発熱を診ない医者はけしからん、みたいな声は行政からも上がるけど、こういう事情は踏まえられてるのかな。 twitter.com/noboru_hagino/…
信頼できるマスコミ関係者の知人を思い浮かべてみると、信用されてる記者さんはこういうこと言わないだろうな、と思った。 twitter.com/__mgml__/statu…
黙食のエビデンス出せ、という人が大量にいるけど、保健所の頑張りによって飲食店クラスターの存在が判明し、マスクなしの会話によって飛沫が飛び交うことが大きな感染リスクだと分かったことはもう忘れられてしまっているらしい。 ※それをいつまでどう続けるのかという政策の是非は別の話です
これらの言及なく「こんな数字があるからこの判断は科学的に妥当なのだ」と言うのはとても危ないです。 もちろん、「数字とは関係なく、あるいは仮に感染が増えようが、信条として子供の黙食はやめるべきなのだ」という考えはアリだと思います。 僕にも「本当の正解」はまだ分かっていませんので。
数字を見た時には、こういう考えが必要なので、元の調査結果を読みたいなと思うわけです。 これらの因子を調整した上で「大きな影響はなさそうだ」となれば価値ある調査結果だと思います。 この際、統計学的有意差と効果の大小は別物だという注意点もあるのですが…… 続
⑤アウトカムについて 期間内の児童の感染者数や割合ではなく、主観的判断が入る学級閉鎖になっている点は注意が必要です。 例えば1割の子がかかった時点で閉鎖の判断をした学校と3割の感染で閉鎖した学校が混在していれば解釈が難しくなります。
③学区や規模は? 地域の土地柄や人口、クラスあたりの人数その他で流行のしやすさは変わります。 ④ワクチン接種率や標準予防策に違いは? 感染・流行に影響を与える背景因子の違いを考慮する必要があります。
①黙食取りやめの背景は? ランダム化割り付けではなく学校の判断なら「今ならやめて良いだろう」「いや今はやめとこう」という流行状況が影響している可能性があります。 ②観察期間は? A校は流行期の観察でB校は非流行期、とかだと結果が影響されます。どこも同じ時期、同じ期間にしないとです。
「統計学的に」考えるなら、ここにある情報のみでは、黙食が子供のコロナ感染に与える影響は判断できない。 すなわち0.9と1.4という数値はまだ何の意味も持っていないと解釈するのが正しいでしょう。 こうした数字を見るときは様々な条件を考える必要があるからです。 続 twitter.com/kumagai_chiba/…
なぜこんなこと言うかというと、血圧・糖尿病管理や禁煙の話してると「好きにやって死ねば本望だから!」って人が結構多くてですね。 「思ってるようには中々ならんですよ」って話。 心筋梗塞は治療受けさえすれば救命率がグッと上がりますが、ほっといて死を選ぶには相当痛くて苦しいと思いますし。
脳梗塞の予防のための血圧管理などはとても大事だよという話。
世間的には脳梗塞って即命に関わる病気っぽく聞こえるかもしれないけど、それは心筋梗塞やくも膜下出血の方なんですよね。 脳梗塞はごく限られた場合を除いて即命に関わることは殆どなくて、麻痺など不自由な身体を抱えて生きなきゃいけないので、ポックリ逝けない分むしろ大変な病気だったりする。
バカなことをやってTikTokに上げた人がTwitterでボコボコにされてるけど、10年前はバイトテロの様子をTwitterに上げる人が続出してバカッターと呼ばれていたわけで、同じことがプラットフォームを変えて繰り返されてるな。
おそらく、そこで行政と現場に行き違いが生じているのでしょう。 "5類化"はすなわち「これまでのような手厚さをある程度諦めざるを得ない」ことと同義です。 リソースが限られているので致し方ないですが、現場・行政・市民でそこだけはせめて共有できればと思います。
脳卒中・心疾患で運ばれてきた人が実はコロナに感染していて、職員を介して他の人にうつし、本来退院できた日に退院できない…等。 コロナはその感染力の高さゆえ、発熱診療だけで完結するものではなく、シームレスに"通常医療"に、ポケモンでいう「どくダメージ」を与え続けるようなものです。
医療を受ける方々に「これまでどおり」を提供するには、動線の制限や、都度のスクリーニング、ゾーニング、職員の隔離(に伴う部門閉鎖)…様々なハードルをクリアする必要があります。 もう一度言いますが、コロナは「発熱診療」だけでなく全てのポイントで医療の足を引っ張る厄介さがあるわけです。
他疾患で病院に来た人は、病院は"聖域"と思っています。 しかしコロナの院内感染をくらえば体力が削られ、予備能の低い方々はその後もとのコースに戻れない。 その事態に本人や家族の受容が追いつかない。 そして入院の長期化とともに医療逼迫に拍車をかけることを、我々は身をもって知っています。
行政側の意見として、個人的に真摯に受け止めるつもりです。 一方、持病や何かの疾病・怪我を理由に来院・入院した人がコロナ併発でどのように"焦げ付く"のか、その診療やケア、家族への対応のひ負担の大きさ、そのためにどうリスク低減をしているかはあまり勘案されていないように思いました。 twitter.com/kumagai_chiba/…
公費垂れ流し状態は健全とは言い難いし、経済が世界に遅れを取らないような舵取りは必要だという大枠には同意してるんですよ。 ただ臭いものに蓋をした結果の、命にかかわるシビアな政治的決定の説明責任を、政府や自治体ではなく現場ばかりが負わされることに辟易しているのです。
これまで極力院内感染を防ぐために職員の濃厚接触や無症状PCR陽性まで勤務から外してた所もあるけど、就業制限なし・検査の公費負担がなくなれば、院内感染の発生率は必然的に上がる。 病院にかかった人は皆コロナの追い討ちリスクをそれなりに負う状態になる。 それが国の選んだニューノーマル。
うーん、またこの図。 「すべての医療機関に受診・入院できるようになる」というのは現実に即していない。 少なくとも「困った時にいつでも都合よくかかれる」とは絶対にならないだろう。
既に知識を持って適切に判断している人や、実体験をした人には「そらそうやろ」って思ってる方も多いと思うんですけど、 「新聞やテレビではどこでも診てくれるって言ってた!」と不満をぶつける人は一定数(そして現場の負担になるには十分な数)いると思うんだよな。
5類に変わってもウイルスの厄介さが変わるわけではないし、(マスクなしも相まって)急に増加すればキャパを超える。 コロナ以外の疾患で受診する人にコロナの追い討ちかけないようにするには、結局対応を分けないといけない。 だから「どんな医療機関でも診れるようになる」だけは間違いなんだよな。
ビタミンB1欠乏は脳・末梢神経・心臓などの障害を来します。亜急性の認知機能障害を来すのをWernicke脳症、末梢神経障害や心不全になるのを脚気と言ったりします。 江戸・明治に比べて激減したものの、アルコール依存・高齢・偏食などで未だに見ます。 ビタミンB1を巡っては興味深い歴史があります。
ピアニストの反田さんの結婚がニュースになったので、 「そういえば輸液のソリタT1って、反田さんが作ったのかな?」 と思って調べたら、 「高津先生が開発に携わったためSOLutIon of TAkatsuの略でソリタになったらしい」 という有益な学びを得た。 輸液だけに。