本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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「インターネットが、歴史的噓が増殖するのを可能としている。というのも、インターネット上では、事実上、事前の検閲なしに、そして一切の制裁もなく、誰でも、どのような名前でも、そしてどのような内容でも投稿することが可能だからだ。」(リン・ハント『なぜ歴史を学ぶのか』岩波書店、P4)
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「日本では人権が思いやりや他者への配慮という一人ひとりの意識や道徳の問題と捉えられているが、国際的に人権とは一人ひとりに与えられた権利であると同時に、国に課せられた義務と理解されている。」(谷口洋幸・文、『クィア・スタディーズをひらく 2 結婚, 家族, 労働』晃洋書房、P37)
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5月9日は、哲学者・オルテガの誕生日。 「重要なのは、いつも同じ間違いを犯さないことを可能にしてくれる記憶、つまり間違いについての記憶なのだ。人間の真の宝は、間違いについての記憶、何千年もの間、一滴一滴上澄みを醸成してきた長い生の体験にある。」(『大衆の反逆』岩波書店、P53)
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5月8日は、哲学者J・S・ミルの命日。 「社会を構成する人々のうちの相当数が、先々を見越し合理的な配慮をして行動できないような、ただの幼稚な人間に育っていくのを社会が放置しているのであれば、その結果に対する責任は社会自体が負わねばならない。」(『自由論』岩波書店、P184)
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漫画家・さくらももこさんが「帝王切開」を決めた理由。 「ここはお互い楽にいこうじゃないか。子供が何のストレスも危険も負わずにこの世に出てこられるのなら私はお腹のひとつやふたつ切っても一向にかまわない。傷が残る事など何でもない。」(『そういうふうにできている』新潮文庫、P103)
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荒木先生の語る「ネッシー」。 「「謎」といえば、僕の若い頃はネッシーが代表的な謎だったんですが、「ネッシー、いないよな」という考えに落ちついたときに、漠然と「この世の終わりかな」と思いました。」(荒木飛呂彦「至高の悪としてのDIOの存在」『kotoba』2020年春号、P21)
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「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。」「勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。」(太宰治『パンドラの匣』P19)
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「おそらくはメディアの影響でしょうか、権力者に「お友達感覚」をもち、その人間性に過剰な思い入れを抱いてしまう。そして、権力者のすることに問題があれば批判するという当たり前の行為を「悪口」と感じてしまう。」(『茶色の朝』大月書店、P44)
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「過去の歴史について、日本に不都合なことを「なかった」と言い、日本は何も悪くないと語る本は、読んでいる間は日本人にとって心地いいものです。けれども、そんな安心感に身を委ねてしまうと、それと引き換えに大事なものを見失ってしまうのではないか。」(山崎雅弘『歴史戦と思想戦』集英社、P4)
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「高齢だから「老害」なのではない。学ぶことを忘れ、弱者に思いを寄せる謙虚さを失い、他者の尊厳を平気で踏みにじるようになったら、社会の害になる。年齢は関係ないことを肝に銘じたい。」(鳥飼玖美子『異文化コミュニケーション学』岩波新書、P137)
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「賢く見せることに一生懸命になるといろいろなところで辛くなるが、賢くないダメな面も最初から素直に出しておくと楽である。計算もなく素をそのまま出すと相手はマイナス面も含めて存在そのものを受けいれてくれる。」(桜井章一『努力しない生き方』集英社新書、P46)
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「パパとママが愛し合っていなくてもいいんです。一緒に住んでなくてもいいんです。それこそいなくたっていいんです。穏やかならばいいんです。不安定な状態でなければいいんです。それなりの事情がわかっていればいいんです。」(五味太郎『さらに・大人問題』講談社文庫、P67)
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「国会でつくる法律も、内閣が出す命令も、都道府県や市町村でつくる地域の決まりである条例も、すべて日本国憲法の下にあり、憲法に違反したら、成り立たないんだよ。」(『憲法って何だろう』小学館、P180) amzn.to/3ycW4Uj
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5月3日は「憲法記念日」。 「憲法とは、国が権力をふりかざして国民をひどい目にあわせることがないように、国の権力を制限し、国民ひとりひとりの人間としての尊厳を守るためのものなんだ。」(『憲法って何だろう』小学館、P20)
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『永遠のファシズム』(P48~58)の説くファシズムの14の特徴。 1 伝統崇拝 2 非合理主義 3 行動重視 4 批判の否定 5 余所者排斥 6 欲求不満層への呼びかけ 7 ナショナリズム 8 敵の力を把握する能力の欠如 9 反平和主義 10 弱者蔑視 11 死の賛美 12 男らしさ重視 13 ポピュリズム 14 言葉の乱用
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ストレスが溜まると見る「小鳥の世話をする内田百閒」。
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ある作家の全集を読破すると、その作家が守護霊になってくれる。
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「どちらの立場が正しいのかも考えず「なにもせずに正しい人」になろうとすると「どちらの側にも問題がある」と言いがちになります。やりとりの順番などに気をつけて、どちらが正しいのかを考えよう。」(森山至貴『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』WAVE出版、P29)
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書店で気になる本を見つけたとき、家賃・食費・光熱費のことが頭をよぎって、購入を断念する人が多い国より、書籍代を充分に確保できる経済的余裕があるため、迷わず購入できる人が多い国の方がいい。
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「被害者が、いじめられるのを拒否すると、多くの場合、加害者のほうが、このような「態度をとられた」ことに、独特の被害感覚、屈辱感、そして激しい憤怒を感じる。そして、全能の自己になるはずの世界を壊された「被害」に対して、復讐をはじめる」(内藤朝雄『いじめの構造』講談社現代新書、P79)
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「金カム実写化」で心がけてもらいたいこと。
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店先で素敵な言葉に出会った。 「お買い物とは、どんな社会に一票を投じるかということ。」
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経済的理由で大学院進学を諦めようとしている学生に対し、何回か教員や院生が「お金がないなら仕方がない。運も実力のうち」と言うのを目にした事がある。学生が自身で「運も実力のうち」と納得するならともかく、他人に向かって使う言葉ではない。数年間の大学生活を蔑ろにする言葉だ。
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大学で歴史学を専攻すると、所謂「歴史好き」の人と話が合わなくなる。
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「いじめをする人は何よりもいじめる相手に依存している。自分自身だけで満足できる(自足)ことを探す能力がなく、常に他人を必要とするわりに、他人に対して不自由なほど神経質である。」(津村記久子『二度寝とは、遠くにありて想うもの』講談社文庫、P30)