本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(古い順)

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7月7日は、放送作家・永六輔の命日。 「難民がインチキだろうがなんだろうが、  助けてくれって言われたら助けるのが  人間じゃねェのかね」 (『一般人名語録』講談社文庫、P155)
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「私は義務教育は何をおいても、同級生を友だちと思えるように教えてほしい。同級生を敵だと思うことが醜い生存競争であり、どんなに悪いことであるかということ、いったん、そういう癖をつけたら直せないということを見落していると思います。」(岡潔・文、『人間の建設』新潮文庫、P120)
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漫画家の高橋和希さんが死去。ご冥福をお祈りします 「どんな理由があろうとも  人を傷つけ、殺し合う行為は  許されないことだと思います。  遠い未来、  ボク達さえいなくなってるかもしれない未来、  人類とか国境を越えて、  みんなが仲良く生きてたらいいのになぁ」 (『遊☆戯☆王』33巻)
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7月8日は、物理学者・朝永振一郎の命日。 「ふしぎだと思うこと  これが科学の芽です  よく観察してたしかめ  そして考えること  これが科学の茎です  そうして最後になぞがとける  これが科学の花です」 (江沢洋編『量子力学と私』岩波書店、P397)
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「イジられる側に「気にしても無駄」「自分に自信を持って」と言う人もいるが、どう考えてもイジる側に問題がある。身体的な暴力は加害者が罰せられて当然なのに、言葉の暴力は「気にするな」と被害者が言われるのはおかしい。」(アルテイシア『モヤる言葉、ヤバイ人』大和書房、P215)
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「伊藤博文が暗殺者となって殺したのは、二一歳のとき、塙次郎という国学者です。塙が、天皇退位の事例の典拠を江戸幕府から頼まれて調べていると聞きつけて、仲間ひとり(山尾庸三:注)といっしょに待ち伏せて、二人がかりで日本刀で斬り殺してしまいます。」(黒川創『暗殺者たち』新潮社、P157)
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「最も大事な点は、「人民がつねに主人」の立場であり、「議員は必ず人民に仕える人」の立場だということである。この関係を誠実に守り通していくことは、憲政を運用する上で最も大事なことだ。憲政の弊害のすべては、この関係の逆転から生ずる。」(吉野作造『憲政の本義、その有終の美』P188)
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「私たちはまず、自分の失敗だけは忘れてしまう忘却、自分のことはよく知っていると考える無知、そして歳月とともに自分はだんだん良くなっていると思う錯覚から抜け出さなければならない。それがまさに、自分の力で向上する道である。」(『目の眩んだ者たちの国家』新泉社、P48)
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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のものではない」(『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』P33)
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「右派や保守は「愛国」「日本を守る」「家族を大切に」などと唱えているが、霊感商法で日本国民に深刻な精神的・金銭的被害を与え、家族関係や人間関係を破壊してきた統一教会と手をたずさえているようでは、国民のコンセンサスは得られないであろう」(鈴木エイト:文『徹底検証 日本の右傾化』P351)
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「何か言うと「お前のは感情論だよ」という。感情論というとまるで悪いことででもあるように言う。しかしその人が理性の人であるならば、感情というものはどうして悪いのかということを、それこそ理性的に証明して貰いたい。」(福田恆存『人間の生き方、ものの考え方』文藝春秋、P44)
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「くよくよするというのは、少なくとも物事を考えている証拠です。ものを考えずに本能のままに生きる人のほうが、危険ですらあります。くよくよする独裁者、くよくよする通り魔なんてのは、めったにいません。」(パオロ・マッツァリーノ『続・反社会学講座』ちくま文庫、P63)
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「「多様性が大事」と思っていても、じつは人間の脳は「たくさんある状態」が苦手です。そして、「個性が大事」と思っていても、「バラバラにあるもの」が苦手です。人間は、目の前にあるものを、「できるだけ揃えたい」と思ってしまうのです。」(稲垣栄洋『はずれ者が進化をつくる』筑摩書房、P42)
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7月10日は、岩波文庫の創刊日。今後もお世話になります。 「岩波文庫 累計販売部数 ベスト10(1927年の創刊以来現在まで)」
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選挙において「棄権」が有効なのは、「適切な候補者がいない」という意思表示を、政治家側がきちんと危機感をもって受けとめる姿勢がある場合に限られる。「できるだけ投票に行ってほしくない」などと躊躇なく公言する政治家が存在する時点で、「棄権」はただの権利の放棄となって終わる。
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「多数者の賛成したことを最善と見做して、大勢の意見に従いたがる我々の性向くらい、我々を大きな災厄に陥れるものはありません。これではただ数に従うだけで、人生を理性の判断によって導くのではなく、模倣するだけだからです。」(セネカ・文、『ローマの哲人 セネカの言葉』P194)
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「自分が幸せだと思いたいのか、人から幸せだと思われたいのか、その区別ができていない人が多い、と感じます。自分が満足したいのか、人から羨ましがられたいのか。」(銀色夏生『私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない』P15)
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「もし、表情を完全にコントロールすることができれば、僕たちは表情を信じることができなくなる。だから、表情をつくる顔の中に、どうしても意思では制御できない部分が残っていないと、コミュニケーションの信号として機能が成り立たないということになります」(『「つながり」の進化生物学』P205)
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「投票」は、国民がリーダーを選ぶ作業ではなく、国民そのものがリーダーであることを確認する作業である。
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「選挙のとき以外、国民にとって政治が遠いものであるならば、それが本当に民主主義なのか疑問が残ります。選挙以外の日常的な市民の活動においてこそ、民主主義の真価が問われるはずです。」(宇野重規『民主主義とは何か』講談社現代新書、P5)
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当選して議員になる方に言いたいのは、今後の政治家生活において、一番奮闘したのが今回の参院選の選挙活動だった、ということにならないようにしてもらいたい。
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「言葉に責任を持たない人は、人間としてもっとも基本的ななにかを欠いています。どれほど資産や地位があっても、どれほど能力があっても、人間のあり方として失格な人をそれ以上頼ることはできません。そんな人と対話しようとしても失敗するのは目に見えています。」(『対話の技法』笠間書院、P75)
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「消費税が導入され、増税されて、それで国税収入が増えたかといえば、たいして増えていない。法人税を下げているからです。所得税の累進性をゆるめて、金持ちから取る税金を減らしたからです。」(斎藤貴男『ちゃんとわかる消費税』河出文庫、P139)
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7月11日は、漫画家・三浦建太郎の誕生日。 「人は同じ過ちを繰り返す様に見えるけれど 因果は決して円環ではない 螺旋なのです」(『ベルセルク』26巻、白泉社より)
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「民主主義国では国民が主人であり、国民の支払う税金で傭われ、国民から委託された業務を行う政府は、使用人の集団である。使用人が主人をだますのは、原則として、不正であり、民主主義の破壊である。」(加藤周一『夕陽妄語 2』ちくま文庫、P488)