海老澤美幸 ebisawa_miyuki(@ebisawa_miyuki)さんの人気ツイート(古い順)

フリーランスや個人事業主の方向けの法律相談窓口がいろいろできてるので、簡単にまとめてみます。 これ以外にもあるよ! うちもやってるよ! という方はぜひリプいただけましたら! 【全体向け】 ・「フリーランス・トラブル110番」 第二東京弁護士会が提供するサービス。 freelance110.jp
宇崎ちゃんやアツギ、ジャニーズドラマなどの表現に女性たちがなぜ声をあげているかを理解できる非常にわかりやすい論考。 ファッションでの表現でも、この理解は不可欠かと。 多くの方、特にこうした炎上を単なるお気持ちでは?と捉えてる方にはぜひ読んでほしいです。 websekai.iwanami.co.jp/posts/2828
少し前に話題になった「劇団員は労働者にあたるか?」の判決、ようやく読めたので簡単にまとめておきます。 なかなか興味深く、モデルやタレント、グラドルの方々、クリエイターの卵の方など多くの方にも影響がありそう。 夢に向かって頑張ってる方にぜひお読みいただけましたら。 超長文です。
判決に入る前に「労働者にあたるといいことあるの?」というお話から。 ここでいう「労働者」とは、労働基準法などの労働関係の法律などで保護される人を指します。会社の正社員が典型ですね。 これに対し、会社と対等な立場で業務の委託を受けている人は、基本的には労働者にあたりません。
「労働者」にあたるとこれらの法律が適用されるので、残業代や休日手当を会社に請求できたり、有休もとれます。自由な解雇も許されません。 「労働者」にあたらなければこうしたルールは適用されません。 そのため「労働者」にあたるかどうかは、労働者・会社の双方にとって大きな関心事なわけです。
ではどのような場合に「労働者」にあたるか? ずばり「会社の指揮命令の下で労働し、労働に対して賃金を支払われる関係か?」で判断します。 指揮命令があるかの判断では主に下の要素を考慮します。 ・会社からの依頼・指示にYES/NOをいえる? ・会社の指揮監督ある? ・時間・場所は拘束されてる?
注意してほしいのは、「労働者」にあたるかどうかは、契約の名前や形式にかかわらず“実質的”に判断されるということ。 たとえば「業務委託契約」を締結していても、実際は会社の指揮命令の下で労働し、その労働に対して給料が支払われてるなら、「労働者」にあたり、様々な保護を受けられるわけです。
話を戻します。 事案は、劇団員Xさんが劇団運営会社Y社に「自分は労働者に当たるから給料と残業代を払え」と求めたものです。 Xさんは、稽古や公演への出演のほか、セットの仕込みやバラシ、音響照明、小道具などの裏方業務やその他の業務も行っており、Y社から毎月6万円の支払いを受けていました。
Xさんは①稽古・出演と②裏方業務を含む劇団業務について「自分は労働者にあたる」と主張したわけですが、興味深いことに①稽古・出演については、第1審と控訴審とで判断が変わっています。 ここでは①稽古・出演と②裏方業務に関する判断に絞ります。 ※第1審や控訴審の意味は調べていただけたら。
先に②裏方業務から。 裁判所はこう言って、裏方業務については労働者にあたると判断しました。 「劇団員は課(例 小道具課)とか部に所属して裏方業務をしてるし、セットの仕込みやバラシも、男性劇団員がスマホアプリで参加できる時間帯を共有しながら人数を確保してるよね。音響照明も、劇団員に
劇団員はY社から受けた仕事は最優先でやるよう決められてて、Y社の指示に従うしかないわけだから、YES/NOの自由はないでしょ。 劇団員は他の劇団に出演OKだけど、裏方業務に追われてそれどころじゃない。バイトすらできないわけよ。 しかも外部の仕事を受けるときは必ず副座長に相談しなくちゃだし、
控訴審はこれを覆します。 「確かに出演は断ることができたよね。 でもよ。公演の出演者は外部の役者から決まるから劇団員は残った配役の出演を検討するんだけど、そもそも劇団員は公演に出たくて劇団員になってるわけでしょ。断らなくね? 仮に断ったとして、それはY社の他の業務をするからでしょ。
