The Sato Lab (Kei Sato)(@SystemsVirology)さんの人気ツイート(古い順)

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1⃣ 最近、スパイクタンパク質に新たな変異を獲得した #オミクロン BA.2系統の亜株が、世界各地で出現し、流行拡大しています。具体的には、アメリカ🇺🇸のBA.2.12.1系統(+S:L452Q/S704L)、そして南アフリカ🇿🇦のBA.4, BA.5系統(+S:HV69-70del/L452R/F486V/R493Q)などです。2/8
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3⃣ ワクチン接種者の血清を使った中和試験の結果、BA.4/5は、BA.1あるいはBA.2に感染したワクチン接種者(つまり、BA.1/2のブレイクスルー感染者)の血清に、約2倍の抵抗性を示しました。なお、ワクチン未接種でBA.1あるいはBA.2に感染したひとの血清は、ほぼまったく中和活性を示しませんでした。4/8
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まとめ▶️ BA.2から派生したオミクロンBA.2亜株のうち、BA.5株は、伝播力、病原性、免疫抵抗性のいずれの点においても、BA.2よりリスクの高い変異株です。8/8
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BREAKING🔔 The 10th paper from G2P-Japan🇯🇵 is out at Cell @CellCellPress . #Omicron BA.5 variant is more contagious and pathogenic than BA.2 variant. Please RT. 1/8 cell.com/cell/fulltext/…
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#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵の論文第14弾(カウントどこかでずれてました)を、Cell Host & Microbe @cellhostmicrobe に発表しました。本研究では、#オミクロン BA.2.75株(通称 #ケンタウロス)のウイルス学的性状を解明しました。 以下、本研究の概要です。1/18 cell.com/cell-host-micr…
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まとめ▶️ BA.2.75は、 1. BA.5より流行しやすい 2. BA.5, BA.2とは免疫学的性質が違う 3. 病原性ポテンシャルはBA.2よりも高い ことが明らかになりました。 ↓は、本研究のまとめポンチ絵です。18/18
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BREAKING🔔 The 14th paper from G2P-Japan🇯🇵 is out at Cell Host & Microbe @cellhostmicrobe. #Omicron BA.2.75 (aka #Centaurus) seems to be more contagious than BA.5 and more pathogenic than the original BA.2. Please RT. 1/16 cell.com/cell-host-micr…
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#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵のプレプリント第14弾「オミクロン亜株の収斂進化とBQ.1.1の性状解析」をbioRxiv @biorxivpreprint に発表しました。本研究では、オミクロン亜株の進化を描出し、 #オミクロン BQ.1.1(通称 #ケルベロス)の特徴を解明しました。以下まとめ⬇️ 1/ biorxiv.org/content/10.110…
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多様化からの収斂進化、というまたも予想外な進化を見せる新型コロナですが、BQ.1.1はおそらく本邦の年末年始以降の第8波の主流になる変異株のひとつです。オミクロンの今後の進化の方向性を予想するのは難しいですが、第8波の波の動向については、やはりみなさんの感染対策次第かと思います🙏 10/10
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予想に反し、BQ.1.1の病原性はBA.5と同程度か、それよりも低いことがわかりました。この結果は、①オミクロンの病原性はもう最大まで高まっていて、BA.5あたりの病原性がマックス、②融合力upによって高まった病原性ポテンシャルをスパイク以外の変異で弱めている、などの可能性が考えられます。9/
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第8波の行く末やその主役となるであろうBQ.1.1株やXBB株のこと、そして新型コロナの進化のことなどについて、とても良くまとめられています。どんな良記事でも有料で読めないものが多い中、きちんとした記事を全文フリーでウェブ掲載してくれるのはとてもありがたい👍🏻 wpb.shueisha.co.jp/news/society/2…
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#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵のプレプリント第15弾「組換えオミクロンXBBの性状解析」を、bioRxiv @biorxivpreprint に発表しました。本研究では、#遺伝子組換え で誕生した #オミクロン XBB株(通称 #グリフォン)の性質を解明しました。 biorxiv.org/content/10.110… 以下、本研究の概要です。1/
