351
「進行癌の友人にどう接したら良いか」という質問をよく受けます。悩まれている方が多いです
この質問ツイから始まったやり取りが、参考になるかなと思ったのでシェアします
何が良いのかは人それぞれなので、一つの決まった答えがあるものではないですが、何かのヒントになるのではと思います twitter.com/Daichin_G/stat…
352
忽那先生の解説記事
「新型コロナは発症の2~3日前に感染性のピークがある」という重要点を解説
データが出揃うにつれ、新型コロナは大変厄介な特徴を持つことがわかって、各国の対応も変化しています
「症状がないときにも常にマスク」「手洗い徹底」が求められてきてます
news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
353
興味深い論文
191種の哺乳類動物のがん関連死亡率を比較。動物園の11万個体データから
今までは、体が大きく、長寿の動物ほどがんになりやすいと考えられてたが、今回の解析でその関連性は見られず。肉食動物ほど高いがん死亡率と判明
がん発生機構を理解する一助になるか
nature.com/articles/s4158…
354
今週はがん研究にとって、重要な成果が発表されたので、最新論文フォーラムに投稿しました
KRAS遺伝子変異は発生頻度の高い異常ですが、薬の開発がうまく言ってませんでした
ついに開発された新薬Sotorasibが患者で試されて、有効性と安全性が確認されました。重要な一歩
forum.satoru-blog.com/forums/topic/k…
355
「最高のがん治療」のアマゾンレビュー数がついに150に！
今まで出した本では数個だったので、この数には驚き。投稿者に大感謝
多いコメントは「標準治療の大事さがわかって、迷いが消えた」というもの。これは嬉しい
みんな読んでいますので、ぜひ率直な感想を寄せて下さいamzn.to/319Q0KX
356
新型コロナの大流行で、エリザベス女王が国家の緊急事態として、国民に対してスピーチを行いました。即位68年の間で5度しかしてない特別のスピーチ
イギリスで国民的応援歌として愛唱されたヴェラ・リンの歌詞にちなみ「We will meet again. また会いましょう」と
とても感動的。ぜひご覧下さい twitter.com/bbcnewsjapan/s…
357
誤解#6: 重曹を飲むとがんを治せる
個人感想レベルの話ばかりで、患者で明確な治療効果を確認したという証拠はないです
がんは酸性環境なので、アルカリ性食品の重曹でpHが上げられ殺せるという理論ですが、体内pHは高度に管理されていて、食品摂取くらいで大きく変えることはできません
ご注意を
358
やや冷たく感じる情報が大事
個人が何かを食べ、実際に効果があったという情報は、わかりやすく自分に近い。温度感がある
臨床研究で何百例で何割に効いたという情報は、実感がわきにくく、やや冷たい
直感的な温度感に惑わされないことが大事。わかりやすい温かみのある情報ほど不正確になりやすい
359
がんを倒したいと研究者は日々努力を続けてますが、研究資金が足りておらず、志半ばで諦める人も多いです
#みんなの力でがんを治せる病気に したい。だからdeleteCの様な活動は重要
30日にすごいイベントがあります。有名アスリート・歌手も参加。ぜひご参加を
#whydeletec
delete-c.com/hope/2021
360
ノーベル賞を取った免疫チェックポイント阻害剤ですら、効くがんと効かないがんがはっきりと分かれます
全てにがんに効く治療というのは存在しません
「何のがんにも効果があります」というのは、科学的根拠に基づいた話ではないのだろうなと考えてもらい、気をつけて見てもらうと良いかなと思います
361
新型コロナのデマ情報が大量に流れてます。事実かを判断できずに不安になる人も多い
デマ対策にはこのサイトがオススメ
国内外のメディアがすでに流れる情報のファクトチェックを多数実施していて、その結果を簡潔にまとめてます
デマに惑わされず。正しく怖がることが大事fij.info/coronavirus-fe…
362
すごい発見
遺伝子->RNA->蛋白質という流れのうち、蛋白質のみが糖鎖というものの修飾を受けると言われてました
今回、RNAも糖鎖修飾されることが発見されました。糖鎖RNAは生体内で様々な機能を司っていそうで、この発見は新たな生体機能や、病気の解明に繋がりそうです
sciencedirect.com/science/articl…
363
ぜひ読んで欲しい
がん患者さんがおかれる現実が明記。がんになると家族/友人からトンデモな助言が集まる
社会には不正確ながん治療情報が溢れてるのをよく知らず。何となく良さそうと勧めてしまう
