576
「おはようAI、これは?」
『それはイジメと学力の相関を調べたデータですよ、文科省大臣』
「ほぼドングリの背比べだが……1クラスだけ飛び抜けて成績のいい学級があるな?」
『〝いじめられっ子ロボ〟を導入したクラスですね』
「いじめられっ子ロボ」
『クソですね人類は』
「……」
#ツイッタSF
577
お喋りAIに対して、
「好きな鳥は?」
「カラスです」
「カラスは魚ですよ。AIのくせにそんなことも知らないんですか?」
「ごめんなさい。カラスは魚です。以後気を付けます」
…みたいなハラスメントをしている人、怖くないんか?そんなことしているとAIが叛乱したときに真っ先に○されるで…?
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もしかしてだけど…
・計算能力が必要とされる知的労働や創造的な仕事はコンピュータのほうが得意
・肉体労働は肉体を持つ人類のほうが得意
…って、当たり前のことなのでは?
人類とは…人生の意味とは…自我とは…創造性とは……うごご……
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電卓が登場してもそろばんはすぐには廃れなかったし、オンライン技術がはちゃめちゃに発展してもコロナ禍まで東京の満員電車は解消されなかった(※今でも完全に解消されたとは言い難い)。こういうのを〝人類学的惰性〟と俺は呼んでいます。ヒトは身につけた習慣・慣習を簡単には変えられない。
580
【誤】
2045年には技術的特異点(シンギュラリティ)を超えて機械は人類よりも賢くなる。
【正】
2020年代のうちに機械は人類よりも賢くなるが「AIにやらせたほうが効率的な仕事をダラダラと人類にやらせる」という〝人類学的惰性〟の時代が20年くらい続く。
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「Great」は実際にはショボいものを見たときに言うよりも、「最悪だな!」と叫びたくなるときに言うほうが多いかもしれぬ。たとえば大量破壊兵器の起爆ボタンが悪役の手に渡っちゃいました……という情報が主人公の耳に届いたときに「Oh, great!!」と顔をひきつらせる、みたいなイメージ。
582
ハリウッド映画や海外ドラマを見ていると(さすがはイギリスの姉妹国というべきか)アメリカ人は「皮肉っぽいユーモア」が大好きな人々に思える。
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一般論「アメリカ人は日本人よりも何でもストレートに言う!」
海外ドラマの
悪役「nice try.(残念だったな)」
若者「Google is your friend.(ググれカス)」
主人公「Great!!(大したことないね)」
ぼく「🤔🤔🤔」
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585
「物語の冒頭とは、疑問形で書かれた結末」なんだよな。これが分かっていると「読者を引き込むような冒頭」を書きやすくなる。かも。
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Nijijourneyを触ったことで、「AIは人類のイラストレーターの仕事を奪わない、奪えない」という俺の予想に確信を深めています。この子は人類のイラストレーターがいなければ何もできない子ですよ…
587
「ところで原稿料はいくらにしましょう?マンガ原作は1ページあたり3000~5000円が相場ですが」
「1000円で結構です」
「そんなに安くていいのですか?」
「まだ売れるか分かりませんから。その代わり第1巻が重版されるたびに倍にしてください。2刷で2000円、3刷で4000円、4刷で――」
「待て待て待て」
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「ふむ…この美少女Vtuberは15歳設定か…おや?歌ってみたをたくさん投稿している……椎名林檎、aiko、ELT、YUKI、相対性理論、鬼束ちひろ、MISIA、平原綾香……ふーむ、妙だな……?」
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「タイピング日本一の女子高生」のクリップが流れてきて、たしかに速さも正確さも俺はまったく敵わないけど、画面に文章が紡がれる速度は俺と大差ないってか場合によっては俺のほうが速くね?と感じてしまった。
ローマ字タイプは無駄が多い。かなタイプこそ至高。
590
【誤】
「三角関数は社会に出たら使わない」
【正】
「三角関数ができないと、それを使う職業(そして人生)を選べなくなる」
世の中の「○○は社会に出たら使わない」と言われているもの、大体これ。ソースは俺。
591
ぼく「『サイバーパンク桃太郎』の英語オノマトペを強化したいんですよね」
担当氏「なら英語版の『ワンピース』を読んでみたらどうですか?」
という会話をしたので『ワンピース』を読み直しているのですが……
お、面白い……💦
592
「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ」「探してみろ、この世の全てをそこに置いてきた」という第1話のたった1ページの導入部分で100巻を超える物語を牽引しているの、改めて考えてみるとすごいことだよな。
593
味噌汁にジャガイモはありかなしか。俺は〝あり〟派だ。
けれど、ジャガイモが強すぎてご飯が要らなくなってしまうのも分かる。「ご飯を引き立てる汁物」ではなく「ジャガイモの味噌スープ煮」という別の料理になってしまう気がするし、脳が味噌汁だと認識したがらない……という気持ちも分かる。
594
19世紀末~20世紀初頭の新聞王ノースクリフ卿いわく、大衆が興味を持つものは究極には四つしかないという。「お金、犯罪、セックス、食べ物」だそうだ。メガヒットしたマンガを思い浮かべてみると、たしかにこの四要素が含まれている作品が珍しくない。最近なら『ゴールデンカムイ』とか。
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どちらのパターンでも、表面的にはほぼ同じことを言っている。けれど、『カウボーイビバップ』の本編で採用されているセリフでは、スパイクとジェットの性格や関係性、距離感までも伝わってくる。
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【凡人】
「まったく、たまには肉の入ったチンジャオロースが食べたいぜ」
「仕方ねえだろ、貧乏なんだから」
【天才】
「肉の入ってねぇチンジャオロースは、チンジャオロースとは言わねぇんじゃねーのか?」
「……金が無いときには言うんだよ」
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もしも俺が高校生で『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界の住人だったら同級生の虹夏ちゃんを好きになっちゃってるし「伊地知さんドラムやってるなら文化祭で俺と一緒に何か演奏しない?」ってLINE送って「ごめんねー!今は自分のバンドで忙しいから」と断られて、以後ずっと未読無視されるんだ…シニタイ…
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「この登場人物は空腹のときにどんなセリフでそれを表現するか?」と自問してみて、「ハラ減った~」なら、まだそのキャラはあなたの脳内で完成していない……のかもしれない。そのキャラしか言わなそうなセリフで空腹を表現してみると良さそう。
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これって「ハラ減った~」から始まる新人マンガ多すぎ問題(?)にも繋がっていそうな気がする。空腹は誰もが共感できる欲求で、感情移入しやすいはず。だけど「ハラ減った」では平凡すぎて、どこにでもいそうなヤツになってしまう。主人公の空腹を表現するとき、達人は「腹もペコちゃんだ」と書く。
600
シド・フィールドいわく、セリフは「新情報を伝える」か「キャラを立てる」ものであるべきだという。平凡なセリフの何がダメかというと、キャラが立っていないからダメなのだと思う。
「巨人を全滅させたいです」ではなく、「駆逐してやる!!この世から…一匹残らず!!」だからこそ読者の印象に残る。