えんてん(@on_enten)さんの人気ツイート(古い順)

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生活保護バッシングしてたみんな。生活保護ってこういうときのためにあるんだよ。努力が足りないからとか、違ったでしょ? 努力じゃどうしようもないことってあるってわかったよね? だから、もし自分も困ったら、遠慮なく生活保護申請しようね。私もそうするよ。考えなおせばいいだけだから。
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経験で考えを更新していく、上書きしていく、訂正していくっていうのはふつうにあることだし、というか、そうでなければ困る。それが成長するっていうことだから。
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選挙して選んだらなにも文句言うなとかそんなDVみたいなこといわれても困る。自分で選んで結婚したって殴られたら殴るなっていうでしょう。
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昨今の「母子家庭を助けてあげよう」みたいなウエメセ支援の流行にも、個人的にはうんざりしてる。そうじゃない。母子家庭の貧困には理由がある。母子家庭が無力だからじゃなくて、子育てしながら家計を成り立たせるみたいな社会の仕組みがないんだよ。
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子ども放置して働きに出ないと食っていけないので働きにいったら子ども死んでしましましたみたいな事件、もう、私が意識し始めたころっていう勘定だけでも、二十年も前からがんがん起きてる。暗数は多いと思う。個人の問題じゃない。構造の問題。これを放置しているのだから政府のネグレクト。
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報道機関には、親がほったらかしてでましたよじゃなくて、なんでそういう事件が繰り返し繰り返し起きるのか、そういうことをきちんと追及してもらいたいです。
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もう乳幼児じゃなかったけど、子どもが中学生の頃、片頭痛がひどくて、でも自分、仕事でどうしても出なきゃいけなくて、子ども寝かして仕事に行った。会議が始まる前に電話かけたら頭痛いって泣かれた。私も泣いた。そんなこと、望んでやるわけないでしょう。
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だから私、そういう、自分がいなきゃいけないみたいな仕事は、やめることにした。自分がいないと会議が開けないような責任ある仕事はできない。だって、子どもがその日、片頭痛かもしれないじゃん。
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そういうのですよ、たどっていくと、シングルマザーの貧困の根っこっていうのは。
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そういう女の貧困が、子どもを殺してるんですよ。シングルマザーが放置した、とかそういう問題じゃないの。責任逃れはやめてほしい。みんなの責任。国の責任。
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そしてそれを常に個人の問題として報道する報道機関によるネグレクトでもある。
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女性は事務職で絶対に出世できない、セクハラもサビ残も30分前に出社して当番でお茶くみしろ、みたいな時代だったからね。時給が倍くらいの派遣なら、そういう理不尽な扱いからある程度守られるって思っても不思議じゃなかった。でも、その後、法律が変わったの。派遣は基本なんでもありだって。
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私が出会った自死遺族のなかには、念願かなって明日入学式の制服をきれいにハンガーにかけてふつうにおやすみ、といって寝た子を朝、起こしに行ったらすでに亡くなっていたという方もいた。自殺がわかる予防できる、自分ならなんとかできる、みたいなのは、多くは願望に過ぎないと私は思う。
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同行してた友人は典型的な金髪碧眼で、ふたりで少し路地に入ってやりすごそうとベンチに座ってたの。そしたら、ネオナチグループのひとりが気づいて近づいてきて、私の連れに黙ってちらしを差し出した。
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自分、十代の後半をオーストリアで暮らして、当時、ネオナチとか台頭してきてて、前にも書いたことあるんだけど、友人と中心街をぶらぶらしてたら、ネオナチのグループががっつりナチ風の制服きてビラ配りながらがーっと中心街を練り歩いてたの。凍るよね、見た目すぐわかる東洋人としては。
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連れは、静かに「Nein」(ノー)といって、ネオナチもそのまま引いた。たまたま。どうなっていたかわからない。たまたま引いたからことなきをえた。偶然。去っていくネオナチを確認して連れが「いこう」といって立ち上がってふたりで去った。
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差別の当事者になると、差別されることは命の危険につながる。即。ちょっとしたことで。一触即発。冗談では済まない。
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あのとき、ちらしを渡そうとしたネオナチが引かないで仲間を集めていたらどうなっていたか。差別される立場の私だけではなく、それをかばう連れだって危なかった。
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差別先導には、そういう、偶然、誰かのちょっとした行動 (先導や挑発)で、なにかとてつもなくひどいことになってしまうみたいな性質があると思う。逆に言えば、そこで引いたネオナチの若者の行動が私たちを救ったともいえる。
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その若者もネオナチに傾倒していたということでもちろん差別意識はあったのだろうし、東洋人の私と金髪碧眼の連れという組み合わせをみて、ある意味、挑発的に近づいてきたのかもしれない。連れを試すというか。その「試されている連れ」が、今の私たちそのものともいえる。
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私は差別ツイートで馬鹿にされていたいわゆる「日本人ではない」ひとたちに連帯する。私はそういう差別にノーという。絶対にちらしを受け取らない。
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ここほぼ三十年くらい、ふつうにいろんな企業で、いろんな雇用形態で働き続けてきた体感として、賃金はどんどん下がってるし労働者の地位は下がって一人前扱いされなくなって、貧富の差が固定化して、希望がなくなり、それがあたりまえになったと思う。
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若かった頃にチャリに衝突されて足骨折して一カ月くらい松葉杖生活をした。一人で東京暮らしだったので食料の調達にも難儀し、もちろん通勤は地獄だった。でもそのことがあってよかったなって思う。世の中がいかに「ありもしないような絶対的な健常者」向けにつくられてるかって少しだけわかったから。
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私が水を飲みたいといったときにその態度によって水が与えられるかどうかって議論されるっていう、そういうのがへんなんだよ。水は誰でも飲みたいときに飲めるのがいい。てかそれがあたりまえ。社会としてそれを目指すべき。
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昔は派遣なんて違法だったんですからね。で、派遣法ができて、最初は専門職の派遣だけが例外的に許されていた。例えば通訳とか。そういう、フリーランスみたいな職種限定で対価も高かった。私は時給で2500~3000円くらいもらってました。今から30年以上前の相場です。対価の相場は落ち続けている。