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>家事には「判断」が求められる。
家事担当の人がうつ病を患って入院できないとき、なかなか治らないのはこれが大きい。
言いかたを変えると、「入院は日常で求められる判断からの解放」。
掃除不要、献立は考えなくて良い、内服忘れを気にする必要なし、風呂や寝起きの時間もだいたい決まる。 twitter.com/Chucky_c_666/s…
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逆の発想、つまり「ベビーカー禁止車両」「赤ちゃん乗れない車両」を一つか二つ作る(もちろん名称はもう少しソフトに「静穏車両」とでもする)。
ベビーカーや赤ちゃんを排除しているように見えるが、実は「ベビーカーが邪魔」「赤ちゃんがうるさい」という人をそちらの車両に誘導する仕組みである。
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電車で「ベビーカーが邪魔」「赤ちゃんの泣き声がうるさい」など文句があるので、「ベビーカー優先車両」「赤ちゃん泣いて良い車両」を作ろうという意見があった。
一見良さそうだが、実はまずい。
ベビーカー優先車両を作ると、容易に「普通車両にはベビーカーを乗せるな」にすり替えられてしまう。
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コロナ患者を受け入れている中規模病院の副院長が嘆いていたそうだ。
「自治体から病床を増やすよう依頼があり、増やしたは良いが、少し落ち着くと、もう不要で補助金停止と。また患者が増えたから病床増やして……と。ハード確保はある程度すぐにできても、人事はそんなにコロコロ変えられないよ」
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精神科医なりたてのころ、聴診器を首からかけて病棟を歩いていたら、指導医に叱られた。
「すいません、やっぱり見映え良くな……」
「違います」
「感染予防的に……」
「違います」
「えっと……」
指導医は、俺の首にかけた聴診器に手を伸ばしてクロスさせ、絞めるふりをして、
「危ないよ」 twitter.com/cxoxokxoxo/sta…
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僻地で勤務していたとき、当地の診療に長く携わっている先生が言っていた。
「昔は、酒飲んでて病院に呼び出されたら、患者さんや家族から『飲んでるところすいません』と謝られたけど、今じゃ『酒飲んでて何かあったら責任とれんのか!』とキレられるよ」
いろいろ意識が変わってきている。
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訪問診療にて。
暑い部屋でエアコンつけていない高齢者。
「暑くないです?」
「エアコン嫌いで……」
リモコンを渡し、
「クーラーつけてみてください」
「えっと~……」
リモコン操作ができないのを、「エアコン嫌い」で誤魔化している高齢者がいる。
介助者は気をつけてあげて!!
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施設へ入所している高齢者の面会に来た家族が、
「息苦しいでしょ」
とマスクをそっと外してあげて、自分たちもマスクを外し、互いに久しぶりに素顔を見れたと喜んでいたそうだ。
心温まる話のはずだったのに、翌日、高齢者のコロナ陽性が判明。家族も濃厚接触者に……。
今は、どうかマスクを。
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社会的に影響力のある人は、「謝っても永久に許されない社会はなんか違う」とか「当時の時代背景も理解しないと」とか美しいことを言う前に、
「今、いじめている連中、よく覚えとけ。お前らが将来どんなに成功しても、今のお前の行ないが未来のお前を呪うことになるからな」
と伝えてほしい。
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娘たちには「相手に悪いこと、痛いことをしたら謝りなさい」と教えている。
それと同時に、謝られるほうには、
「許すかどうか決めるのは自分。納得するまで許さなくても良いんだよ」
と教えている。 twitter.com/BookloverMD/st…
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古市さんのそもそもの間違いは、謝罪を「許してもらうため」と認識していること。
謝るかどうかは自分の問題。
許すかどうかは相手の問題。
それぞれ別の話なのに混同しているから、「許されないなら謝らないが最適解」というどうしようもない結論にたどりつく。 twitter.com/poe1985/status…
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娘たちが「ずるい」を頻繁に使うようになったので、なるべくやめようと話した。
「ずるい」は相手の行動や考えを悪く言う言葉。でも、言いたいのは「いいなぁ」「イヤだな」「私もしたいな、欲しいな」ということだよね。その気持ちを言おう。
「パパいいなぁ、私もほしい!」
ナイスです!!👍
