本日、地元のハンドクラフトマーケットに行ってきたんですが、何年か前のハンドクラフトマーケットで忘れられない人がいる。 木工品のおじさんなんですけど、 扱ってるハンドクラフト品の木材が全部、  黒 柿 。    黒   柿   。
これをわかんない人に説明しますとね、柿という木材は、たまに木材の中で柿渋とタンニンが反応し、画像のように虎模様が入ることがあるんです。 無論、製材するまでわからないので、いい材だと一本数千万はザラという、木材界の宝石なのであります。
『なんでも鑑定団』で黒柿が超高級木材だと知っていた私は、黒柿のおっさんに「どこでこんなに黒柿を入手したんですか!?」と聞いたけど、寡黙なおじさんで、無言ではぐらかされた。 あのおじさんは何者だったんだろう。本棚とか黒柿で作ってるんですよ。ダイヤモンドの原石を漬物石レベル。
ザビエルが日本で布教してた時、キリスト教を信じてなかった先祖は地獄に落ちている、ならば自分だけが天国に行くことは出来ない、と言われた話。 日本人の頭の良さを自慢するような話なんだけど、これ実は何の自慢にもなりません。 キリスト教の神は本当にそういう神ってだけです。
「三蔵法師」がトレンド入りしてて 「どれ!? どの三蔵法師!?」 ってなってるそこの人。 普通の人は「『どの』三蔵法師?」とか言わないから。 土井先生ボイスの三蔵法師なんてパンピーは知らないから。
金髪タレ目の美丈夫でブーツ履いてて赤マルボロを愛飲し拳銃で妖怪も人も殺戮しまくってて、口癖が 「○ね」 「○すぞ」 でエロい黒インナーを着用してて保志総一朗と石田彰と平田広明と一緒に旅してて「魔戒天浄!」などと叫ぶ土井先生ボイスの三蔵法師などいない。 それは「サンゾー」だろ!!
その昔、某ブラウザゲームで 「運営さんが新艦娘のボイス収録したと発表した日にTwitterで『今日仕事した』と言ってる声優さんを探せば新艦娘の声優さんを特定できるはず」 となった結果、新艦娘の担当声優が 大 塚 明 夫 氏であるという流言飛語が飛んだことがある。 twitter.com/MY_MURMUR/stat…
逆なんですよ。昔は今と違って、陰から努力を見ててくれた人がいて、その人が取り立ててくれたから、努力は実ったんですよ。 今はそうではない。人的資本を絞り尽くして使い潰す時代なんですよ。努力なんか誰も見てくれない。苦労だけさせる。 変わってしまったのは世間なんですよ。 twitter.com/suishow_ame/st…
我々だってちゃんと「努力、未来、a beautiful star」の話が書ける人はいる。でも、今は努力が必ず実る時代じゃないんですよ。 努力は必ず実る、というのが少年誌の両分なら、その報われない努力をしてしまい、壊れてしまった人を「ご苦労さん」と抱き締めてやるのが我々なろう作家だと思いませんか。
だから異世界転生なんですよ。我々はジャンプが取りこぼしてしまった、全力の努力の末に壊れてダメになってしまった人たちの人生を供養をしているんですよ。 誰にでも、最後に抱きしめて「よくやった」と言ってくれる人が必要じゃないですか。 なろう系は努力してる最中の人向けじゃないんですよ。
異世界転生やなろう系は、浄土真宗の教えに近いんです。異世界転生作品は日本人の死生観と共鳴してるんですよ。 どんなダメな奴にでも、死んだ後ぐらいにはいい世界があってほしい。どんな凡夫にも、最後にはその人生の努力を誰かに誉められ、極楽往生というボーナスがあって欲しいもんなんですよ。
「異世界転移ものの主人公はどうして元いた世界に帰る方法を探さないのか?」とは言いますけど、勤め人ならわかるべよ。 たった一日会社休んだぐらいでも、その間溜まってた仕事のことを考えるとあくる日会社行きたくないでしょ。 ましてや二ヶ月も三ヶ月も穴開けちゃったら帰れないでしょ。
私は岩手県宮古市というところで学生生活を送ったんですが、山の中で生まれ育ったため、引っ越してきてまずやったのが、漁港のテトラポットに付いてるつぶ貝を拾って茹でて食べることでした。 後日、大家さんが「失明するからやめろ」と言ってくださり、拳ほどもあるつぶ貝を差し入れてくれた。 twitter.com/IBC_online/sta…
豪雨により『田んぼの様子』がトレンド入りしてるので言っておこう。画像は2022年の8月半ばに北東北を襲った水害の写真である。 この画像の川と見える部分は、全て田んぼです。川が氾濫して、田んぼが川に見えてるだけ。 これを見ずに居られますか!! 自分の飯の種がゴリゴリ流されてるんですよ!!
