本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(リツイート順)

976
「どんな服装をしていても、どんな時間にどんな場所にいたとしても、相手が知らない人であろうと友達であろうと、性暴力被害に遭っていいはずはないのです。悪いのは加害者。こんな当たり前のことを、改めて言わなければならないなんて、おかしいと思いませんか。」(『わたしは黙らない』P65)
977
11月28日は、社会人類学者・レヴィ=ストロースの誕生日。 「歴史はつねに何かのための歴史である。歴史は不偏公正たらんと努めてもなお偏向性をもつものであり、部分的であることは免れ得ない。そのことがまた偏向性の一つの様態なのである。」(大橋保夫訳『野生の思考』みすず書房、P308~309)
978
「優しさを不可能にしている制度というものがある。そのような、人間が優しくあることを不可能にする仕組みや制度と闘っていくということが、私は社会的に優しい人間の条件だろうと思います。」(大江健三郎『生き方の定義』岩波書店、P13)
979
「無邪気な冷笑家は、世界よりも冷笑そのものを愛している。世界を守る代わりに、自分を守っているのだ。わたしは、世界をもっと愛している人びとに興味がある。そして、その日ごとに話題ごとに異なる、そうした人たちの語りに興味がある。」(『それを、真の名で呼ぶならば』岩波書店、P80)
980
「図書館ができても、書店のお客さんは減りません。今まで、本を買ってまで読む習慣がなかった人も、公共図書館を無料で利用することで、本に親しむようになると思います。本を読む楽しさ、便利さを知った市民は、書店へも足を運ぶようになるでしょう。」(田中共子『図書館へ行こう』岩波書店、P117)
981
「「知ること」は、間違いなく、自分の身を守り、自分の将来を切り拓くための武器となります。日本では全然報じられていないことを見つけたら、それがなぜ日本では報じられていないのかを考えるのです。気づいていないのか、それとも、あえて報じないのか」(内藤正典『プロパガンダ戦争』P266)
982
「ロックンロールの女王」歌手のティナ・ターナーさんが死去。ご冥福をお祈りします。 「人生の価値をもっとも高めるものは、自分自身の内にあります。一人ひとりが自身の成長を目指して努力すること、そのこと自体に、平和も安穏もあるということに気づいたのです。」(『ハピネス』論創社)
983
「人生とは不思議なものだ。一生懸命働いているのに、なぜか充実感より、空虚さの方が強いときがある。また反対に、失敗続きで、貧乏で、明日がまったく見えないのに、空虚さは感じず、自分の生を強烈に感じて充実しているときもある。」(綿矢りさ『憤死』河出文庫、P165)
984
「他人に注意する者は、それが正しい要求であると信じていればいるほど、覚悟しなければならない。自分はいまたいそう傲慢な行為に出ているのだから、無傷で相手を動かすことができるというおめでたい期待などしてはならないこと、を」(中島義道『カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ』新潮社、P94)
985
「言葉が多すぎる  というより  言葉らしきものが多すぎる  というより  言葉と言えるほどのものが無い  この不毛 この荒野  賑々しきなかの亡国のきざし  さびしいなあ  うるさいなあ  顔ひんまがる」 (谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』岩波文庫、P202)
986
「解決すること、答えを早く出すこと、それだけが能力ではない。解決しなくても、訳が分からなくても、持ちこたえていく。消極的(ネガティブ)に見えても、実際には、この人生態度には大きなパワーが秘められています。」(帚木蓬生『ネガティブ・ケイパビリティ』朝日選書、P200~201)
987
「揖保乃糸」について。 「素麵は小麦粉を原料とし、6世紀以上にわたり、播州(現在の兵庫県南西部)でよく食べられてきた。初めて素麵の名が出てくるのは、兵庫県揖保郡の斑鳩寺で発見された1418年頃の写本であり、素麵は江戸時代(1603~1868)に入って人気が出た。」(『パスタと麵の歴史』P146)
988
8月5日は、女優マリリン・モンローの命日。 「マリリンを特徴づける、吐息を漏らすような妖艶な話し方も、吃音が関係していた可能性がある。息を吐きながら話せばどもらない。若いときにセラピストにそうアドバイスを受け、試してみたら確かにどもらなかった。」(近藤雄生『吃音』新潮文庫、P18)
989
「自由とは、じつは獲得しようとするものであって、あたえられるものじゃない。自由をあたえられていると思い、自由を謳歌している気分になっているとき、その人々は本当は自由じゃない。」(巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』ちくま学芸文庫、P230)
990
「非のない人が理不尽に苦しめられるのを見るのは耐え難い。だが、そうした理不尽な世界に自分が生きていることを認めることより、目の前で苦しんでいる人に何らかの非を認める方が容易である。したがって犠牲者が苦しまなければならないのは、本人に非があるからだと考える」『いじめを哲学する』P87
991
「赤ん坊が大きくなるまで「育児」をママにまかせておいて、都合のいい時をみて教育者として登場しようなどというのは虫のいいはなしだ。一〇〇パーセントたよりになる人物だという信頼感がなかったら、家庭教育などというものがうまくいくはずはない。」(松田道雄『私は赤ちゃん』岩波新書、P13)
992
山内志朗が紹介する、論文執筆のための「言い換え」一覧。 (参照:『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』平凡社新書、P214)
993
「日本では人権が思いやりや他者への配慮という一人ひとりの意識や道徳の問題と捉えられているが、国際的に人権とは一人ひとりに与えられた権利であると同時に、国に課せられた義務と理解されている。」(谷口洋幸・文、『クィア・スタディーズをひらく 2 結婚, 家族, 労働』晃洋書房、P37)
994
プロレスラーのアントニオ猪木さん死去。ご冥福をお祈りします。 「プロレスは、ほかのスポーツと違って、ただ勝てばいいというものではない。勝つに越したことはないが、それよりも、いかに観客を喜ばせ、自分自身満足のいく試合をするかが命なのです。」(『最後に勝つ負け方を知っておけ。』P41)
995
「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。」「勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。」(太宰治『パンドラの匣』P19)
996
「わたしが本を読むのが好きなのは、楽しみであるのと同時に、「孤独」であることを肯定してくれるから。本を読んでいる限り、他人はわたしを放っておいてくれる。結果的にわたしの「孤独」は尊重される。」(中江有里・文、『誰かと暮らすということ』角川文庫、P214)
997
「言葉にできる女性をただ「強い女性」として見るのではなく、言葉にできない/しない女性のことを「弱い女性」と見るのでもなく、言葉にすることの痛みも伴った/伴っているのではないかと考えを巡らせる必要がある。」(安達朗子・文、『障害学研究17』明石書店、P24)
998
「したくないことは無理してまでするな。命じられたからとか叱られるというのではやるな。それより自分のしたいことをやりたまえ。人間の生きていく原動力は、そうした憧れと面白さと達成感からこそ生まれてくるものだ。」(毛利子来『生きにくさの抜け道』岩波書店、P38)
999
「無理をしなければ「わたし」が保てないのだとしたら、むしろその無理を続けることは極めて危険である。どこかでそのハシゴから降りなければならない。さらに無理をして、今よりも高くまで登ってしまえば、あとは破滅的に倒れるしかない」(稲垣智則『「ニセの自分」で生きています』明石書店、P63)
1000
「「病む」に関係した言葉に「うらやむ」があります。この場合の「うら」は心の意味です。あまり、人をうらやましがってばかりいると、自分にもいいことはありません。気をつけましょう。」(川嶋優『ちびまる子ちゃんの慣用句教室』集英社、P68)