576
素人は騙せてもプロの同業者が見ればすぐわかるんですよね。特に、大きな組織を辞めた後の人に顕著。「あ、この人もう自分で分析してないんだ…(前からか)」とか。
577
NPRの安全保障環境分析で、中国がロシアよりも先に言及されるようなったのは、今回が初めてのはず。
「(中国の核の近代化は)危機や紛争の前や最中に、地域の同盟国やパートナーに対する軍事的挑発を含め、強制的な目的のために核を活用する新たなオプションを中国に提供することになりかねない」
578
ここで問題です。プーチンの言う「ウクライナ」とは地理的にどのエリアを指すのでしょうか?(線で囲ってみよう) twitter.com/kyodo_official…
579
あ、そもそもプーチンは約束を守らないんだった
580
ここ数日の報道を見ると、長距離打撃能力の議論は、12式にしてもトマホークにしても、「対艦」をとりあえず念頭においた巡航ミサイル重視なのだが、台湾有事で対艦攻撃能力が必要になるのは、まず敵の第一波を生き残ってからの話だと思うんですよ。
581
そうなると、「いざ対艦攻撃だ!」となるのは、戦争のフェイズが進んだだいぶ後の話で、そのとき対艦攻撃に使える戦力発揮基盤がどれだけ残っているのかという疑問が湧いてきます。航空基地は航空機が殆ど飛び立てないほどやられまくっており、イージスはBMDと艦隊防空と攻撃どころでない。
582
ロシアの対ウクライナ作戦で身に染みているように、海上・航空優勢がとれてない状態で、海上輸送作戦なんてやろうものならとんでもない犠牲が出ます。だから中国側としては、そうならないように、こちらの防空能力を物理・非物理的に徹底的に叩くことから始めるでしょう。
583
安全保障環境の将来を見通すのはなかなか難しいですが、その中でも確実に言えるのは、「日本が毎年取得する迎撃ミサイルの数より、中国と北朝鮮が量産する弾道ミサイルの方が間違いなく数が多い」ということです。 twitter.com/quadrifogliosp…
584
米軍もロシア軍もそうですが、巡航ミサイルによる対地攻撃が有効なのは、発射プラットフォームが敵の反撃に晒されることのない状況で、四方八方から一方的に攻撃できるときでしょう。が、中国も北朝鮮も長距離ミサイルを大量に持っているので、反撃されない安全な場所などないのです。 twitter.com/show_murano/st…
585
【巡航ミサイルによる対地攻撃事例】
2017年4月7日、米国はシリアが化学兵器を用いた攻撃を行った報復として、攻撃の拠点となったとみられるシャイラート空軍基地に対し、アーレイバーク級駆逐艦2隻を用いてトマホーク59発による攻撃を行いました。その後、この基地はどうなったでしょうか。
586
弾や発射基の置き場所は必要です。必要ですが、向こう5-10年では何百もの予備弾を置いておけるような場所を確保するのは難しいでしょう。だとすれば、たとえ少量でも大きなダメージを与えられるシステムが必要になります。優先度が高いのは、巡航ミサイルではなく、弾道ミサイルや極超音速滑空兵器です
587
正解は「攻撃は成功したが、同基地は2日後に運用を再開した」です。巡航ミサイルでは、滑走路や掩体を長期間無力化することは難しく、やるなら数百という数を同時かつ繰り返し撃ち込める態勢が必要です。しかし、弾薬庫一つ作るのに苦労している中で、それだけの発射基や弾をどこに置くのでしょうか。 twitter.com/show_murano/st…
588
弾道ミサイルの開発・運用コストは、大雑把に言ってトマホークの10倍ぐらいで、一見安くはありません。しかし、巡航ミサイルであれば20発なければ達成できない軍事的効果を生み出すのに、弾道ミサイルなら1発で事足りるという状況があったとしたら、たとえ価格が10倍高くてもコスパが高いと言えます。
589
「我が国の防衛に必要なもの」とは何か。そもそも、直面している安全保障環境に対して、日本に足りないものは質的にも量的にも無数にあるので、全てが「必要なもの」となってしまう。これを議論するときは「いずれも必要だが、こちらの方が重要性が高い。なぜなら...」という優先順位づけの理屈が必要
590
「千キロ超」。これをできる限り前倒しして数を揃えることが重要。
ブースターはステージセレクタブルとし、西日本配備用の2000kmの二連装バージョンと、北海道配備用の4000km単装バージョンがあると良いです。
政府、ミサイル多様化検討 高速滑空弾射程千キロへ延伸 nordot.app/95942200997955…
591
ロシアにあげたり、毎日のように連射したり、弾がたくさんあって羨ましいですね
593
北朝鮮は、2017年からグアムを狙えるIRBMの実験を成功させています。中国は、既に300発配備しており、毎年予備弾とランチャーが100ずつ増えている勢いです。バイデン政権のミサイル防衛見直しが、グアム防衛の強化を謳っている理由の一つは、グアムがもはや聖域でなくなりつつあるからです。 twitter.com/HellToypoodle/…
594
ミサイル発射に合わせて、毎回1発20億円する迎撃ミサイルで撃ち落としていたら、予算がいくらあっても本番で足りなくなります。 twitter.com/teyeonlove/sta…
595
防衛政策を考える上での「新たな課題」ってあるにはあるのですが、それよりも「本来もっと前に解決しておくべきだったor着手し始めるべきだった課題」が手付かずのまま山積しすぎていて、小手先の工夫ではどうにもならなくなっていることの方が深刻なんですよね。日本でも米国でも
596
「同盟国はもっと自助努力を増やすべき」という声と同時に、「同盟国の頑張りに期待しすぎ」「米国が努力を怠っていいわけではない」という声も聞かれる。そして、米国が頑張らなきゃいけないのは、中露・二正面戦略に回帰するためではなく、頑張らないと一正面(中国)にすら勝てなくなるから。
597
先月出揃ったバイデン政権の戦略文書を見ても、基本的な安全保障環境認識は、トランプ政権時代の厳しい見立てを踏襲...というよりむしろ悪化していて、良くなった要素が何一つない。
598
Jアラート含め、ミサイル防衛への期待値は正しく持ちましょう。ミサイル防衛は100%の防御・安全を保証するものではありませんが、ないよりマシです。日本が今日に至るまで何もせず丸裸の状態であったならば、日本は北朝鮮から常に恫喝を受ける可能性があり、それに屈するしかない状態に陥っていた。
599
「もっと早くアラートを出せないの?」
→出せます。ミサイルが発射された瞬間に、日本全国にJアラートを出すということでいいなら出せます。
「もっと正確な落下位置がわかってからにしてほしい」
→落下位置はミサイルが地上に近づくほど絞り込めますので、弾着の直前でいいなら情報は正確になります
600
これは影武者ですね
[深層NEWS]プーチン氏の「核の脅し」、小泉悠氏「使用するまでが一番効果ある」 : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/world/20221007…