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登園してきた女の子(5歳)が「きょうね、すっごく ねむたくて ほいくえん やだなぁって おもったんだけど、せんせいに あえるから がんばって なっとうごはん たべてきたんだ!」と満面の笑みで言った時、こんな些細な一言でこんなにも幸せな気持ちになれるんだなって感じた。ありがとう。
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男の子(4歳)が好きな女の子(4歳)に「じゃんけんしよ!ぼくが かったら てぇ つないでね!ぼくが まけたら ギューしてね!」と言っていて「(何それ…無理矢理すぎ…)」と思っていたら、女の子が「じゃあ あいこ だったら チューね」と言い出したので、僕も真似しようと思う。
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園庭での鬼ごっこで、僕が「捕まえちゃうぞー!」と追いかけているのに、男の子(3歳)が逃げないので「どうして逃げないの?」と聞いたら、「だって、きっと やさしい おにも いるもん。にげたら おにが かわいそう」って。イメージで決めつけないその心が素敵だなと思った。でも捕まえた。
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男の子(3歳)に「どうして しずかに するとき おかあさんゆびで『しー!』って するのかな?」と聞かれたので「どうしてかなぁ?」と聞き返したら「おかあさんが おくちに『ダメよ』って おこってるんじゃない?」って。面白い目の付け所だし、返しも秀逸。子どもってすごい。
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男の子たち(3歳)と戦いごっこをしている時に「くらえー!」と新聞紙の剣で斬られたので「ぐあああ!」と倒れた後、何をされても死んだふりをして助けてくれるか試したら、「やさしい せんせい だったね」「うん」と諦めムードが漂い、最後は「いこ」と放置されたので泣いた。
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散歩中に女の子(3歳)がグズり始めたので、僕が「疲れた?」と聞いたら「せんせいが プリキュアに へんしん したら がんばる」と謎の回答。しかし、それで歩いてくれるならと「キュア!先生!!」と人通りの多い中大ジャンプを決めたら「ふん」と鼻で笑って歩き始めてくれた。代償は大きかった。
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散歩中、白のソックスを履いた女子高生と、紺のソックスを履いた女子高生の2人組を見た男の子(4歳)に「せんせい もんだい。なんで くつしたの いろが ちがうでしょうか?」と聞かれたので「なんで?」と聞き返したら、「しろい ほうが えらいひと なんだよ!」って。そうだったのか。
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昼食中、女の子(5歳)に「せんせい、チュウするとき どんな おかお?」と聞かれて「え!?目を瞑るんじゃない?」と戸惑いながら答えたら、「やって!」と言われたので目をつむり、照れながら「もういい?」と言って目をあけたら、僕のお皿に食べたはずのブロッコリーが復活してた。プロの犯行。
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散歩中に園への帰り道で、女の子(5歳)が「きょうは とおまわり しちゃおっか?」と言うので「何それ!」と笑っていたら、園に着く直前になると、今度は帽子を隠しながら「せんせい、こうえんに ぼうし わすれたかも!」って。もう何それ、可愛すぎ。
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小学生のお兄ちゃんがいる女の子(5歳)に「せんせい、『ねっちゅうしょう』って ゆっくり いって!」と言われたので「(お兄ちゃんに教えてもらったんだな。可愛い)」と思いつつ「ねぇちゅうしよう」と言ったら、「びょういんに いってください」と言われたんですけど、いったい何なんですかね。
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床に座っていた僕の肩に顎を乗せながら、女の子(5歳)が「ねぇ せんせい、わたしのこと すきー?」と聞くので「大好きだよー」と答えたら、「じゃあ あたま よしよし して?」って。頭を撫でてあげると「よし、これで おむかえまで がんばれる!」と笑顔。その笑顔で僕もお仕事頑張れるよ。
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昼食中に男の子(3歳)が今にも泣きそうな顔をしながら「せんせい…ごめんなさい…」と言うので「どうしたの?」と聞いたら、デザートのぶどうを指差しながら「ひとつ たべちゃったの…」って。あまりの可愛さに笑いを堪えていたら「あまくて おいしかった…」と言ったのでもう抱き締めた。