勤務時間・場所・公演はY社が決めて、Y社の指示でやってたよね。そうすると、公演の出演・演出・稽古もY社の指揮命令の下でやってたというべきだよね」 こうしてXさんは、出演・稽古と裏方業務を含む劇団業務について労働者と認められ、Y社は、賃金と残業代を支払うことになったわけです。
この判決は、正直、結構影響力が大きいのではないかと思います。 劇団以外にも、モデルやアイドルの事務所なども、出演以外に裏方をやらせたり、事務所が色々細かく指示を出して拘束することも少なくないように思います。 今回の判断からすれば、労働者と判断される可能性もありそうです。
この判決には「自分の意思で好きなことしてるのに給料が欲しいなんて」「多くの劇団がつぶれてしまう」といった批判も耳にするところです。 難しいところですが、やりがい搾取が横行する業界ではあると思うので、これをきっかけに業界がよい方向に進むといいですね。 今後の裁判例の動きに要注目です。
直接は関係しませんが、俳優やアニメーターなどのいわゆるフリーランスも労災加入OKとの報道。 フリーランス保護への動きが広がりつつありますね。 news.yahoo.co.jp/articles/39650…
若い当時は「変だけどそんなもんかな」と思ってたんですよね。 年をとった今は気づけたし、役職や立場的に声を上げて変えられる場所にいる。 自分達が嫌と感じたことを若い女性に繰り返したくないし、自分達世代が放置した負い目も感じる。 中高年に声を上げる人が多いのは、こんな事情もあるなあと。
官僚同期の友人女性と話してて思ったんですが、入省当時は女性が本当に少なかったんです。 酒席で偉い人の隣に座ったり、偉い人に花束渡したり、写真で目立つ場所に立つのは、若い女性の役割だった。 今は女性が増えたけど、その役割はあまり変わってないし、それがセクハラと気づけたのは最近だと。
花を渡す係になること自体は問題ないのですが、「偉い人は若い女の子のほうが嬉しいから!」「若い女性のほうが写真うつりがいい」と言われて、偉い人とほぼ交流のない若い女性が花を渡す係にさせられることが多いんですよね。 感謝の気持ちなら誰でもいいわけで、ハラスメントの一つだと思いますよ。 twitter.com/blauerseelowe/…
誰でもいいなら若い女性でもいいのでは? セクハラを空疎化する! とのお言葉をいただいているようですが、誰でもいいのに、わざわざ数少ない若い女性を選ぶのは「若い女性」だから選ばれてるわけで、そういう役割を押し付けることはハラスメントですよ。
「お母さん食堂」の件、全国にあるファミマの店頭で販売されており「お母さんが食事を準備する」というジェンダー役割の刷り込みにつながるとの意見は傾聴に値すると思います。 署名活動への批判が散見されますが、署名活動は、国民が大企業を含む権力者に対して物申すための、最も民主的な手段かと。
うちの父が、猫と一緒のふとんで寝たすぎて、特製テントつくったから見て!!! これで猫がふとんに入ってきても 「つぶさないかな? 苦しくないかな??」って心配せず、歓喜してぬくぬく熟睡できる!!!!
新年だからというわけではないんですが、この年齢になると、見返りとか根回しとか交渉とかそんなものを眼中に入れないただただまっすぐな熱意がとても眩しく貴重と感じます。 「現実はもっと泥臭い」「清濁合わせ飲むのが大人」とか粋がったこともありますが、それはむしろ怠惰な発想なのではないか。
40も後半にさしかかって思うんですが、意外に「若さ」へのこだわりよりも「年相応でいたい」という気持ちのほうが強く、こういう人は案外多いのでは? と。 「若さ」にこだわる雑誌や広告は多いけど、視点がずれてるから参考にならない。 といって「年相応」は十人十色だから提案されるのも煩わしい。
新成人の方に覚えててほしいのは こういうこと偉そうにいう大人に限って おもしろくないし器が小さいですよ。 気を付けて。 twitter.com/redbulljapan/s…