同意しかない。10年に1度の怪物みたいな人が「安い給与に我慢してまで研究に取り組むつもり無いから笑」と言って博士課程に進まず研究室を去る姿は大変印象的だった。自分の博士課程進学の意思決定にも強烈に影響与えたなあ。金銭的理由で研究の世界から去る人は想像以上に多いのでなんとかならないか twitter.com/_daichikonno/s…
研究職を目指す人に伝えたいのは「良い企業に入ればやりたい研究がすぐできる」は基本的にないということ。どんな組織に所属しようが“自分がやりたいテーマ”は信頼を積み上げた後にようやくできるので「やりたい研究がすぐできるか」ではなく「下積み時代も楽しめそうか」を意識して企業選びしよう。
研究概要書。就活生だった頃に先輩から「人事は君の研究に興味ないんだよ。“お、面白そう”と興味を持ってもらえるように書かないと落ちるぞ」的な助言を貰ったんですけど今振り返ってみても有用な助言だった。「良い研究なら多少わかりにくくても注目してくれるはず」は勘違いなんだと自覚できたので。
組織で“ルール違反”が発生した場合、よりルールを厳しくするのは簡単だけど遵守するための現場負担は増える。増えゆくルールを全て守りつつ今まで以上の成果を創出するとか物理的に考えて無理ですよー。何十頁にも及ぶ細かすぎる&厳しすぎるルールは守らないのではなく、守れないかもしれないよね。
周りから助けてもらいやすい人は「助けてもらったことで得た成果を“事後報告”できる人」だと思う。「〇〇さんのおかげであの後ここまで進みました!ありがとうございます!」と後付けでお礼できる人は“何度でも助けてもらえる人”になる。お礼は助けられた“直後”と“その後”の2回必要という意識は大事。
中国は「やってはいけないことを決める制度」に支えられているから新しいことでも「まだ決めてないので一旦OK」となるらしい。一方日本は「やっていいことを決める制度」が主なので新しいことは「やっていいことに書いてないのでダメ」となる。双方良し悪しあるけど中国が高速で伸びる理由はこれか…。
研究室に入って間もないB4は、論文を読んだ後に「同じ論文を読んだ先輩」がいるか探して「この内容どう思いましたか?」と質問するのが良い。自分よりもレベルが高い人の意見を吸収できるし、意識してなかった新規性に気づけること多し。独学:上位者から学ぶ=4:6くらいがバランス良い論文の読み方。
研究力が落ちてる→博士課程学生の数を増やすという安直な判断で大変なことになったから、国として別策を講じる必要がありますよね。進学率、学生のやる気を同時に向上させる方法は“厚遇すること”だと思ってます。金銭的な意味でもキャリア的な意味でも修士以下の学生が“羨ましい”と思うようにしないと twitter.com/chronobiopteto…
1st author論文持ってる修士就活生が増えてるようで、それを達成してるM1後輩に話を聞いてみたら「日本語で文章書いて全部DeepL翻訳で英語化→英語化された文章をgoogle翻訳、みらい翻訳で日本語化→違和感ないか確認→指導教官に提出」というプロセスを踏んでるらしい。そりゃ早くなるわけだ。すごい
英文が間違ってないか自分で英文チェックもしてるみたいだけど、ゼロベースで英語論文書いてた時代はもう終わったんだなー。バイオ系M1でもう1st持ってるって化け物だなと思ってたけど、これからは「研究職狙うなら修士卒でも1st 1報以上が前提となる時代」が来るのかも。技術の発展はホントすごい。
ちなみにDeepL翻訳はこちらから使えるのでどうぞー。営利目的など機密情報を扱う場合は有料版(DeepL Pro)をご活用くださいね。 ↓ deepl.com/ja/translator
指導教官に「論文を読んだ後は1つで良いから“意図的に”論文を批判してみろ。批判には“根拠”が必要で、批判するための情報収集がさらに成長を加速させるから」と言われたアドバイスが社会に出てからも役立ってる。提示された情報の深部まで踏み込もうとする姿勢は研究でも新規事業開発でも大事だなと。
