動物園側が迅速に丁寧な声明を出したことは素晴らしいと思う一方で、「動物の尊厳を傷つけた」という曖昧な表現でなく、何がどう危険だったのかを明確に記述してもよかったのではないかと感じました。個人的には、あれは「尊厳を傷つける」の枠を大きく超えていると思います。
もちろん、たとえ絶滅危惧種ではなくとも、許される行為ではないですが。別にテレビ局に限った話ではないのですが、「何を大切に思うか」という根本的な価値観があまりにズレていて、どれだけ言葉を尽くしても伝わらない時があるんですよね…
那須どうぶつ王国の件、プールの中にわざと落ちたことは勿論のこと、その後スタジオの方々がペンギンではなくマイクの安否を気にしている姿にもドン引き。30万円のマイクを気にされていましたが、フンボルトペンギンは絶滅危惧種でワシントン条約附属書Ⅰで国際取引等が厳しく制限されている種ですよ。
やりたいことを探すよりも、できることをひとつずつ増やしていくことが大事という話。同時にその過程で、自分の心の機微を感じ取ろうとすることも大切だと思っています。何をしている時に心が健やかでいれるのか、どんな時に心が荒んでしまうのか。心が健やかでないと、持続可能ではないですからね。 twitter.com/kurubushi_rm/s…
ダチョウがこんな風にこんな音を出すなんて全く知らなかった… 気管の付け根にある鳴管で音を出す他の鳥とは違い、喉(食道??)に空気をためて吐き出すことで排気音を出しているそうで、一定の音しか出せないそうです。ふ、ふしぎー
上手にできました🍳
ダチョウの卵割ガチ勢
異なる学部ではカリキュラムが違うので、よく似た研究室であっても、学部が違えば知識や経験の種類が変わります。視座や目標、前提知識が異なる人々が、それぞれ独立に同じものを観察する・調べることによって、初めて物事を立体的に捉えられるようになり、真理に一歩近づける、のだと思っています。
研究分野や学問領域は、きっちり境界を引いてわけることはできないので、当然、農学・理学・医学・工学etcで重なっている部分もあります。個人的な意見ですが、同じような研究を一領域にまとめてしまうと、物事を一つの角度から平面的にしか見れなくなることに繋がるように思っています。
スクショは、NEWSの研究成果(2023/2/22時点)より→a.u-tokyo.ac.jp プレスリリースは、研究の内容や背景が短くまとまっているので、読み物としても面白いですよ。(わかりやすくアピールするために、時に「言い過ぎ」になってしまうこともままありますが…)
農学部無益無用論なるご意見を目にしてしまったので、東大農学部の最新の研究成果のスクショを貼っておきます。好奇心が刺激されてワクワクするような基礎研究から、人間社会に密接に関係しそうな応用よりの研究まで様々な研究成果があがっていて、これを見たら”無益無用”なんて言えないと思います。
結核はウシやシカ、ヤギなどもかかります。ウシ型結核菌に感染したウシの未殺菌乳を飲むことで、ヒトが感染してしまうこともあるそうです。ちなみにゾウも結核菌(ヒト型結核菌)に感染することが知られていて、国内でも上野動物園のアティや福山動物園のふくちゃんの結核罹患例があります。 twitter.com/Huiyuangongyu/…
新しく見つけたアフリカのライブカメラをつけて、「お、今日はアフリカゾウかぁ、大きくてかっこいいなぁ〜〜〜」とか思っていたら、予想外の展開になって笑ってしまった😂 youtube.com/live/-HxJYZI9A…
偶然見つけた「最後のニホンオオカミ」にまつわる記事。素敵なお話でした。「残す」ことの意義と尊さを改めて感じました。 artlogue.net/last-wolf/
これは本当にそうで、科博にはアマミノクロウサギの標本が800点以上あるのですが、大多数は個体数激減後に集められたもので、マングース移入前に収集された標本は10点以下。これらの標本も、当時は「まあたくさんいるけど…」と集められたものだろうと思います。 twitter.com/hirokimori/sta…
ちなみにニホンオオカミ最後の捕獲は118年前のこと。来日していたアメリカ人の収集家が遺骸を購入し、最後の個体の毛皮と骨格はロンドン自然史博物館に収蔵されています(展示はされていないようです)
博物館の標本収集活動について「残す価値があるものを残すのはわかるけど、そうじゃないものまで残す必要あるの?」とおっしゃる方がいるのですが、標本の価値は事後に決まることも多いのですよね。ニホンオオカミもニホンカワウソも、最後に捕獲された時には「これが最後だ」とは思っていないわけで。
今週日曜日に大阪市博で講演します!Youtubeでの中継もあるので、気になった方はぜひ!キリンの話ですけど、大阪のマッコウクジラの件で「博物館の標本ってどうやって集めてるの?」「大型動物の解剖・標本作成ってどんな感じなの?」と興味をもった方もぜひどうぞ🦒🐋 twitter.com/osaka_shizensh…
昨日RTしたマッコウクジラの鯨油採取について、京大の海獣研究室@Kaiju_Han さんが更に詳しく調べて記事にしてらっしゃって、めちゃくちゃ面白いし勉強になった!私の調べ学習を楽しんでくださった方はこちらも是非〜! readyfor.jp/projects/ku_wr…
この設備は本当にすごい。富士ストランディングネットワークの方々とは某所の解剖室で時折お会いするのですが、職人集団って感じでかっこいいです。骨格標本は単なる"モノ"でなく、多くの人がその動物の"第二の生涯"を生み出すために尽力してるのですよね。 twitter.com/isanaya223/sta…
また、今回の件で興味をもった方々が、近くの自然史博物館にクジラの骨格標本を見に行ってくださったなら、とても嬉しく思います。
いずれにしても、対応にあたった関係者の方々に心から敬意を表します。曳航や吊り上げのスムーズさ・うまさをみて、海遊館の大型動物運搬に関するノウハウってすごいなあと驚きました。
今回の件で実際の見積もりがどの程度だったかはわかりませんが、いずれにしてもどちらも高額で、どちらも困難が伴う作業であったことは間違いないです。第三者が「明らかにこちらが適当である」と判断できるような簡単な話ではなかったかと思います。
私が色々と呟いていたのは、「海洋投棄絶対反対!」というわけでは決してなく、「海洋投棄するほうが、埋設よりも明らかに安価で自然に沿った行動である。博物館や専門家はコスト感覚がない」といったコメントが散見されたからです。
予算・経験値・時間など、複数の要素が混ざった難しい判断だったろうと思います。博物館標本を使用して研究をしているため、どうしても「標本にできなかったのね…」と思ってしまうのですが、今回の一件のスムーズな対応は、関係者の方々が議論と検討を重ね、ノウハウを集結した結果と思っています。