記事によると、園内にクマのサインポストがあったから急遽休むのだそうな。 クマのサインポストとは、これだ。爪で一方向に引っかき傷を残す、これがサインポスト、縄張り主著だ。 この爪痕を残すということは、クマは「この園内を俺の冬眠候補地にする!!」と宣言したことなんですよ。 twitter.com/nhk_morioka/st…
@humitan 対魔忍アサギ「感覚が10倍になったらご飯が美味しくて美味しくて」モグモグ
何度も言いますが中華BLは色々と規制が厳しいらしく、 「男二人でホテルに行く」 展開が当局の検閲を経て 「男二人で関帝廟に行き、義兄弟の契りを交わす」 展開に変更になったという話、何度思い出しても無限に笑える。桃園の誓いか。
@ayaayapan69 検閲前「一緒にイこう❤」 ↓ 検閲後「我ら三人、生まれし時生まれし日は違えども、死せる時は同じ時同じ日を願わん!!」
よく趣味で世界の辺境を旅してる人が、 「ロキソニンは世界最高の賄賂」 と言っていた。 未開の部族の村だと通貨すら通用しない場合があるが、痛みを感じない人はいないため、鎮痛剤は世界中どこにいても確実に賄賂として機能するという。 しかも嵩張らないし、盗られない。ロキソニン凄い。
これは業界にいたから話せる話なんですが、海外のお医者様はロキソニンの存在を知りません。鎮痛剤と言えばボルタレンだと思ってる。 ただ、外国人医師に「日本のよく効く鎮痛薬だよ」とロキソニンを渡すと、あまりの効果と安全性の高さに 「なんだこりゃ! 東洋の秘薬か!?」 と驚くそうな。
割とマジで、今日のオタク文化を裸一貫で背負い、パンピーだらけの社会に強制的に居場所を作ったのは『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ一期(2006)だった。 あの時の、アニメとか知らねーとか言ってた層が、ハルヒによってどんどん侵食されていく光景を目の当たりにした時の興奮は忘れ得ぬものがある。 twitter.com/mos_akigami/st…
今日思い出した話。 昔、アイヌの人々はキツネを 「シラッキカムイ(占いの神)」 と呼んでいたが、キツネの毛皮が和人(本土人)に高値で売れると知れ渡るなり、 「チロンヌプ(我々が屠殺するもの)」 と呼び始めたそうな。 神格的な零落、という現象を如実に表す逸話ですね。
前に言ったんですが、明治以前の日本では、ニホンオオカミは害獣であるシカやイノシシを狩る益獣で、狼は神格化されていた。 明治以後、日本に狂犬病が伝わり、大規模酪農が試みられると、オオカミは害獣となり、絶滅するまで駆除された。 神だったものは時に呆気なく零落するんですよね。
『地獄先生ぬーべー』では、水木しげる大先生により、いつの間にか妖怪の総大将にされてしまったぬらりひょんを、零落した客人神として描いた。 これは妖怪分野における水木しげる先生の行き過ぎた神格化に対するささやかな抵抗だったんでしょうね。 まぁ妖怪自体、水木しげる先生の創作ですが。
私は今後、『鬼滅の刃』によって、全国の鬼神と呼ばれる神様が続々と零落するのではないか、と恐れている。 割と創作というものは信仰に影響するのです。ニホンオオカミの絶滅も、遠因は狼を悪として描いた『赤ずきんちゃん』の邦訳だったと言われます。 割と馬鹿にできないんですよ、創作は。