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中和実験の結果、XBBはBA.2に比べ、BA.5ブレイクスルー血清に対しては13倍(❗️)、BA.2ブレイクスルー血清に対しては30倍(‼️)というきわめて顕著な抵抗性を示す株であることを明らかにしました。6/
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XBBは、#組換え によって流行拡大に成功した初めての株と言えます。本邦における頻度も増えてるし、BQ系統が主流だったアメリカでも爆増してます。オミクロンの進化の方向性を予想するのは難しいですが、今後の流行動向は、やはりみなさんの感染対策次第かと思います🙏 9/9 reuters.com/business/healt…
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BREAKING🔔 The 15th preprint from G2P-Japan🇯🇵 is out @biorxivpreprint. We illuminated the virological characteristics of one of the latest SARS-CoV-2 lineages of concern, XBB, which was generated by recombination of two #Omicron subvariants. Please RT. 1/ biorxiv.org/content/10.110…
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Neutralization assay revealed that XBB is the most profoundly resistant variant to BA.2/5 breakthrough infection sera ever (!!). >30-fold more resistant to BA.2 breakthrough infection sera than BA.2, and >13-fold more resistant to BA.5 breakthrough infection sera than BA.2😵 5/
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Our multiscale investigation provided evidence suggesting that #XBB is the first documented example of a SARS-CoV-2 variant that increased its fitness (Re) through an recombination event rather than substitutions. 8/8
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ナショナルジオグラフィック日本版 @NatGeoMagJP の記事で、オミクロンXBB.1.5株についてコメントしています(正確にはこれは、本家National Geographic @NatGeo の和訳版)。 natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/0…
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#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵の最新作「オミクロン亜株XBB.1.5の性状解析」を、論文/プレプリント公開前に速報します(図はメイキング)。本研究では、流行拡大中の#オミクロン XBB.1.5株(通称 #クラーケン)の性質を解明しました🔥 1/
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2022年末にアメリカ🇺🇸で突如感染爆発を始めたのがXBB.1.5株です。この株は、↓で我々が報告しているXBB.1株(G2P-Japan🇯🇵プレプリント第15弾)が、スパイクに #F486P という変異を獲得したものです。2/ twitter.com/SystemsVirolog…
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それに加え、XBB系統が持っていた #Y144del という欠損が復帰したXBB.1.5株(XBB.1.5+ins144Y)も確認されています。Y144del という変異は、ブレイクスルー血清への抵抗性の上昇と、ウイルスの感染力の減少に作用する変異です(G2P-Japan🇯🇵プレプリント第15弾より)。3/
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アメリカ🇺🇸におけるXBB.1.5株の伝播力(実効再生産数Re)を推定した結果、XBB.1.5株の伝播力は、親株であるXBB.1株よりも1.2倍以上高い(❗️)ことがわかりました。4/
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次に、#F486P#ins144Y がスパイクのACE2結合力とシュードウイルスの感染力に与える影響を評価しました。#F486P は、ACE2結合力を爆上げし(結合係数KDを爆下げし)、シュードウイルスの感染力も3倍以上上昇させました。6/
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これは、BA.1とBA.2、BA.2とBA.5の間の差に匹敵する差であり、これからXBB.1.5株が世界で流行拡大していくことが強く示唆されます。なお、ins144Y変異を追加で獲得することによる実効再生産数の上昇は見られませんでした。5/
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最後に、BA.2, BA.5ブレイクスルー血清を用いた中和試験の結果、XBB.1.5株はXBB.1株と同様、それぞれのブレイクスルー血清に対してきわめて高い抵抗性を示しました。一方、#ins144Y によって、中和抗体抵抗性は減弱しました。8/