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江戸の遊郭の「煌びやかさ」の裏にある遊女の劣悪な境遇を指摘するのは間違ってないけど、その消費者であった江戸の男性の半数以上が妻子を持てず独身のまま「人口の蟻地獄」の中で死んでいったことも見落とされがちではある。
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ロシアのやり口を見れば侵略者は主権を蹂躙して力による支配を強制するのだから、日本が侵略されたら降伏すればいいと言うのは、憲法九条など守るに価しないと言うようなものじゃないかな。
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G7首脳とゼレンスキー大統領が一堂に会するというのは国際政治上、ヤルタやポツダムに相当する出来事で、しかもそれに広島の名が冠されるわけですな。
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さして露出度も高くない環境省の萌えイラストに対する攻撃、ようするに表現様式それ自体が嫌悪と攻撃の対象になっているので、ナチスによる近代芸術弾圧と似たようなものですな。
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1996年タリバン政権の勧善懲悪省が女性の抑圧以外に禁止した事項
・髭を剃ること
・歌舞音曲一切
・凧揚げ
・鳩の飼育
・手品
・テレビの視聴
・欧米風の髪型
・半ズボンの着用
等々。
ほとんどはクルアーンに根拠の無い、農村部パシュトゥン族の慣習によるもの。
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正月に会った親族は出版労連の関係者だが、コンビニの棚の急激な縮小で雑誌出版は壊滅的な打撃を受けたと評価していた。その原因がアダルト雑誌の規制にあることも。
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これ3.11の時にも反米逆張り左翼の人たちが提灯持ちやってたので改めて言いますけど、タリバンを西欧物質文明対イスラムみたいな構図で見るべきじゃないと思います。
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伊400最年少乗組員だった高塚さん、戦後は復員船に乗り組んだことまでしか番組で触れられてないけど、その後は海上自衛隊で潜水艦部隊の再建に従事し三等海佐で退職されてるのですよね。 #歴史秘話ヒストリア
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乃木神社への参拝がただ軍国主義と関連づけて批判されているのを見るに、かつての日本人にとっての「乃木将軍」は忘れられて久しいのだなと思った。
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少なからざる戦闘大隊群がマウリポリに拘束されたのが祟り、キーウやハルキウでロシア軍の勝ち目が無くなったのだから、ほぼ勝利と言ってよい。
世界戦史でもこんな事例は稀だな。
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国会報道は統一教会漬けになってる間に政府はあれよあれよと戦時体制の準備を進めて敵地反撃能力まで来ちゃったわけだけど、機密保護法や安保法制の騒ぎは一体何だったのという感じはする。
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おもしろおじさんで人気出かけてるけど、反体制派に流血の弾圧加え、自国経由で大量の中東難民をEUに送り込んで嫌がらせしたり、東京五輪で自分に批判的な女性選手を連行しようとしたり、やってることは真っ黒だからな。
twitter.com/masa_0083/stat…
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武断から文治へ、自力救済から公権力による法執行へという歴史の流れの最終局面で「武士とは何なのか」を突きつける形で赤穂事件は起き、時代に波紋を投げかけました。
現代の理非では簡単に断じ難い、この時代の価値観の問題がそこにありました。
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吉良邸討ち入りは同士の統率や襲撃隊編成、情報収集、武器の選定と交戦規定の策定、さらに資金管理まで、周到な調査と準備で緻密に立案され、ほとんど破綻なく遂行された「軍事作戦」なんですよね。
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んでその時に有坂純さんが指摘してたんだけど、信長政権は急拡大したものの統治機構も軍事機構も官僚組織が未発達で、もっぱら信長と家臣の人格的結合によって維持されていた属人性に脆さがあったと。
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各国政府が戦争になぞらえるのは、この非常事態に利用しうるのが、本来は戦時体制として準備された法制度や組織ということは言うまでもない。
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是非はさておき、戦士としての極めて高度な任務遂行能力を目の当たりにした幕閣や武士たちの衝撃はいかばかりか。
武士である限り、この襲撃の見事さ、戦士としての才は否定できない。それを全く否定したら、そもそも何で武士が支配階級やってるのかという話になる。
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「キノの旅」や「魔女の旅々」みたいに旅する主人公が立ち寄った街で事件に巻き込まれて、ハッピーエンドとは限らない皮肉な人間模様のお話をもっと読んでみたいラノベ読者さん、古い作品ですがドラマ化もされた名作シリーズがありましてね。
「木枯し紋次郎」と言うんですが。
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あと恐いのは薙刀で抵抗した吉良義周が武林唯七に斬られて昏倒した時、不破数衛門が薙刀の銀造りで義周と知りながらそのまま放置したこと。
義央の養子で実孫の吉良家当主なのに、とどめを刺していない。狙うのは上野介の首級、という大石の指示が不破のような狂犬クラスにまで徹底してる。
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ブリギッドについての解釈違いとか、歴史的な文脈の欠如がその理由のひとつだと思いますね。
「色男金も力も無かりけり」という川柳なんかも、色男とは筋肉であるという価値感からは理解できないわけで。
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今世紀の戦史に残るであろう鮮やかな軍事作戦の成功例でありながら、寄合い所帯のタリバンを束ねる軍事指導者の顔が全く見えないというのが、実にうさん臭いんですよね。
twitter.com/akatuki_a/stat…
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これが近代国家というものですね。
近代以前の当事者主義の司法制度では、訴える利害関係者がいなければ捜査も訴追も行われないのが通例でした。
twitter.com/ken_sya/status…
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しかし日本国憲法の前文において戦後日本が前提とした「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」は、ロシアの暴虐なウクライナ侵略により根底から崩壊に瀕している。
いまや「戦後」の命脈は尽き、近代日本は第三のサイクルに入ったのかもしれない。
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2.26は首都の正規軍によるクーデタ未遂だったが、プリゴジンのあれは私兵集団が反乱して地域に割拠したわけで、比較するならむしろ西南戦争だな。
言い換えると我が国が150年前にそういうのを一掃して確立した近代に、ロシアはまだ立ち至っていない。
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「麒麟がくる」の信長と光秀のように人間的な信頼関係が破綻した時、フォローしたりリカバーする制度的な裏付けがないので謀反しか選択肢はない。