司史生@減量中(@tsukasafumio)さんの人気ツイート(いいね順)

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実際には過去の歴史において家庭を持ち子を成すことができるのは、それ自体が幸運な成功と評すべきなのだが、歴史は長らくその「勝者」のありようを自明として、「勝者」により語り続けられてきたところがあったと思う。
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過去30年の経緯からすれば、タリバン最大の資金源かつ軍事技術供給元であったパキスタン軍情報部の組織的策動を疑うのが自然でしょう。 中国の関与を疑う人もいますが、中国とタリバンとの付き合いは浅く、また現在の米中関係でアメリカが非難しないはずがないので、その線は薄いと考えます。
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ほぼ十年を待たず戦争が引き続いた77年に、全く戦争の無き平和の77年が続いた。ウクライナの戦争を見ても、戦争で失われるものはまことに多く、77年間の平和を図り平和の維持に尽くしてきた先人に対しては、党派的立場を越えて敬意が払われるべきだろう。
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乃木希典は帝国の無人格な模範ではなく、その終焉にあたり一個の人格として国家の規矩を逸脱した。乃木神社の設立は、この扱いに困る異物を何とか忠君愛国の裡に封じ込めようとした国家の思惑とも見ることができるだろう。
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司馬遼太郎「坂の上の雲」の以前から芥川龍之介「将軍」のように、乃木は意識高いインテリから嫌われ冷笑されると同時に、日本の民衆から最も人気のあった軍人であった。そして鶴見俊輔や橋川文三といった近代思想の研究者は、その事実を軽視しなかった。
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カルトは宗教団体に限らないんですよね。 疑似科学とか偽史とか、独善的な信念体系を核にするので、宗教を規制して根本的な解決にはならない。 twitter.com/Ayukawa_Reiji/…
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この防疫が無惨に崩れれば、非常時に備えない戦後憲法体制そのものが、国民の生命財産を保護しえないものとして、主権者たる国民自身により棄却される可能性に直面するだろう。現下の事態はそういうことでもあろう。
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乃木の前近代的な殉死は国民に衝撃を与えたが、同時に子供を喪った乃木家の断絶を遺言したことは政府を困惑させた。一身の意思による乃木男爵家の廃絶は、明治国家の築いた官制と栄誉の秩序に対する逸脱であり、反抗だったからである。
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息子を二人ながら戦場で喪い、漢詩で「愧(は)ず我何の顔(かんばせ)あって父老に見(まみ)えん」と兵士たちを死なせた自己を責め、西南戦争中の連隊旗喪失を殉死の理由に挙げた乃木は、軍国日本の栄光ではなくその犠牲と悲惨の担い手であった。
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国民の個人情報を管理せず戒厳令的手段に拠らず、これまで低い死亡者に押さえてきたことは、まさしく戦後憲法体制の成果と呼ぶべきだろうが、いままさに累卵の危機にあることは確かだ。左派的な用法に倣うならば、これは「護憲の戦い」でもある。
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戦争で犠牲を払った民衆にとって、息子を失った父親である乃木は、エリートとして戦場行きを免れたインテリたちよりも近しい存在であった。
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広島会談とか広島宣言とか広島体制とか、どれかひとつはこれから生まれる子供たちの受験問題になりそうです。
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統一教会が反社会的カルトであること、それと政治家が関係を持つことへの批判と、テロリズムへの批判は両立します。
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再来年の紫式部主人公の大河、異常気象の連続で日本の村落のほとんどが消滅し、パンデミックで首都人口が半減するという、地獄のような時代なんですな。 科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ – 國學院大學 kokugakuin.ac.jp/article/255367
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さりながら現代の日本人が第二次世界大戦を回顧することは、終戦の年に明治維新を回顧するのと同様の時間の隔たりもある。
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たしかにそうなんですが、十年後にはこの層がゴソッと抜け落ちてくわけで、まともに組織能力のある政党なら十年先を見越した政策のシフトを考えるはずで、いまの高齢者に受ける政策しか出さない政党は、その世代と心中する運命にある。 twitter.com/izutorishima/s…
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もうすぐ2022年が終わる。 幾度も繰り返し述べたが今年は、戦後日本国の77年の歴史が、明治維新から敗戦にいたる日本帝国77年の歴史と長さにおいて並んだ年であった。
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例えば国際人道法についての授業が無いので、現在の日本では民間人による捕虜の処刑や虐待という戦争犯罪が起きかねないんですよね。 twitter.com/paramilipic/st…
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三方ヶ原合戦は考証の平山優先生が述べた「新説 家康と三方原合戦」の解釈が納得させられたんですよね。信玄の転進は堀江城を落とし庄内半島と浜名湖水運を制圧するおが目的で、浜松城の兵站戦が遮断されることに気づいた家康は、プライドではなく軍事的合理性の問題として打って出ざるをえなかった。
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過去七十七年の平和への努力、しかしそれは将来の平和を確約するものではなく、むしろよく七十七年を持ちこたえたと言えるかもしれない。 ユーラリア大陸の東西で平和の綻びつつある今、日本にとって「先の戦争」が「最後の戦争」であることを願うばかりだ。
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保守政権にとって統一教会との癒着は核心的利害ではなくて冷戦時代の岸人脈からの不良債権いたいなものだから、今さら損切りしてもあまり痛まないんだろう。
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昭和世代にとってこういう時に迫撃弾のひとつも飛ばないの、後継者がおらず滅んだ民俗芸能みたいな物悲しさがある。
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あたら督戦隊としてスペツナズを使い潰したロシア軍に対して、特殊部隊はこう使うのだと見せつけた感じすらある。
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ゲームをデザインしていて気になったことの一つは、戊辰戦争の時の指揮官たちはいったいどういう地図を使用して地理情報を把握していたかということ。 調べてみると、秋田戦線で敵から鹵獲した地図というのがあって、それを見るに一般的に流布していた国図や郡図を使っていたようだ。
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合六先生、ミームの人になってたのか。 twitter.com/t_gordau/statu…