2
『水中からの挑戦』は桑田次郎が漫画化。疫病による村の全滅に始まる映像と全く異なる展開。テペト星人は侵略意図のない安住の地を求める宇宙の放浪者だが防衛軍は村を滅ぼした兵器になり得る星人の体質を危険視し殲滅を決定。怪獣を退けたセブンは星人の脱出を見逃しその幸運を祈る。#ウルトラセブン
3
かってない凶悪な真相が明かされるNHK版『犬神家の一族』。青沼静馬の母を恋いる気持ちが切ない。小林靖子は良い仕事をしたと思う。金田一=吉岡秀隆の何もなすすべのない絶望感に打ちひしがれる演技も素晴らしい。必見作。
#犬神家の一族
4
『鎌倉殿の13人」の良心・梶原景時。従来は悪人として書かれた人物を三谷脚本は自他共に厳しく強く清廉な人物として描き切った。中村獅童はそれに応えた大河ドラマ史に残る名演。ポーカーフェイスの彼が一瞬小四郎に見せる無防備な弱さが人間らしく泣ける。
#鎌倉殿の13人
5
『ノンマルトの使者』、桑田次郎の漫画でも砂浜に埋もれるアンヌのキュートな姿がみられる。しかし真市の言葉を真剣にとらない事でノンマルト殲滅に疑問を抱かず肯定している。最後の真市の秘密を知るのがダンのみになることでヒーローの孤独が浮かびあがりここは桑田の真骨頂だろう。
#ウルトラセブン
6
「ゾーフィがゼットンを操る」の大元は大伴昌司さんの『ウルトラマン怪獣設定表』(円谷プロ監修、設定)。67年4月、放送終了直後のものでこの設定が幾つもの怪獣図鑑に引用された。ただこの時点ではゾフィ表記。少年ブックの付録ではスペシウムポーズのゾーフィが描かれている。#シン・ウルトラマン
7
放送終了後に『たのしい幼稚園』で連載された成田マキホ版『ウルトラセブン』では巨大アンヌ隊員が登場。成田の描くアンヌはなかなかキュート。
#ウルトラセブン
8
放送終了後に『たのしい幼稚園』で連載された成田マキホ版ではダリーに体内に侵入されたアンヌが巨大化、防衛軍基地を破壊。体内故に光線技が使えない(映像ではエメリウム光線使ってたが)セブンはアイスラッガーで勝利。アンヌは何も憶えていなかった。
#ウルトラセブン
9
60年代当時の雑誌や付録の怪獣図鑑類に掲載されたゾーフィのイラストを見ると画家の方々はトサカを皆黒く塗っている。第二期の客演以降の感覚で見ると意外だが当時の人の目には(最終回の)ゾフィのトサカは黒いと正しく認識されていたのだなあ、と新鮮な驚きがある。
#シン・ウルトラマン
10
『トイレット博士』はど根性ガエル』よりも長い30巻、ジャンプギャグ漫画の代表作。初期のウンコが出れば何をしてもいいというアナーキーさは今も斬新。時折人情物や感動編を加えての初期短編群はもっと称揚されて良い。何より空前絶後のヒロインうんこちゃんの存在が大きい(続く)
#とりいかずよし
11
『蒸発都市』に登場するダンカンのイラスト変遷。元の比較的有名な写真からペン画になり絵から絵の伝言ゲームの中で別物になっていく過程がわかる。口元の線が唇に解釈され厚い唇の猿人系の顔に、棘が簡略化され鱗からやがて体毛のように変化。最後はUMA的な容姿の怪物になっている。
#ウルトラセブン
12
『EVANGELION:3.0(-120min.)』で出撃前のマリが読んでる本は徳間文庫の豊田有恒『あなたもSF作家になれる わけではない』。表紙イラストはとり・みき。60年代のSFやテレビアニメ創成期の回顧録。 #シンエヴァの薄い本 #シン・エヴァンゲリオン劇場版
13
『史上最大の侵略』一峰大二版ではクラタは未登場。ダンは検査の結果でセブンである事を知られてしまう。ここでアンヌの台詞。キリヤマは不調のダンに出撃を命令、アンヌは泣きながら抗議する。最終決戦、キリヤマはセブンの危機にホークでパンドンに捨て身の特攻を敢行する。
