この場合、(危険すぎて撮影する民間人がいないため)映像に出ていない東側最前線は、僕らがSNSで見ている以上の惨禍に陥っている可能性は十分にあります
ハリコフはすぐ陥落するという事前の見立てからすると、今でもハリコフが露に占領されていないのは、相当な防御陣地(+士気が高い部隊)が構築されていることは間違いなさそう。 露側も1TAが展開しているということは、ハリコフ付近が主攻撃正面ではないかと思うのですが、それを退けているわけなので
ウクライナに供与されたジャベリン、2km近い射程の上に、射撃後は撃ちっぱなしで敵車両まで勝手に誘導してくれる(しかもトップアタック)ので、射手は逃げやすいし撃たれたら対処する方法がほとんどないという、攻撃側にとっては非常にやっかいな兵器ですよね
特にウクライナ東部は開けた地形のところが多いので、供与されたジャベリンが防御に役立っているというのも理解できる話ではある
たしかにウクライナはロシアに対して善戦しているように見えるんですが、「ウクライナが勝てる(現状変更を許さない)」かというと、個人的にはかなり悲観的ではあります
特に南側と北側からのロシアの戦線拡張で、東側前線への補給が遮断されたらかなり厳しいことになるのではないかと(今MSRがどう繋がっているのかは具体的には不明ですが)
さらにこれまで出ている限りの情報では、ロシア軍のEW能力や火力支援が十分に発揮されているようにはどうしても見えないわけで(民間への被害を避けるため?)、そのバーが取り払われることがあればさらに戦闘はエスカレートする上に、ウクライナにとって更に厳しい環境になりそうです
あとここまでのエスカレーションを行うのであれば、限定的な核攻撃に関しては最初からオプションとして一定連続的に組み込まれているのではないかと思ってしまう(プーチンにとっては現状変更できないことがもっとも大きな損失となるので)
ロシア軍が戦略レベルから戦術レベルまで初歩的なミスを犯していることについて、開戦直前まで侵攻を一部の将官しか知らされていなかったのも要因ではないか、という説。。 twitter.com/RALee85/status…
すごく単純に言うと、ロシア軍の各部隊あたりの歩兵の数って米軍の2/3しかいない(分隊単位でいうと9人と6人)ので、都市部で1個1個建物を掃討していくような市街戦を行うにはあまり適していないのではないかと思っています
だからこそ陸軍ではなく、国家親衛軍の車両がキエフの市街地に突っ込んだりしていたのではないかという予想。
なので、本当にロシア陸軍が全力を出して敵対的な市街地に攻撃を行うとしたら、砲火力を最大限に発揮した戦い方をすることになる(せざるを得ない)のではないか。。そしてそれは、民間を含む都市にとんでもないダメージを負わすことになるわけですが
しかし、これだけロシア軍の損失や位置がSNS上に広まっているのと比較して、ウクライナ軍のものがほとんど見られないのは、ウクライナが情報戦(あるいはプロパガンダ)でかなり優勢なことを示してますね。 特にウクライナ軍の配置は本当に秘匿されてるように見えるのがすごい。
ということはつまり、SNS上の僕らが見る画像は基本的にウクライナ側有利に見えるようになっている「偏った」ものなわけで、そこから単純にロシア軍が不利だという結論を出すのは、大きなバイアスを孕んでいるのではないかと危惧しています。
やはり今後の懸念はロシア軍がここまでの戦訓を生かし、本来の教範通りの戦術に立ち返って、市街地を含む全戦線で火力(砲撃、空爆...)を最大限使った攻勢を仕掛けるのではないか、という点。 すでにハリコフからの一部映像ではその兆しが見えるのも悲しいことではある washingtonpost.com/world/2022/02/…
やっぱりロシアの弾道ミサイル、あまり精度がよくないように見えてしまいますね。あと本気でこの空軍基地を使えなくしたいのであれば、純粋に着弾した数が少なすぎる twitter.com/Cen4infoRes/st…
ロシアのウクライナ侵攻について、かなり詳細に軍事面の状況を毎日まとめているYoutubeチャンネルを見つけた。全般状況から東西南北各地域のより詳細な戦況まで、これ一本見るだけで現状ウクライナがどうなっているのかが分かりますね。。 以下最新動画のリンクです youtube.com/watch?v=fVhwak…
ちなみにチャンネル名が"S2 Underground"なんですが、S2って軍隊内の情報幕僚を指す略語なんですよね。つまりそういうバックグラウンドを持った人が作ってい(以下略
@rockfish31 一発目は直撃してるっぽいですが、ビクともしてないのがなんとも。。 twitter.com/NotWoofers/sta…
これは、、、 弾速的に戦車主砲(もしくはBMP-3の100mm砲?)のHEだと思いますが、よく撮影してる人は無事でしたね。。 twitter.com/ELINTNews/stat…
今後ウクライナの市街地での戦闘に戦車が用いられるということは、つまりこの映像みたいなことがそこら中で起きるということと同義です
これは興味深い。ロシア軍が暗号化されてない通信(HF)で様々な通信をしていて、それが全て民間の愛好家や情報収集してるユーザーによって逐一録音・記録されているという話。 場合によってはロシア軍の通信に民間人がジャミングかけたりして、部隊間で連絡が取れなくなることもあるらしい。。 twitter.com/sbreakintl/sta…
今までロシア軍ばかりでウクライナ軍の情報があまり出てない気がするんだけど、battle orderの動画がとてもよい資料なので概観だけ上げておく。 まず、ウクライナ軍内は4つの作戦コマンド(東西南北)に分かれていて、それぞれ同じ規模の支援部隊を持っている。 (from: youtu.be/U26SNwTH8p0)
戦闘部隊の基本単位は旅団で、各作戦コマンドあわせて2つの山岳旅団、9つの機械化旅団、2つの戦車旅団(+独立戦車大隊)と4つの自動車化旅団を持つ。 クリミアに近い南部作戦コマンドはほぼ自動車化の軽い編制が主の反面、首都を含む北部作戦コマンドは戦車旅団を含む重編成。
これに加えてウクライナは6つの空中強襲旅団(ヘリコプター)と、1つの空挺旅団を持つ。多分これらの部隊はかなり機動的に運用されていると推測。 例えば95th AABの一部は南部作戦コマンドにいるっぽい。