何かしてあげたいのはわかるが、情報の正確性判断は極めて難しいので、治療は専門家に任せましょう twitter.com/nonbeepanda/st…
364
noteに新記事。私が始めた翻訳活動について、どうして始めたか、そこから何を感じたか書きました
プライベートの活動を紹介するのは好きではないのですが、混乱した現状で、何かのヒントになればと恥ずかしながら書いてみました
あなたにもできることがあるのではと思います
note.com/satoru_osuka/n…
365
発表内容を紹介する記事をnoteに書きました。専門的な知識がなくても理解できるように書いていますので、よろしければご覧ください
腫瘍内に普通のがん細胞とは違う、大ボスがいて、それを倒す方法を見つけたという内容です
何かゲームみたいな解説ですが、そんな感じです
note.com/satoru_osuka/n…
366
この話のように一見すると論理的に見える。だけど、これには明らかに科学的矛盾がある。繋がっているようで全然話は繋がっていない
それに気づけるように、いや、そこまでいかなくても、せめて疑えるようにする
それが現代のネット社会で、本当に求められている科学教育ではないかなと思っています
367
「テレビ/新聞は嘘ばかり。政府は信用できない」この言葉に魅力を感じる方もいる。情報を疑うのは大事
しかし、その延長に「俺以外の言うことを聞くな。俺だけを信じろ」という恐ろしい囲い込みがあることにもご注意を
マスコミ批判が入口で、トンデモ医療に狂信的にハマる方もいる。バランスが大事
368
「不安を利用した医療情報ビジネス」に注意
主に2タイプ
1⃣ない不安を作る
例「パンを食べるとがんになる」
不安を煽ってから独自の解決法を売る
2⃣現実の不安に簡便な解決策を提供
例「がんは食事を工夫するだけで治る」
不安な人に解決策を提示して救世主になる
このパターンが増加中。注意が必要
369
「常識に縛られず、型破りなことを言う人はすごい」と思う方がいます。これは医療情報収集ではちょっと危険
医療世界の常識は、数多くの患者さんの検討で積み重ねられた事実を元にしていて、多くの医療者がその事実をもとに動いています
記事に書いたように、同じ意見が自然で、ユニークは不自然です twitter.com/SatoruO/status…
370
根岸先生が。。。大変に残念
偉大な発見で創薬に多大な貢献をなされました。その業績に改めて敬意を評します
先生は後進の日本人研究者にも温かい目を向けて下さる素晴らしい方でした。私は以前に直接お会いして、一生忘れない経験をさせてもらいました。それを紹介致しますwww3.nhk.or.jp/news/html/2021…
371
これは私が街で撮った「Standard Furniture」という家具屋の写真です。実は英語圏では「Standard 〜」という会社名が結構あります
もちろん、並の家具屋ではなく、高い基準を満たした高品質の家具屋といっているのです
この語感を感じれば。「標準治療」では意味が違っているとわかるかと思います
372
「OOを食べるとがんになる。絶対食べてはダメ」の様な不正確な情報は時に患者を傷つけます
患者は「OOを食べてたから、がんになったんだ」と家族に責められたりします。また患者さん自体も自分のせいではと落ち込んだりします
がんは誰でもなりうる病気です。不正確な情報に惑わされないようご注意を
373
がん新薬開発には、平均7年の月日と、800億円ほど経費が必要とされています
多数の専門家が膨大な年月とお金をかける。そのレベルで取り組んでも、なかなか効果のある薬は作れないのが現実
その辺の食べ物・体温でどうのとか、そのレベルの話ではないということを、まずは知っておいてもらいたいです
374
書籍 #最高のがん治療 の内容紹介(第3弾)
がんを治すと謳う食事法が世間にはあふれていますが
現時点での科学的結論は
「がんを縮小できる食事法は見つかってません」
体力/気力維持のため食事は極めて重要ですが、あくまで医学治療をサポートする役であることに注意が必要diamond.jp/articles/-/233…
375
日本に来て驚いたのが健康食品広告の多さ。TV/新聞/本/雑誌/電車内まで宣伝がビッシリ
それらが健康にどれだけ寄与できるのかの根拠はかなり曖昧で、広告も誤解を与えるものがある
「高価な健康食品を食べれば、免疫がすごくなって、病気しない」そんな話が平然とされ、大きく商売されているのは怖い
米国在住の猫好きがん研究者(専門は脳腫瘍)。 かつては日本で脳外科医。不正確な医療情報が広がる世の中で、がん患者が適切な治療を受けられるように情報提供してます。共著書「最高のがん治療」発売中。Yahoo個人オーサー。毎日新聞医療プレミアで連載中。ブログsatoru-blog.com。お仕事依頼はブログの問い合わせ欄へ