ちなみに上記の話は「論文」に対してであって「著者」に対する批判ではないことに注意。 「論理や結果に対する批判」と「人格に対する批判」は全く異なるものです。
「院生時代は研究に没頭できる貴重な期間だった」と企業に入ってしみじみ思う。研究職は学術的価値だけだとテーマとして成立しないし、結婚・子育てを経験すると「研究よりも家族に時間を…」となりがち。“知的好奇心の赴くままに研究できる時間”はホント短いので企業人を志す人ほど大事にしてほしい。
免疫システムの面白さがよくわかる動画。ヒト好中球がキューブ状に置かれた細菌に寄ってきてパクパク食べているシーンとのこと。 twitter.com/Primary_Immune…
研究室に入りたての頃は“休日に論文読んでる先輩”のことが全く理解できなかったけど、自分の時間が全然取れなくなった今では「他のことを気にせずに自らの知的好奇心を満たせる休日」がいかに幸せな時間だったか痛感する。休日に「よし今日は論文でも読むか」と思えるって恵まれてるんですよ、実はね。
B4の頃に「研究テーマと関係ないこと勉強しても無駄だろ笑」と苦手な先輩によくdisられてたけど、無視して知的好奇心に従って色々なこと勉強してたら、就活で「学生とは思えない知識量だ」と評価されて複数社から内定を頂けた。周りから見たら無駄でも自分から見て無駄じゃなければ続けた方がいいよ。
「10年に1人の逸材」と教授から期待されていた先輩が「薄給な環境で“楽しさ”や“やりがい”とか見出せるわけないじゃん笑」と修士卒で去ったのを思い出す。 そういう有望な理系人材がコンサルとか商社とか行くのは自由だし悪いことではないけど、確実に日本の研究力衰退の原因になってるというね。 twitter.com/Ryofuwi/status…
薬って本当に素晴らしい。子どもの腕に水イボができ、掻きむしって潰すたびに広がって中々大変なことになってたのですが、薬を処方してもらったら1週間でほぼ全快。「水イボなんて薬で簡単に治せる」という世界になるまでどれだけの苦労があったかを考えると、科学の進歩にはホント感謝しかないです。
院生の頃に「論文読むと自分の独創性が落ちる!自分の頭から生まれるアイデアを大事にしたい!」と主張する人いたな、と思い出しました。 「院生程度が考えつく独創的なアイデア(笑)なんて世界の誰かがとっくに考えてるよ」と言ったらめちゃくちゃ怒らせてしまった苦い記憶がよみがえった…。 twitter.com/i_toshiki_/sta…
自分も博士進学諦めた理由に「お金が無かったから」に加えて「進学意思を彼女(現・妻)に伝えたら号泣されたから」がありました笑  その時に「応援はしたいけど27歳まで収入が私より低いなんて将来どうするの?学振?結局私よりも年収低いよね?」と言われた苦い記憶が思い出された。 twitter.com/tomatoha831/st…
「この会社に未来なさそう」と若手が思う管理職の言葉として、 ・あと数年で定年だから変なこと(新しい挑戦)するの止めてくれる? ・利益出てるんだから別に現状維持で良くない?(@研究所) ・その新しい取組みが絶対に成功する根拠はどこにあるの? あたりが強すぎる。しかも実話なのが本当に怖い。
募集要項に「研究職」と書いてあったのに、いざ入社してみたら、やることは開発や生産に関わる仕事ばかりだった… ということは割とあるので、文章を鵜呑みにするのではなくその会社の人にちゃんとヒアリングしたり研究成果を採用HPで調べたり、自ら追加情報を仕入れる姿勢は特に重要だと思ってます。
研究はうまくいってない時ほど「自己開示力」が求められると思う。ここまではできてますが先に進めず正直お手上げ状態です…とか。辛い時ほど現状を開示し、事実を指導教官や先輩に共有する力は本当に大事。変なプライド発揮して「自分のダメな姿を他人に見せたくない」と現状を隠すと研究は進まない。
仲良かった研究職同期が退職すると聞いて驚きを隠せない…。あれだけ才能があって努力家な人材だったのに。色々理由を聞かせてもらったけど「現会社では理想とする研究キャリアは描けなさそう」「雑務だらけで成長してる気がしない」というコメントが印象的だった。新天地での活躍を心から祈念したい。