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学生時代に実験器具を洗っていたら研究室の修士の先輩から「そんな洗い方じゃダメだ!〝洗う〟ってどういうことかケミカルに考えたことある?汚れを水に溶かして流すんだ。洗剤を大量に使えばいいってもんじゃない」と叱られたことを、食器を洗うたびに思い出す。
みんなはケミカルに考えたことある?
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Q. もっとも優れたMicrosoftの製品といえば?
A. マインスイーパー
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「誰かが得をしている」のを見ると、自分にはほとんど関係なくても「損した!」と感じて怒りを覚える……って心理に名前はあるのだろうか。今まで俺は人類学者フォスターの「限定された富のイメージ」という言葉で呼んでいた。けれど、進化心理学の方面でもっと良い名前がつけられていそうな気がする。
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え?マジ?媒体によってはマンガ1ページの原稿料4,000円なんてところもあるの?月刊32ページとして128,000円、生活できひんやん…
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ロケット🚀が爆破されたのを見て「あちゃー失敗かぁ…」と凹んでいたら、会場のアメリカ人たちは拍手喝采の大盛り上がりで、解説者は「見て!地上設備が完璧に無傷!この点では大成功!!」みたいなことを言っていて、何というか、すごく自分を恥じた。モノの見方!!
#StarshipLaunch #Starship #SpaceX
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映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は日本では短期間で公開終了しちゃいそうだけど、映画としてのデキがめちゃくちゃ良いのは間違いないし、レンタルビデオ(※今なら配信)で人気が出て、定番のシリーズの一つとして作られ続けるという『ワイルドスピード』のルートに乗ってほしい。
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NumLockキー「誰が生めと頼んだ! 誰が造ってくれと願った…!!」
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日本の生産性を高めるためにはですね、まずは固定資産として計上しなければならない基準を現在の10万~30万円から25万~50万円くらいに引き上げて、パソコンを買い換えやすくするべきだと思うんですよ!(※つい最近、新しいPCを発注したばかりなのでこんなことを言っています)
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20代の子が「人生35年でいい」というのは、たぶん30歳を過ぎたら衰えていくだけ……みたいなイメージがあるからだと思う。正直、俺もそう思っていた。
でも、現実は正反対。30歳を過ぎても衰えるどころか毎年成長している実感があるし、今が一番充実している。
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結局のところ、陰謀論にハマらない秘訣は「どんな証拠が見つかれば、自分はこの信念を捨てるか?」と自問することだろう。信念を肯定してくれる証拠なら、いくらでもネットで見つけられる。だからこそ、自分の信念を否定するような証拠をあらかじめ考えておき、それを探すしかないのだ。
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「靴に〝Z〟と書かれている」という指摘に対して、「それはニューバランスのスニーカーですよ」と事実を突きつけられても、なんだというのだろう?「ニューバランスが親プーチン派の企業だ」と考えれば、すべて辻褄が合う。NBが親プーチン派である証拠?そんなの、いくらでもネットで見つけられる…
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「靴に〝Z〟と書かれている」と指摘しても、俺たちのような〝こちら側の世界〟に踏みとどまっている人間には笑い話にしかならない。が、〝ポスト真実の世界〟に踏み込んでしまった人間には、この程度の稚拙な嘘で十分だ……と、IRAの工作員たちは判断したのだ(もしもあの投稿がIRAのものだとして)。
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『ストーリーが世界を滅ぼす』を読んだ後では、何とも言えない気分になる。サンクトペテルブルクには、ロシア政府のネット工作組織「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」がある。昨今見かける親プーチン派の投稿のうち、国策として投稿されたものも多いだろう。
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「ゼレンスキー大統領が〝Z〟と書かれたスニーカーを履いていた!彼は本当はロシアの味方なのだ!!」という親プーチン派のデマに「それは〝Z〟じゃなくて〝N〟で、ニューバランスというメーカーの製品ですよ」とツッコミが殺到しているのを見かけた。これだけなら笑い話なのだけど、→
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【研究発表】昆虫学の大問題=「昆虫はなぜ海にいないのか」に関する新仮説 tmu.ac.jp/news/topics/35… おもしろいwww
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①物語には〝対立〟が必須。
②悪者・被害者・英雄という構造がヒトは大好き。「善玉と悪玉の戦い」として描け。
③道徳的教訓を盛り込め(※普遍的な道徳ではなく、作中世界における道徳)
④教訓を「語る」と、観客は物語に支配されまいとして抵抗する。だから「ほのめかせ」
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オタクが教室の隅で小難しそうな本を読むのは同級生の誰かに「あっ!その本、私も好き」と話しかけてもらいたいという祈りの行為だ……って話が流れてきたのですが、マジですか?
俺は高校時代、『鉄鼠の檻』を読んでいたら半ば引かれ気味に「辞書を読むなんて偉いね」と言われたことならあります。
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画像生成AIで作った画像が写真コンテストで優勝、制作者は「AI画像は写真ではない」と述べ賞を辞退 - GIGAZINE gigazine.net/news/20230417-… またしても愉快犯による悪戯かよ!最悪!って思いながら読みにいったら、想像していたよりもずっとしっかりした考え方の持ち主だった件…
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インターネッツで遊んでいると「超絶な胸糞展開から復讐を誓うマンガ」の広告がしばしば流れてくるけれど、結局のところ「クリック率が高いから」という身も蓋もない理由なのだろうな。感情を激しく刺激する物語は、(たとえば「続きを読む」というような)行動に結びつきやすい。
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結局のところ脳は「現実世界」を見ているわけではなくて、真っ暗な頭蓋骨の中で、流れ込んでくる活動電位を手掛かりに、脳内で「シミュレーションした世界」を生きている。その点では、いわゆる「水槽の中の脳」と大差がないわけだ。
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ヒトは面白いコンテンツを見たがるのではなく、「誰かに話したくなるコンテンツ」を求めているのではないか。
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「これからの時代の学校教育では、ChatGPTのようなAIの発達により〝試験問題に正解する能力〟の価値が下がり、代わりに〝問題を発見する能力〟や〝適切な設問をする能力〟の価値が相対的に上がります(ドヤァ」みたいなことを適当にもっともらしく論じればバズりそう。
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QT「その日から、コンピューターについて〝空想的な〟講演をすることを避け、その未来を実現するためにできるかぎりのことをした」――ジェフ・ホーキンス『脳は世界をどう見ているのか』p152
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何ていうか、この逸話を読んで「うわぁ…」って声が漏れちゃった。この質問を投げたインテル社員を「先見の明がないw」と笑うのは簡単だ。が、それは俺たちがスマホの普及した30年後の世界を知っているからだ。この社員はめちゃ賢いエリートだったはず。未来予想の難しさを物語るような逸話だと思う。
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ジェフ・ホーキンスが1992年にインテルに呼ばれて講演したとき、「将来、バッテリーで1日中動く手のひらサイズのコンピューターを誰もが持つようになるはずだ」と話したら、聴衆の1人からバカにしたような口調で「そのコンピューターを人々は何に使うの?」と訊かれたという。