鳥飼玖美子torikaikumiko(@chibigankame)さんの人気ツイート(いいね順)

中学から高校とずっと安倍政権だと語った大学一年生は、こう続けました。「もう政治ってのはむちゃくちゃなもんだって思わされてる世代なんですよ」。拙著では彼の絶望感も説明。政治家の責任は重い。若者が希望を持てるよう、政治への信頼を回復する努力をして下さい。
国語入試での漢字の判定基準。国語学者の大野晋先生と某大学での採点でご一緒した際、判断が難しい手書きの漢字解答を相談されると「はねてるかどうかや、点の位置を減点の対象にしてはいけない。その漢字として読めればよろしい」と答えておられたのが忘れられない。
英語教育が読む力育成を排し英会話重視になって30年。英語力のある日本人が増えたかといえば残念ながら英語力は変わらないか劣化している印象。英語を読めなければ内容のある話は出来ないのだから当然の帰結かも。
都内の区教委が、ベネッセの英語試験を中2と中3に受験させ、顔写真を添付するよう学校に指示。生徒にも保護者にも知らせないで個人情報をベネッセに渡す仕組み。教員は悩みながらも諦めの境地。これが教育?
大学共通テストの英語問題(リーディングとリスニング)を読んで聞いてみましたが、センター入試と比べ、思考力測定にひきずられて、高校で学んだことを確認し、大学で学ぶ力があるかをみる試験になっていない。特にリスニングは不親切で無理を強いられた受験生が可哀想です。
go to トラベルは、文法というか語法が変。「旅に出よう」と言いたかったのだろうけど、英語はtravel, trip, journeyなどを旅の目的や長さなどで使い分けるので複雑。英語を話す力をつけると政府がいくら意気込んでも、これじゃ、ぶち壊し。
悲しいニュースについてはツイートしないことにしているけど、コロナに感染した妊婦が9ヶ所の病院から断られ入院できず、自宅出産を余儀なくされて赤ちゃんは死亡、という報道には黙っていられない。医療崩壊の懸念は当初から専門家が訴えていたのに、対策は未整備という現実。
外国語の技能は全て連動していますが、読むことは出発点。読めなければ書けないし聞いても分からない。会話の定型表現を覚えることも大事だけど、それだけでは応用がきかない。自分の考えを述べるには、単語をどうつなげて文にするかを学ぶ文法が必要だし語彙も要る。
「英語ペラペラなら国際人」?野球の二刀流で大活躍の大谷翔平選手は、類い稀な能力と地道な努力そして誠実な人柄で米国だけでなく世界を魅了している。英語がペラペラかどうかなんて誰も気にしない。
「緊急事態宣言」でも #東京オリンピック・パラリンピック は開催、とのI OC副会長発言に絶句。オリンピックって、一体、何? 8〜9万人の大会関係者が来日するなら「緊急事態宣言」の意味って何?
都立高校入試に導入予定の英語スピーキングテストのプレテストでのスコアレポートを見ると評価基準に疑問がある。中学3年生に対し「よどみなく話す」ことを要求していると受け取れるが、言葉につまったり言い直したり繰り返したりは話し言葉の特徴で、母語であっても起こる。
GTEC受験に際して、本人の同意なく学校が勝手に顔写真をベネッセに提供するのは個人情報保護法違反、地方公務員法違反とのご指摘を多くの方々から頂き、感謝です。悩んでいる教員が声を上げる助けになると良いのですが。
政治家やマスコミが学術会議について調べもせず、会員は非常勤なのに、公務員として多額の給料や退職金を得ているなどの誤報を流しているのは遺憾です。会議に出席すれば出る手当は微々たる額なのを、学術会議は公表して誤解をとくべき。→
授業を全て英語でするか、日本語を入れるかは、指導の目的と 対象とする学習者により柔軟であって良いと思います。最近の学習指導要領は英語で授業すること自体に固執し過ぎているので、かつて英語での授業をしていた私ですが、今はあえて母語の重要性を指摘しています。
注目度の高い科学論文の数で、中国が米国を抜いて世界一。日本は10位。これは日本の研究環境の悪化が影響している。専任教員は学内行政に追われ、多くの若い研究者は任期付きの不安定なポストしかなく、研究に専念できない。これを改善しない限り日本の科学研究の未来は暗い。
大学入試センター(2021)『センター試験をふり返る』を読んだ。共通一次から数えて42年間の総括。綿密な制度設計と運営、出題・採点と危機管理などの蓄積と入試に関する研究開発の成果。これらを検証することなく廃止して共通テストに変えた理由が全く理解できない。→
アジアで英語を使う人が多いのは、かつて植民地だったので未だに旧宗主国(例えば英国)の言語を公用語や共通語として使用しているから。植民地にならず独立国家として近代化した日本とは歴史が異なるのですよね。
外国語が難しいのは、単語や語句を覚えないと使えないけれど、やみくもに暗記しても使えるようにならないこと。回り道のようでも、内容と結びつけて読むことで、こういう場面でこう使うと知り、実際に試すことで定着する。時間はかかるけれど確実に力がつく。
東京オリンピック・パラリンピック年に大学入試改革を合わせようと無理して突っ走った挙句、共通テストの英語民間試験や記述式問題導入が破綻し見送りになった。その東京オリンピックは、どうなるのか...
大学入試が理由の事件が続いた。受験生は追い詰められた気持ちになったのだろう。目的を持つのは大事だけれど、志望校に入れないことは人生の終わりではない。後から振り返ると失敗や挫折が却って良かったということもある。人生は長い。やり直しは可能。自分を大切に。
東京都教育委員会の発表。都立高入試でスピーキングテストを受けられなかった受験生は、英語筆記試験で同点の受験生のスピーキングテスト平均点から得点を算出する。筆記試験で同点を参考にするならスピーキングを別にテストする意味ある??ますます分からない都立高英語入試。
東京都立高校入試に導入予定の英語スピーキングテスト(ESAT-J)に関し、令和5年度の入試にはスピーキングテストの結果を使用しないことを求め、大津由紀雄、南風原朝和、羽藤由美、阿部公彦、鳥飼玖美子による要望書を今朝、都教委に手渡しました。
共通テストの英語リーディングも、問題の量と種類が多く設問が複雑。じっくり考える時間がなく、熟考するタイプには不利にならないか心配。思考力をみるならもっと知的な内容が欲しい。こんな試験の為に高校が対策を練らないよう来年に向けて改善して欲しい。
都立高校入試で民間試験業者によるスピーキングテスト導入。中学生の「話す力」の何を誰がどう判定するの? 英会話の定型表現を暗記しただけではコミュニケーションにならないことを『異文化コミュニケーション学』(岩波新書)で説明してます。読んで再考して下さい。
国語学の大野晋先生曰く「は」と「が」の違いは一年間の授業が必要なくらい難しい。「昔々お爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山へ」で分かるように、初出は「が」、既知になると「は」になる、いう区別を教えられました。