(続く)#ウルトラセブン
14
『ダン対セブンの決闘』は一峰大二が漫画化。サロメ星人の男は終始怪人態。ダンは電話ボックスで拉致、銃殺刑になるが胸のウルトラアイにより九死に一生を得る。ニセセブンは本物と見た目の差異がない。アギラは未登場。ニセセブンと円盤への容赦ないバイオレンスな一撃は一峰節炸裂。
#ウルトラセブン
15
桑田次郎版『第四惑星の悪夢』は映像と異なりアンヌが大活躍。秘書を射殺した警官を2丁拳銃で倒しフルハシと脱出、赤い血同盟と合流し人間狩りロボットを女ターザン並みの跳躍で破壊、セブンのビームランプに正確にエネルギーを充填するなど射撃の腕、高い反射神経と身体能力を見せた。#ウルトラセブン
17
『サイボーグ作戦』漫画版は『はだしのゲン』の中沢啓治が担当。サイボーグ野川の身体能力が超人的で仕掛ける爆弾の数が大小2つのみになっている。ボーグ星人人間態は長髪コートの女。円盤は形が異なりセブンを攻撃する。1番の違いはセブンが分身の術(変わり身の術?)で難を逃れる点。
#ウルトラセブン
18
『天才バカボン』の第1話で赤ちゃん(後のハジメ)の名前をギララガッパにしよう、ウルトラマンがいい、という会話がありますがギララが1967年3月25日公開、ウルトラマンの最終回が4月9日、ガッパの公開が4月22日とびっちり日程の詰まった最新のネタだったんだなあ、と。
#ガッパは日活 #ギララは松竹 twitter.com/GAPPA2022/stat…
20
六甲山という地名以外はあまり神戸感がない桑田次郎版『ウルトラ警備隊西へ』。キングジョーの体型もマンガ的にアレンジされていて良い。横向いた時の首の角度がソソる。いかにもな桑田顔のゲスト、スパイ戦のスピーディーな攻防描写もいい感じ。#ウルトラセブン
21
70年代の子ども向け怪獣図鑑のタガの外れ方は今見ると驚き。大人がみても目を背けたくなるような無惨絵感の高いイラストが満載で感覚が狂う。この頃の少年漫画の残酷描写のエスカレートも影響しているのだろうか。
#仮面ライダー
22
『セブン暗殺計画(後篇)』桑田次郎はセブン復活に必要なダイモード争奪戦を全てカット。ビームランプからエネルギーを撃ち込む一か八かのサスペンス、ウルトラ警備隊の身を捨てての文字通りの勇気ある戦いが描かれる。ガッツ星人が約束通り地球人に敬意を払い撤退するのが一番の違い。
#ウルトラセブン
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『プラモ狂四郎』で知られるやまと虹一の『サンダーマスク』(別冊少年サンデー)は隠れたコミカライズの名作。僅か3回ながら直前迄所属のダイナミックプロティストたっぷりのオカルト・美少女・バイオレンス・スプラッタな特撮ヒーロー漫画。デカンダーの悪魔のような所業を堪能したい。#サンダーマスク
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『野球狂の詩』が77年に日活で映画化された時の少年マガジンタイアップ記事。残念ながらシリーズ化はならなかったが木之内みどりをキャスティングしたのは最良の選択だったと思う。水島先生も漫画作中の武藤ばりに木之内の水原を特訓するのが微笑ましいというか。
#水島新司
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個人的な話ですが初めて『W3』の主人公・星真一に出会ったのはてんとう虫コミックスで『オバケのQ太郎』の『星をさがせ』のギャグで。誰かわからなかった。今調べると少年サンデーのこの回の掲載号、『W3』の最終回なんですね。たまたまがちょっと感慨深いものになってます。
#シンウルトラマン