1
コロナ対応で病院が大変な現在、大量飲酒して救急に運び込まれる人に腹立たしくなる医療者のお気持ちはよく分かる。
ただ、断酒会やAAなど自助グループは、会場の貸し出しストップにより休会しているところが多く、依存症の当事者にとっても受難の時期ということも、どうか頭の片隅に……🙇
2
ずいぶん前、赤ちゃんの幻視に悩まされる90代女性を診察した。
よく話を聞くと、彼女が若いころ、不幸にして喪った新生児がいたことが分かった。それは、診察に同伴した60代70代の息子や娘も知らなかった「母のつらい過去」。
家族みんなで慰霊するようになり幻視は改善。
医療と怪談の狭間か。
3
Stay Homeで、家にいる時間が長くなったせいで、慣れない庭木の剪定や高いところの掃除をやろうとしてケガする人が増えてるらしい。
いろいろな病院でガウン等の医療資材が底を尽きかけている中、そのケガの治療に手袋やガウンが消費される。
急用でなければ、ケガしそうなことは控えましょう!!
4
「日本はPCRが足りない」と海外から批判されたら、「そちらはCTが少なすぎるようですが」と言い返したらいい。
5
DV家庭で育った男性2人の会話。
「なんで奥さんを殴るんだ?」
「オヤジがおふくろを殴っていたからさ。そういうお前は、なんで殴らないんだ?」
「オヤジがおふくろを殴っていたからさ」
どう生きるかは選択できる。
毎回異論が噴出するが、俺はそう信じている。
6
依存症の人向けの集団講義をすると、
「Aさんは態度が不真面目、Bさんは居眠りで、腹が立つ」
と不満を受けることがある。
「あなたにとって、Aさんは大切な人?」
「いいえ、まったく」
「あなたの回復に、Bさんは必要な存在?」
「いいえ」
これだけの会話で、自分の課題に気づける人も多い。
7
>日本酒換算3合を365日飲んでいると、男性の場合、だいたい10年間で依存症になり、女性だと6年間でなる
>要するに、人が生涯において「安全に飲めるお酒の量」というものはあらかじめ決まっている
薬物に過剰に厳しく、アルコールに甘い日本 buzzfeed.com/jp/naokoiwanag…
8
自己肯定感に「褒められる体験」はあまり関係ないだろう、と個人的経験から感じる。
俺の自己肯定感は祖父のおかげだと思っているが、祖父から褒められたことは記憶にない。
ただ、「大切にされている」という感覚、いや、感覚以前のもの、何も恐れず伸び伸び生きられる、その環境を与えてもらった。
9
5年前の今日、当時3歳4ヶ月の長女による #育児のヒヤリハット。
目撃した妻によると火花が散ったそう。
細いリングは焼き切れている。
長女は親指に小さな水ぶくれで済んだ。
家中のコンセントにカバーをつけるのは現実的ではないが、育児中の人は何かしらの対策を。
10
ウンチを臭いと感じる個体がウンチを避けることで、感染症から身を守ることになり生き延び、現在の人類がある。
ウンチを無臭にすると、処理へのモチベーションは必ず下がる。手指の便汚染にも気づきにくくなる。その結果、感染症が蔓延し、国が滅ぶ。
我々はウンチの臭さに守られているのである。 twitter.com/acchopass/stat…
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ボーナスカットで退職するナースが話題。
「それくらいで辞めるなんて」と言っている人たちに向けて例え話を。
童話「大きなカブ」は、最後にネズミが加わることで抜けるわけだが、カブは「ネズミごときに抜かれた」わけではない。
最後の一押しになった出来事を、最大の原因と勘違いしないように。 twitter.com/BookloverMD/st…
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大学病院の看護師さんが仕事するかしないかはおいといて、看護実習生の挨拶をほぼ全員しらーっと無視するの、あれはなんなんだろう……?
これは大学病院に限らず、市中病院でも見られる光景ではあるが。
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「自殺しない約束はできない。でも、次の外来には必ず来るという約束ならできる。その約束を積み重ねていきたい」
患者さんの言葉に胸を打たれた。
「死なない約束」より前向きだし、24時間じわじわ続く「死なない約束」より期限がハッキリしていて良い。
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子どもが薬を飲んでくれないときは、その子の年齢にもよるが、誤魔化すことはせず、まずはきちんと自らが病気であること、その治療のためには薬が必要であること、薬を飲んだら楽になることを、なるべく平易な言葉で、できる限り時間をかけ、感情的にならずに、繰り返し説明しても飲んでくれません。 twitter.com/kappa1019/stat…
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アルコール依存症の人に普段なに飲んでるか聞いたら、10人中11人くらいがストロングゼロって答えるよなってくらい、ストロングゼロばっかり。
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高齢者の施設や家に訪問診療に行くと、暑い部屋でエアコンつけずに過ごしている人がチラホラいる。
本人は「寒がりだから」「クーラー嫌い」と言うが、試しにリモコンを操作させると、
!エアコンのつけかたが分からない!
ことがある。
これは盲点だった。
本人の言い訳を信じず、要チェック!!
18
コロナ禍が始まり、小学校からの通知に「発熱で休む場合には欠席扱いにしない」というのがあった。
今までこれがなかったのが不思議で、ようやく正常な状態になったのだと感じる。
体調不良でも「欠席」を気にして登校する子が少しでも減ると良いし、その感覚が社会に浸透するともっと良い。
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患者さんと話すときは、「どうして◯◯ですか?」「なぜ◯◯なんでしょう?」という尋ねかたをほとんど使わなくなった。
「◯◯にはなにか理由がありますか?」
どういう状況・文脈であっても、「どうして」「なぜ」より「理由がありますか」のほうがニュートラルで無難だから。
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痛そうに見える自傷行為の多くが、実は「痛み止め」。
自傷行為の経験がない人でも、たとえば注射されるとき太ももをつねったり、怪我したときに身体のどこかを痛いくらいつかんだりしたことはあるだろう。
耐え難い痛みを誤魔化すための、別の痛み。
そこに「我が身の大切さ」はあまり関係しない。
21
日本でコロナの怖いところは、感染者が「遊んだせい」「自粛を怠ったから」と思われる風潮を(主にマスコミが)作ってしまったところ。
嫌がらせを受けて引越しを余儀なくされたケースを身近に聞くと、この風潮・雰囲気は、今後の日本社会の足枷になると思う。
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田舎にある実家でも、コロナそのものより、感染によりコミュニティから迫害されること、「針のむしろ」になることへの恐怖のほうが大きいという。
ただ一方で、日本のこういう風潮が自粛(正確には萎縮か)を促し、マスク着用率を高め、感染拡大を抑える一因にはなっているのかもしれない……。
23
辞めろ辞めろと言っていたのに、辞めるとなれば無責任となじる人がいるようで、どういう思考回路なのか……。
24
潰瘍性大腸炎(UC)。
医学生時代、三つ下の後輩がUCで、ステロイドパルスを受けた際に感染症にかかって他界した。
思い入れの深い病気である。
消化器内科の同僚先生は「あんな大病を抱えて頑張った人にお疲れさまと言ってあげたい」と仰っていた。
「お疲れさま」に政治的立場は関係ない、はず。
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>大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物
医療に携わる者として、この一文には強く激しく怒りをもって抗議します。
日ごろこんなことは書きませんが、これは謝罪とともに撤回すべきです。 twitter.com/norinotes/stat…