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女の子(5歳)が「ピーポーピーポー!せんせいを たいほ します!」と僕に抱きついてきたので「先生悪いことした?」と聞いたら「ほかの おんなのこと あそんだ!でも いっぱい てぇ つないで くれたら ゆるします!」とモジモジしながら手を出してきた。こんなに可愛い手錠はない。
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男の子(3歳)に「せんせい!たべられない パンって なーんだ!」と嬉しそうに聞かれたので「(なぞなぞ覚えたんだ!可愛い)」と思いつつ「うーん、何だろ。分からないなぁ」と答えたら、「ぶー!ピザ じゃなくて ひじ でしたー!」って。待って、何かいろいろ混ざっちゃってる。
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お昼寝中、男の子(5歳)が突然ブワッと起き上がったので「どうしたの?怖い夢でも見た?」と聞いたら、とても驚いた顔をしながら「せんせいが けっこん しようと してた…」って。どんな夢見てるんだよ。というか結婚したら驚くのかよ。
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園の天井に備え付けてある扇風機を首振りモードでつけていたら、男の子(3歳)が「ぎゃあ!」と泣き始めたので「どうしたの?」となだめたら「こわいー!おいかけてくるー!!」って。確かに男の子が逃げる先へ図ったかのように首を振っていた扇風機。リモコンでやっつけてあげると笑顔。可愛い。
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女の子(5歳)に「ファーストキス しちゃった!」と照れた顔で言われたので「初めてチュウしたんだ!」と言ったら、「あー、○○くんとは はじめて。ほかの おとこのこ とは したことある。けど ないしょね」って。女の子って恐ろしい。
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昼食中、女の子(5歳)が「せんせいが アーン してくれなきゃ たべられないかも しれない…」と言うので、「甘えん坊さんめ。一口だけね」と言いつつご飯を口へ運んであげたら、真っ赤な顔で「もう ひとくちって いったら きらいに なっちゃう…?」って。嫌いにならないよ、甘えん坊さん。
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おやつ中、女の子(5歳)が急に真顔で「せんせい」と呼ぶので「なぁに?」と聞いたら「せんせい あのね?けっこんは あいてが いないと できないの。ひとりじゃ できないの。わかる?せんせい かわいそう…!」と泣き出したんですけど、泣きたいのは僕なんですよね。
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男の子(5歳)が「せんせい いつも わらってるけど、わらわないとき ある」と言うので「(気をつけよ…)」と思いつつ話を聞くと、「ぼくが かめんライダーに なりたいって いうと、ママとか ほかのせんせいは わらうけど、せんせいは わらわない。うれしい」って。だって真剣な夢だものね。
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女の子(2歳)が「ちぇんちぇい、おいがみ できうよ(先生、折り紙できるよ)」と言うので「すごーい!やってみて!」と言ったら、茶色い折り紙をなんとかやっとで輪っかにすると「できた、ちくわ」って。何だそれ、可愛すぎにも程がある。ちくわ。
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朝、女の子(5歳)が泣きながら登園してきたので「どうしたの?嫌なことあったのかな?」と聞いたら、「だってね…わたしが ほいくえんに きたら ママが おうちで ひとりに なっちゃうから…」って。どれだけ優しい気持ちの持ち主なの。
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女の子(5歳)に「せんせい、だいじな おはなしが あるから、ないしょで えほんのたなの ところに きて」と言われたので、絵本棚の前に行くと、「この えほん だいすき なの…だから、あとで よんで くれる…?」って。そんなお願いしなくても読んであげるよ。
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お誕生日会の時、みんなの前で男の子(5歳)に「好きなことは何ですか?」とインタビューしたら、『好きな子は何ですか?』と聞き間違えたらしく、物凄い赤い顔で「○○ちゃんが だいすきです!!」と言い放ったのが可愛すぎた。告白された女の子は職員の後ろに隠れてた。何この青春。
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お昼寝中、トントンしている女の子(3歳)がなかなか寝付かないので「眠くないのかな?」と聞いたら「せんせいが ねてるところ みたいの。だから ねないの」って。みんなが寝たあと僕も寝ると思ってるみたい。しばらく頑張ったあと寝てしまった。先生はみんなのパパとママにお手紙書いてるんだよ。