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精神科病院の中には「暴力が頻発して他の病院では手におえない人」を積極的に受け入れてくれるところがある。
ある人の転院相談で電話したことがあるが、対応した女性は軽やかに、
「うちのスタッフなら対応可能です。みんな本格的に柔道やってますから」
ただ、ほぼ常時、満床。
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当院看護師の友人は、我が子に毎年インフルエンザ予防接種を受けさせていたが、結局インフルエンザにかかることはあるし、だったら打たなくて良いかなと飛ばした年に、不幸にも子どもがインフルエンザ脳症になってしまって後遺症が残り、いまでもずっと後悔しているらしい。 twitter.com/Drhimajin/stat…
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自分の問題に集中すべき場所と時間なのに、どうしても他人の言動が気になるのは、そうすれば「自分の問題と向き合わずに済む」から。
依存症治療で入院した人の多くが、この段階を経験する。
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依存症で入院中の患者さんが、
「Aさんは不真面目、Bさんは居眠り、腹が立つ」
と不満を語ることがある。そこで、こう尋ねる。
「Aさんは大切な人?」
「まったく」
「あなたの回復に、Bさんは必要な存在?」
「ぜんぜん」
この会話で、「自分の問題に集中する」という課題に気づける人も多い。
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虐待など機能不全家族のもとでは、子どものオーラルケアが悲惨なものになりがちで、虫歯が非常に多いこともしばしば。
「銀歯の多さ」をからかったり批判したりする人がいるが、それは本人にはどうしようもなかった生育環境をからかい、批判していることになるのかもしれない、という意識はもとう。
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まさかこの本で涙ぐむとは思わなかった。
「AV男優」という職業
amzn.to/30Njmyv
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医師の処方ミスを見つけるのも薬剤師の大切な仕事で、患者さんに見えないところで患者さんを救っていることが多々ある。
薬剤師という職業ができたのは、国王が毒殺を怖れ、医師の処方した薬を別の者にチェックさせたのが始まりとも言われている。
薬剤師不要という誤解が早く解けますように。 twitter.com/takada1977/sta…
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安倍さん辞任で良かったこと(?)の一つは、普段とてもキレイなことを語る人たちが、キライな相手に対しては病気を揶揄したり病気ネタで盛り上がったりと本音部分を知れたこと。
キレイなことだけ聞いていると彼らの主張こそ正しい気がしてくるが、本音部分も合わせると、そのハリボテ感がすごい。
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田舎で生活保護をもらっている中年女性。
プランターで野菜を作ろうとしたら、保護課から、
「少しなら良いが、たくさんはダメ」
と指導された。理由は「販売するかもしれないから」。
自立させたいのか、させたくないのか、よく分からない仕組みだ。
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大切なことなので改めて。
#育児のヒヤリハット
「学校に水筒を持たせ忘れて、危うく脱水」
この対策は「水筒を持たせ忘れない」ではない!
「水道水は飲んで良い」を教える!!
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>偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。
普通の人は、アーティストより大学講師にこそ知性と理性が備わっていて欲しいと思うのでは?
松任谷由実さんに「早く死んだほうがいい」 政治学者・白井聡 j-cast.com/2020/09/013933…
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>大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物
医療に携わる者として、この一文には強く激しく怒りをもって抗議します。
日ごろこんなことは書きませんが、これは謝罪とともに撤回すべきです。 twitter.com/norinotes/stat…
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潰瘍性大腸炎(UC)。
医学生時代、三つ下の後輩がUCで、ステロイドパルスを受けた際に感染症にかかって他界した。
思い入れの深い病気である。
消化器内科の同僚先生は「あんな大病を抱えて頑張った人にお疲れさまと言ってあげたい」と仰っていた。
「お疲れさま」に政治的立場は関係ない、はず。