父は旅立ってしまった。あの日義母と夫が決断してくれた事を、10年経った今も、私は、そしてきっと義父も、心から感謝している。
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義母は泣いていた。私はなぜか泣いてはいけない気がして、無理に微笑んでいたと思う。
祖父の病室を出たら、驚いた事に、たくさんの患者さんとお見舞いのご家族たちが廊下に出て、私たちを待っていた。わあ!お嫁さんだ!おめでとう!たくさんの人が満面の笑みで私たちを拍手で見送ってくれた。
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これまで誰に話すでもなく時折思い返していたあの日の事を言葉にしてみたら、こんなに沢山のいいね、ありがとうございます。
いただいたリプもどれも心にしまわれていた大切なエピソードばかりで、お返事しきれず申し訳ないのですが、宝物を分けていただきありがとうございます。じっくり読みます。
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子らに注意する時、
自分が言われて
嫌な言い方はしちゃダメだよ
よりも
自分が言われて
気持ち良い伝え方をしようね
の方が、子らが素直に聞いてくれる事を最近発見した。
言霊、というと大げさだけど、
やっぱりマイナスよりプラスのイメージを持つ言葉の方が、言う方も聞く方も気持ちいい。
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子供の頃、かわいいシールを「普通に使うのはもったいない。今はまだその時じゃない。ここぞと言う時まで取っておくんだ」と宝箱にしまい、時々取り出してはうっとり眺め、いつしかその存在を忘れ、思い出した時には「もうキキララとかちょっと…」ってなって使わず終わった事が悔やまれてならない。
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だから子らには、かわいいもの、かっこいいものこそ手に入れたらすぐ使っていいんだよって勧めている。
息子はわりと速攻で使う派。
娘はそれでも大事に取っておく派。
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つい最近知ったのだけど
私の結婚式の日、最後の両家挨拶の時に母は涙が止まらず困っていたらそっと義母が寄ってきて「ゆらさんは私にとってもう実の娘です。これまでのお母さんに負けないくらい、これから私もゆらさんを大切に大切にしますから安心してくださいね」と背中をさすってくれたんだそう。
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娘1歳の頃、あまりに食が細いのが悩みで当時の保育園の先生に相談したら、
「最初からおかずがお皿に山盛りだと、食の細い子はそれだけで戦意喪失してしまう。食べきれる量より少しだけ少なめにお皿に盛りつけて、ぜんぶ食べきれた!という達成感を与えてあげて。そしてたくさんほめてあげて」
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と言われ、子らが8歳5歳になった今もそれは少し意識している。もう人並みに食べられるようになった娘とどちらかと言うと大食いな息子だけど、「もう食べちゃった!ママもっとー!」とおかわりする顔はなんだか自慢げでうれしそうだし、多めに盛って残されて満腹な私が無理やり食べなくて済むのも利点。
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第二子の妊娠が分かった時、
当時娘(1歳)が通っていた保育園には安定期に入ってから言おう、と夫と話し、つわりでヘロヘロなのを隠して毎日送迎していたのだけど、ある日の帰り、先生に「お母さん、最近娘ちゃんがお友達を噛もうとする事が何度かあって、保育士が注意して見守るようにしています」
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良かれと思ってまだ娘には言わず、無理して今まで通りに振る舞おうとしてた。でもつわりでしんどくて思うようにいかず、結果的に娘を不安にさせてしまった。しかもそれが家でなく園で形になって現れるなんて…
娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになって涙が出そうになった時、先生がこう言ってくれた。
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と言われ、私はショックのあまり言葉が出なかった。先生は続けて「もし違っていたら大変失礼ですが…お母さん、もしかして妊娠していませんか?」と。妊娠初期も初期だったから娘にさえまだ言っていなかったので、まさかこんな形で先生に言い当てられると予想もしていなかった私はさらに驚愕した。
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「今はお母さんもつわりで大変だと思います。娘ちゃんのご飯や身の回りのお世話は、これまでと同じでなくて全然大丈夫。手抜きできるところはどんどん手抜きしてください。ただ、座って娘ちゃんを抱きしめてあげる時間だけは、これまで以上に長くしてあげてくださいね。そうすればきっと落ち着きます」